- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569798714
作品紹介・あらすじ
3人以上なら安心なのに、1対1のサシの局面になると、とたんに尻込みしてしまう人がいる。「会話が続かなかったら、どうしよう……」。もしかして、自分からおもしろい話を仕掛けないと間がもたないと勝手に思い込んでいませんか?▼大切なのは相手の話をうまく引き出すこと。質問しだいで、その人の意外な一面や知られざる魅力、思わぬ本音まで聞き出せる。しかも自分は1割も口を開かず、相手が気持ちよく自白する。▼「対談の名手」とも評される人気プロデューサーがはじめて公開、ラクしてトクする「省エネ質問術」。▼【内容】[心構え]相手に9割しゃべらせる/[つかみ]最初の2分で心のカギを開ける/[リラックス]気持ちよく話してもらう「お風呂理論」/[相づち]困ったときの「マジっすか?」/[ほめる]とにかく大げさがいい”ほめツッコミ”/[構成力]芋づる式に言葉を引き出し「物語」をつくる/[駆け引き]自白させてしまう「根回し力」
感想・レビュー・書評
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放送作家 おちまさとによるインタビューの心得
以下、公式の概要
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3人以上なら安心なのに、1対1のサシの局面になると、とたんに尻込みしてしまう人がいる。
「会話が続かなかったら、どうしよう……」。
もしかして、自分からおもしろい話を仕掛けないと間がもたないと勝手に思い込んでいませんか?
▼大切なのは相手の話をうまく引き出すこと。
質問しだいで、その人の意外な一面や知られざる魅力、思わぬ本音まで聞き出せる。
しかも自分は1割も口を開かず、相手が気持ちよく自白する。
▼「対談の名手」とも評される人気プロデューサーがはじめて公開、ラクしてトクする「省エネ質問術」。
▼【内容】
[心構え]相手に9割しゃべらせる/[つかみ]最初の2分で心のカギを開ける/[リラックス]気持ちよく話してもらう「お風呂理論」/[相づち]困ったときの「マジっすか?」/[ほめる]とにかく大げさがいい”ほめツッコミ”/[構成力]芋づる式に言葉を引き出し「物語」をつくる/[駆け引き]自白させてしまう「根回し力」
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部分部分では、なるほど確かにと思って読み進められるけど
最終的に自分でこれが実際にできるかと聞かれたら、それできりゃ苦労はねぇよと思う
私の場合、人が勝手に話しているのを聞くのは別にいいけど
その話を促したりするのは苦手
話したければ話せばいいし、話したくなければ話さなければいいと思うので
でも、どうしても質問しなければいけいない状況というのはある
なにがしかのテーマや語る内容があるならいいけど
その本人を深堀りしなければいけないという状況は結構困る
最近は何かと多様性やコンプライアンスなど、質問するにも気を使わなければいけない項目が多すぎて自分から何かを聞こうとは思わないケースが多い
結局は、相手がどんな話をしたがっているかを見抜けるかというところなのでしょうねぇ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「時間がもったいないからフラットに生きるんだ。」面白いなって思った。フラットが単なる頑固や、わがままにならない。それがおちさんの対話術。相手へのリスペクト、脱線を許して極限で聞きたいことを聞く構成力、話を聞いていたことを理解したことを提示する要約力…なかなかに身に付けるには努力がいりそうだ。だからこそ身に付けたときに強い武器になるのだろうけど。
「緊張=120%の力をだそうとしてるから。80%がいい。」は目から鱗だった。 -
“相手に9割しゃべらせる”などというと、あざとい感じで、どうかなと思うが、「誰のために」、「何のために」問うのかが明確で、問われた方が気持ちよく話して下さればWin-winだよね、と言うメッセージを本書から受け取った。「いい質問術とは、相手に多くを語ってもらうこと。そのため質問の数は、少なければ少ないほどいいのです。」など、当たり前のように思える言葉が響いた。読み終えた時、質問する側が己の巧みさに奢ってはならないなという考えがふと浮かんできた。
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結構前の本だけど、今でも大きく変わることはない内容だろう。
人に話を聞くときは、できるだけたくさん話してもらうのが得だ。なのについ、自分のことを語ってしまうことがある。
それを1割に抑え、相手に9割喋ってもらうために、相手にどう気持ちよく話してもらうか、ギャップやアップダウンを作るか。
相手にキャラを合わせず、事前の想定問答も作りすぎず、うまく質問をしていくテクニック。身につけたい。 -
あなたの話は楽しんで聴いていることが伝わるような表情をつくることも大切ですね。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99315274 -
時間の使い方、人とのコミュニケーションに対する構えなど、少し意識するだけで、大きく変わるなあと感じました。
尊敬の気持ちをもって質問する、というのが素敵ですね。 -
それほど印象には残らなかった。
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相手に9割しゃべらせる質問術
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そもそも何故「質問」なのか。如何なる人であれ、自分に見えているよりも深いものを持っている。それを知りたければ尋ねてみるしかない。その尋ね方の作法を教えてくれる本。
著者は「対談師」を標榜しているから、一見インタビューの技法にも見えるが、我々凡人にも応用範囲は広い。
自分のことだけ喋りたいのなら「質問力」は不要だろうが、相手のことを知りたいのなら、どう尋ねれば相手は心地よく話をしてくれるのか。[more]
それは偏に「心地よくさせる」に尽きる。
それはヨイショするということではない。ヨイショはすぐに見透かされてしまうだけでなく、不用意な質問で相手を怒らせてしまう地雷を含んでいる。質問を投げかけるには、相手を尊敬し、理解しようとする前提がなくてはならないし、それが根底にあれば何ら心配する必要もない。
対話に於いて人が心地よく感じるのは、自分が喋りたいことに水を向けてくれることと、自分で気付いていなかった自分の魅力を呈示してくれること。それから、自分の話をちゃんと聞いてくれ、理解してくれているのだという印象を持ってもらうこと。
その効率的な技法を教えてくれる。
若い時分、人を見下していた。あの頃この本に出会っていれば・・・でも、その頃だったら、「しょーもなー」と投げ出していたかもしれないな。