うみぼうず (おばけ話絵本)

著者 :
  • ポプラ社
3.53
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本棚登録 : 164
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591122532

作品紹介・あらすじ

「ひしゃくをよこせ、ひしゃくをよこせ〜」ニシンがとれず、まずしさとうえにくるしむおとこのことおじいさんは、ついにおきてをやぶって、ふねをこぎすすめてしまいます。りょうをおえ、いそいではまへともどる、そのとちゅうでであったのは…。

感想・レビュー・書評

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  • 海に棲む得体の知れない妖怪<うみぼうず>の伝説を、迫力ある挿画で語られる「おばけ話絵本」。 不漁が続いて、お腹を空かした漁師のおじいさんと小さな男の子が、禁漁区とされている沖合の〝ろうそく岩〟まで漁に出ていった。空模様が荒れ始めて、暗い海面に突然盛り上がった黒い坊主頭の巨人が現れ出て「柄杓を よこせ!柄杓を よこせ!」といって、船を沈めてしまおうと荒れ狂うのだった。 男の子が海に投げ入れた柄杓は、底の抜けていたために船が沈められず、難を逃られたという。いらい船には、必ず底のぬけた柄杓をつむという。

  • 怖いお話しにハマってます

  • 躍動感ある表紙で手に取ってみた。
    なるほど、「いいないいなこのおうち」の作者さんの絵だ。
    掟をやぶると‥昔からの言い伝えというものは何かしらの根拠がある。

  • 5歳9ヵ月
    〈親〉
    絵が好き◯
    内容が好き ◯
    今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい

    〈子〉
    初回からくいつく ◯
    何度も読む ◯

    その他 ◯

    妖怪が大好きな息子。
    長文で文字数が多いのであまり良い反応を期待していなかったのですが、
    毎晩読んでほしいとせがむほど、お気に入り。

  • 5-1 2013/05/15

  • 昔ばなしでよくある、掟を破ると恐ろしい事が起こる話です。
    ある年、あまりにも不漁で漁師町の皆が飢えてしまい、ついに掟を破って、獲ってはいけない場所で漁をすると、うみぼうずが襲ってきて…。

    怖い話というよりは、海を大切にしよう、魚を獲り過ぎないようにしようというような、メッセージが込められた話だと感じた。

  • 怖いおばけの絵本。

    言い伝えとか、おろそかにしたらダメだよ、という躾的な内容。

  • ≪県立図書館≫

    絵もすごくよくて、見入ってしまった。
    行っちゃあいけない場所には、理由があるんだね。

  • 2015.8.4

    舟幽霊の話だった。
    結局、海坊主ってなんだろね?

  •  いつもならたくさんとれるはずのニシンがとれない。「ろうそくいわより沖に船をだすとおそろしいめにあう」漁師たちは、その言いつたえをやぶり、沖に舟をだす。おじいさんと男の子も、たくさんのニシンをとり、浜にむかうが…。

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著者プロフィール

杉山亮(すぎやま・あきら):1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼稚園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。主な著書に『子どものことを子どもにきく』(ちくま文庫)、『あなたも名探偵』シリーズ(偕成社)、『たからものくらべ』(福音館書店)、『青空晴之助』『児童書作家の思いつき』(仮説社)などがある。また、ストーリーテラーとして「ものがたりライブ」というお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている。

「2023年 『子どもをおいて旅にでた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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