むかし僕が死んだ家

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 484
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575231892

感想・レビュー・書評

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  • かれこれ25年ほど前に出た東野作品、やはり上手いなぁと思った。ただ起 承 転まではさすがの運び だったけど結が物足りなかった感じ。それでも終わりまで一気に読みました♪
    わずか二日間のストーリーですけどハラハラドキドキさせてくれるので頁を繰る手が止まらなかったです。

  • ≪県立図書館≫

    面白かった。
    読みながらも、自分の頭の中で一つ一つの点をつなげて、推理しながら読んだ。
    当たっているところもあったし、えーそういうことなの、と驚かされることもあった。
    しかし、なかなか大変な人生だ。
    過酷だ。

  • 実際に登場する人物はほぼ2人。場所もほぼ一か所という小説としては、かなり特殊な設定ではなかろうか。
    さて、主人公の男性が元の恋人に、ある屋敷に一緒に行ってほしいと頼まれる。その女性は父親と暮らしていたのだが、父親は亡くなり、生前、定期的にどこかに出かけていき、そのどこかは教えてもらえなかった。そこで、父親の持ち物にある鍵を見つけた。その元の恋人は子どもの頃の記憶が全くないのだが、父親が内緒で出かけていたそこに行けばその頃の記憶を思い出すのではないかという。そうして2人はその屋敷に向かったのだが、彼女には思いもよらない過去があり・・・。
    彼女の秘密が徐々に暴き出されていく様は面白かったし、特殊な設定もさすがと言えるが、もう少し盛り上がりが欲しかったので4。

  • やはり東野圭吾さんの本は面白い。今回は独特の緊張感がずっと続き、最後まで一気に読んでしまいました。派手などんでん返しではありませんが、チャーミーがねえ…。当然二人は関係があるのでしょ?

  • 面白かったので一気に読んでしまった。怪異や事件が起こるわけじゃないのに、緊迫した不気味な雰囲気に引き込まれる。

  • 一気読み。
    むかしの作品の方が読みやすい気がする。
    相変わらず伏線の張られ方とか主人公の推理力がバツグンですね。

  • サラっと読めた。
    もうちょっと何かあってもよかったとは思うけど。


    「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。

  • 同窓会で再会した元恋人同士だった男女。女の父親が死去した時に発覚した謎の地図と鍵。女の幼少の記憶が無い事や写真が無い事と何か繋がりがあるかも?と女と男は長野に謎探しの旅にでるのだが…サラッと読める良作。

  • かつての恋人から突然の連絡。亡くなった父の形見、「鍵」のことを知りたいので、同行してほしい…。

    見事だわー。伏線の回収から謎解きまで。
    注意深く読めばたぶん気づくんだろうけど。
    すごいいのは推理だけで話が進んでいるのに、まったく退屈しない点。うまい。

  • 同窓会で再会した元カノから突然連絡が来た。会って詳しい事情を聞くと、どうやら、亡くなった父の形見から出てきた謎の鍵の秘密を知りたいので、同行してほしいとのことだった。
    既婚者である彼女の手首に傷を見つけてしまった僕は、その鍵と共にあった地図の示す家を訪れる。
    その家は、まるで人が生活していた時のまま、時間が止まってしまったようだった。
    家に残された奇妙な手がかりから、少しずつその家の過去が明らかになっていく……。

    彼女に就学前の記憶がない、写真もない、というあたりで、取り替え子なのではと思いつつ読んだので、そこまでの驚きはなかった。
    淡々としているので、丁寧に書かれたホラー系脱出ゲームのように感じてしまったなあ。
    なんにしても後味が悪いというか趣味が悪い。褒めてる。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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