イサム・ノグチ エッセイ

  • みすず書房
2.00
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本棚登録 : 37
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622086741

作品紹介・あらすじ

「子ども時代以来ほとんど忘れかけていた身近な自然の再発見。大人として自然をふたたび知るため、自分の手を自然の泥のなかで疲れさせるためには、人は陶芸家あるいは彫刻家でなければならず、それも日本においてでなければならない」
種々の素材による彫刻作品にくわえ、ユネスコ本部庭園、ビリー・ローズ彫刻庭園、チェース・マンハッタン銀行プラザ・サンクンガーデンなど自作解説からコンスタンティン・ブランクーシ、バックミンスター・フラー、マーサ・グレアム、北大路魯山人、ルイス・カーンの思い出まで。「グッゲンハイム奨学金申請書」「近代彫刻における意味」「彫刻家と建築家」「平和の庭」「新しい石庭」「エルサレムの彫刻庭園」「悲劇『リア王』、舞台装置家のノート」「作品集『ノグチ』序」「日本の《あかり》ランプ」ほかエッセイ25篇、インタビュー3篇。世界的彫刻家が石を彫るその手で紡いだ思索の軌跡。図版多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 1 彫刻について
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    6 インタビュー

  • 直接的ではなく暗示的なもの

    より少ないものでより多くをなす
    シンプルな中に意味をもつもの

    自然から抽出し蒸留されたエッセンス、純粋な抽象ではなく自然や現実に根ざした抽象

    過去は芸術を通して生命を与えられる、自身の記憶、太古の記憶、神話に通じる感覚が人に感動を起こさせる

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著者プロフィール

1904年、ロサンジェルスに生まれる。父は日本の詩人・野口米次郎、母はアメリカの作家レオニー・ギルモア。1907年、母とともに来日、幼少期を日本で送る。1917年、単身渡米、高校卒業後はニューヨークにてコロンビア大学医学部に籍を置きながらレオナルド・ダヴィンチ美術学校夜間コースに通う。1927年、パリに留学してコンスタンティン・ブランクーシに弟子入り。1929年、ニューヨークに戻り彫刻家としての道を歩みはじめる。以来、粘土、石、木材、金属など種々の素材による彫刻作品にくわえ、庭園・公園、パブリックアート、遊具、舞台装置を制作。またノグチ・テーブル(ハーマン・ミラー社1947)、ロッキングスツール(ノール社1954)をはじめインテリアデザインも多数手がけ、1952年よりオゼキで製造を始めた照明《あかり》シリーズは200種以上におよぶ。1969年、香川県高松市牟礼に住居と作業場(現イサム・ノグチ庭園美術館)を構え、日本での終生の拠点とする。1985年、ニューヨーク、ロングアイランド・シティのイサム・ノグチ庭園美術館開館。1988年没。

「2018年 『イサム・ノグチ エッセイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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