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みんなの感想・レビュー・書評
(14レビュー)
まず、おいしそうでセンスのよい食器&盛り付けが目に飛び込む。血がしたたりそうなステーキ、ふっくらして重量感ありそうなコロッケ、つやっつやでジューシなウナギ・・・どれもたまらないー!昭和な雰囲気の美しいこの写真を見るだけでも満足する。
文豪の食に対するこだわりは並みじゃない。「まずいものを喰っていきたくない」と言った色川武大氏のある日のメニューとして紹介された6食分の献立、すごい。本当に食べたの?!本当に全部奥様が作ったの?!と突っ込みをいれてしまった。作家の妻が回想している文章がところどころに出てくるが、懐深そうな人柄がにじみ出ている。
人間は食べたものでできている、食に無頓着な人生は考えられない。これから一食たりとも無駄にできない、そんな気になる本でした。
壇一雄氏のプルピートス作りたい。
色川武大氏の特性卵とじ作りたい。
澁澤龍彦氏の春雨のオヤジ風作りたい。
森瑶子氏のヨロンどんぶりは…似たようなものがすでに我が家の定番だw
どうもこの本においては食べてよりも作りて側に立ってしまうようだ。
明治大正の文士はいかにも渋い国文学を遺していったが、そのじつ好んで食したものとして目立つのは洋食系だ。他の本でも、時代小説の書き手がホームズやルパンの熱烈なファンだったと読んだ。いま自分がいるところとは違う世界に向かっても、アンテナをはりめぐらせる作家の生き方が、食関係からもうかがえる。
<ざっくりまとめたものでもじっくり味わえる>
http://khipu.jp/php5/show.php/48526
壇一雄、澁澤龍彦、開高健・・・・文豪、と呼ばれる作家たちの「食」にスポットをあてた面白い本だった。 食に対してこだわりを持っていた様々な作家を、著作の引用、こだわりの解説、好きだったメニューを再現した写真や、作家にまつわるポートレート、作家に近しい(家族や文筆仲間など)人間から寄せられた回想文、という構成で紹介する。 食生活、というのは人となりをあらわす。 ブリア・サヴァランの「どんなものを... 続きを読む »
私は食べることが好きです。ですから食についてのエッセイ等も好きで読んだりします。この本では様々な作家の食にまつわる文章と共に、その文章ででてきたメニューや日頃食べていたという食事の写真が掲載され、とても興味深いです。食一つをとっても、豪快な印象の人、そこはかとなく官能的な匂いを醸し出す人等、個性が表れていておもしろいです。
読んでるだけでおなかがすいて来てしまいます。作家出るもの、食べる物にもこんなにこだわるのか。そう思わせる一冊。グルメガイドブックとしても役立つかもしれません。

