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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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来る日も来る日も、そして時々刻々、思考のすべてを挙げてこんな問いにさいなまれねばならないというむごたらしい重圧に、わたしはとっくに反吐が出そうになっていた。そこで、わたしはトリックを弄した。突然、わたしは皓々と明かりがともり、暖房のきいた豪華な大ホールの演台に立っていた。
― 124ページ -
人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない。
― 110ページ -
収容所生活では、決断を迫られることがあった。それも、予告もなくやってきて、すぐさま下さねばならない決断であって、それが生死を分けることもしばしばだった。だから、運命が決断の重圧を取り払ってくれることが、被収容者にとってもっとも望ましいということにもなったのだ。
― 95ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(359レビュー)アウシュヴィッツ収容所長ルドルフ・ヘスの手記と併読したので、理解が深まった。狂わせる人間側と狂う側の真実がホントに書かれていると思う。脳に興味があるので、女性と男性の違いを観察で書かれているくだりなんて、そうはお目にかかれない洞察。
アウシュビッツに収容されたフランクルが心理学的な観点で当時の状況を語る。
最初は好奇心で読み進めたが、あまりにも悲惨な内容でその感情は覆された。極限状態にさらされた人間が本能をもとにとる行動。精神の変化。
書いてある内容の部分部分を見ると、よくある精神論のようにもとれる。でも、精神科医である著者が実際に体験し、分析し、記した内容だからこそ、他の本にはない説得力がある。 ”人間”というものに絶望もするし、一方で希望も持てる本。 何度か繰り返して読まなければ。
「夜と霧」初読。
一巡では強制収容所の描写に意識がゆき,心理学面の描写を受け止めたのはp.130くらいからだったので,再読したい。
前訳にも手を出せれば。
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翻訳本によくある日本語としての違和感をほとんど感じずに読みました。
環境は人間の全てを奪うことができるが、与えられた環境の中でどう生きるかという最後の自由だけは奪えない。
あの悪名高いアウシュヴィッツで強制労働に服した著者が、強制収容所という過酷な環境とその中におかれた人々を心理学的見地から紐解く。
著者のおかれた環境は特殊だが、現代の何気ない毎日にも通ずるものがあった。
どんなに環境が劣悪でも、自分の意気込み次第で毎日は違ったものになる。自分の人生と照らし合わせて、深く考えさせられる。
ノンフィクションなだけに、とても勇気づけられる一冊。
「世界はどうしてこんなに美しいんだ!」
自分の命が長くないと悟ったとき、人は朝日と夕日に心を奪われる。
今日を生き延びたことに感謝。新しい一日が始まることに感謝。
ガンで亡くなった親戚が、亡くなる数日前に、毎朝太陽が昇る瞬間をドキドキして見つめてると言ってた。
僕らはもっと毎日を大切に生きないといけないね。
2012.01.19読了。
これは...読むべき一冊だったわ。
強制収容所に収容された心理学者が、収容所での被収容者について、自身の経験を元に心理学的に書いたものだけど、ただ単に起こった、被収容者の身に降りかかった事実はもちろん、著者の強い精神にただただ驚く。
それが一収容所、一民族に限らず、
私たちの身近にも起こり得るからこそ、(過去に起こったからこそかな)私自身も著者のような精神を持っていたいと思うし、その強さに少しでもこの本を通して触れることができて幸せだと思った。
そして生きることの意味。
生きることがわたしたちからなにを期待しているか。
誇りを持って苦しみ、死ぬことに目覚めること。
とにかく衝撃。
何で今まで読まなかった、知ろうとしなかったんだろう。
1947年に初版が発行されて以来、ロングセラーとして世界中の人々に読みつがれている書である。心理学者である著者が、自ら強制収容所を体験したことで、人間の偉大さと悲惨さをあますところなく描き、人間とはなにものかを伝えている。
就活中にある人事担当者がこの本の事を話していたことを思い出し。図書館で借りた。衝撃だった。
題名を「もしも心理学者がアウシュビッツに入ったら・・・」に変えたら
再ベストセラーになるだろう。
・世の中には2つの人種(悪・善)がいる。
ガス部屋を作ったのも人間だが、収容所の自分が死ぬかもしれない状況で食料を分け与える事が出来るのもまた人間
・世の中に希望が持てず、3万人規模の自殺者が毎年出ている日本。
この本には「目的を持つ事の大切さ」が至る所に書かれている。
実際に作者は収容所生活を心理学者の見地から世の中に広める意思を持っていた。
・心が折れたら負け。X'mas後の死者数の異常さ
→心のどこかでX'masには家に帰れると思っていた。
「21世紀に残したい書籍」にランクインしているとの事だが、他のランクインしている書籍も読んでみようと思う。
陳腐な感想を書くと本に申し訳ないと思わせるずっしりした本でした。
最初は読むのが辛くて嫌で仕方がなかったのですが、作者の客観的な語り口に励まされて(?)読み終わりました。
3・11以降話題になっているのがよく分かります。
生きる意義って考えますよね。
ポーランドには、二度、行ったことがある。2月末から3月の厳冬は過ぎた時期だったが、空は青く深く澄みわたり、身体の芯から冷えるように寒かった。
アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所跡には、ツアーに入って訪れた。美しい古都クラクフから、車でほんの30分ほどのところである。国家資格をもったガイドに伴われ、天井の低いガス室の中にも入った。
この本は、そうした「外側から見た」収容所ではなく、「内側から見た」強制収容所の姿を教えてくれる。悪夢よりも悲惨な現実のなかで、内面を深めていく人の姿、過去の記憶や想像の世界、自然の輝きによりどころを見いだし、一瞬の幸福感にひたる人の姿。生きのびて解放された人が、その後にたどる心の軌跡。淡々とした語り口が、読む者の内省を促し、余韻が静かにひろがってゆく。
第二次世界大戦時における、強制収容所での体験談、および心理学的に被収容者を考察した本。
この本はたまたま読んだ新聞の読書欄で見かけました。そもそもナチスドイツの強制収容所について興味を持ってたので買いました。
被収容者の生活が淡々とつづられ、その心の様子と変化を解説しながら話は進んでいきます。
いろんなエピソードが語られ、その中に今を生きる僕たちに対する痛烈なメッセージが込められているように感じました。
僕が読んだのは新訳版で、旧訳者のあとがきの中で印象的なところがあったのであえて少しだけ引用させていただきます。
「新訳者の平和な時代に生きてきたやさしい心は、流麗な文章になるであろう。(中略)いわゆる「育ちの良い」文字というものは良いものである。半世紀の間、次々と読者に愛された本書が、さらにまた読みつがれるように、心から一路平安を祈るものである。」
「神様のカルテ2」でハルさんが屋久杉君に薦めたので、読む機会を得る。収容所での残酷さは、山崎豊子の「不毛地帯」で予備知識があったのでそうショックは無かったが、人間の生きる意義を再考させられる。
精神医学者である著者が、できるかぎり自分の人間としての自由と決断を見失わないで、冷静にその自分に起きてたこと、人間という存在を書いているもので、困難な状況でひたすら自分の心と生と死に向き合う、それを伝...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

