- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620108346
作品紹介・あらすじ
大人気の警察映画「危険なバディー」のロケがスタート。FC室のメンバーは、交通整理や俳優の警護などに当たるが、ロケ現場から死体役の役者が撮影用衣装を着たまま死体で発見される。
早速、捜査本部が設置。幹部は、被害者が衣装を身に着け、凶器のナイフが小道具に似ている点に注目。また、主演女優の桐原美里が殺人現場に一人で立っていた姿が目撃され、男女の怨恨(えんこん)の線で犯人を考えていた捜査幹部は色めきたつ。楠木はヒロイン役の桐原美里を調べるよう指示されるが……。
感想・レビュー・書評
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chie0305さんこんな本が出てるの知りませんでした。スピンオフ?戸高のファンなので、読んでみます!こんな本が出てるの知りませんでした。スピンオフ?戸高のファンなので、読んでみます!2018/07/05
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<則>
またもや今野敏太郎氏お得意の,題名がこの本の内容とどういう関わりなのか謎っ,と云うか読者が自分でよく考えてね,の一冊。
”カットバック” というと僕の場合真っ先に思い浮かぶのはサーフィンなのだが,もちろんサーフィンとは全然関係ない。カットバックの一般的な意味はなんだろう。でも,もういちいち面倒なのでググったりはしないw。
何かというと「もう帰りたい」とばかり言っていて全然やる気のない(ように見える)楠木に物語を語らせているのは結構目ずらしい書き方だと思う。今野敏長炭物語のスタイルってのは何種類もあるなぁ。
あらためて奥付の初でを見てビックリ。本作は毎日新聞に連載されていたのだ。僕は何故だか新聞連載と聴くと畏れ多くて萎縮してしまう。何故だ⁈ 特別に思い当たる節は無い。きっと新聞と云うメディアを信頼していた事があったからだろう。今はもうマスコミと呼ばれるメディアは全部ダメ(何がどうダメなのかは語ると長いのでまた別の機会にでも。すまぬ。)なのでそろそろこの新聞アレルギーみたいのも直すとしよう。 -
隠蔽捜査シリーズ番外編って感じ。舞台は竜崎署長の後任で美人キャリア署長率いる大森署内の捜査本部と撮影現場。戸高刑事が相変わらずの型破りの捜査で登場する。遊び心満載のストーリー♪面白くてサクサク読めた
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警視庁FC班シリーズ。
大人気シリーズ刑事ドラマ「危険なバディー」が映画化されることになり、FC班の出番となりますが、大森署管内での撮影初日、殺人事件が発生し、FC班も捜査に加わる羽目に。
相変わらず、やる気があるんだかないんだかの楠木がいい味出してます。
大森署の新しい署長もユニークで、戸高刑事は相も変わらずで、なんだか大森署が懐かしく、ストーリーもテンポよくて楽しく読めました。 -
面白かったけど、もっと面白いと思って読んでしまった。映像化できそうないわゆる脚本のような小説。戸高の戸高らしさがもっと欲しかったなあ。FC室2作目だったようで、1作目読んどけば楠木のつかみどころのなさが気にならなかったかもという感じ。面白かったけど、戸高、戸高が読みたいんですよ。面白かったけど。
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人気刑事映画のロケ現場で出た本物の死体。
夢と現のはざまに消えた犯人を追え!
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警視庁地域総務課の楠木肇(くすき・はじめ)は、
普段はほとんどやる気のない男。
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しかし、事件となると意外な才能を発揮する。
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楠木が所属する特命班「FC(Film Commission)室」には、
地域総務課、組対四課、交通課から個性的な面々が集まっている。
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FC室が警護する人気刑事映画のロケ現場で、
潜入捜査官役の俳優が脚本通りの場所で殺された。
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新署長率いる大森署、捜査一課も合流し捜査を始める警察。
なんとしても撮影を続行したい俳優やロケ隊。
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「現場」で命を削る者たちがせめぎ合う中、犯人を捕えることができるのか。
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――人気シリーズ「隠蔽捜査」の戸高刑事も登場!