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みんなの感想・レビュー・書評
(30レビュー)
生き物と人間のはざま、のような。
最終的には、人間も生き物で、
中途半端に悩んだりするけど、やっぱり生き物で、
だからこそ、哀しくもいとおしい。
馬鹿にできないのは仲間意識かしら。
何かの暗喩だなあというのは感じるけれど
あえて深読みはしないでそのまま読んだ。
生き物が生きるってこういうこと。
残酷で容赦なくて怖い。
絵が美しくて、物語の突き放したような雰囲気とあいまって
何とも言えない色気ムンムン。
(11.11.13)
近い方の図書館
(11.11.13)
この作品に関してはなんともコメントしがたい感じ。
複雑なテーマを幾層にも重ねてあって、多様な読みができるという点に関しては、『ペンキや』と通じる点もあるのだが、難解すぎて、絵本には消化しきれなかった印象がある。
梨木さんの作品はおおむねこういう理解に苦しむ作品が多いな。
それが本筋であって、『西の魔女が死んだ』なんかは、梨木さん的には大衆に歩み寄ってくれたのだろうな、などど、最近、梨木さんの本を読むと、思ったりするこの頃。
出久根さんの絵は素晴らしい。
梨木香歩さんの絵本『ワニ―ジャングルの憂鬱 草原の無関心』(二〇〇四年一月、理論社より刊行)を読みました。図書館で見つけ、借りて読みましたが、怖いくらい素晴らしい絵本でした。自分と連なったもの、生きとし生けるものに対する深い愛、生命の繋がりとその尊さ、素晴らしさ。梨木さんが終始一貫して描き続けているものが、この絵本でも表現されているように感じられます。 ジャングルに君臨するいばりんぼうの... 続きを読む »
絵:出久根育
「ぺんきや」の出久根さんの絵とはずい分違う印象。
ライオンに憧れ、親友と思っているワニ。
なのに・・・!笑えない~
ライオンの顔が眠そうなのが、なんかイイ。
自分と他人の区別だけで
生きている
「斬新で最先端の存在」の
ワニは、
仲間を食べ、兄弟を食べ、
最後に自分の親友だと
思い込んでいるライオンに
食べられる。
食べられて一部になれば仲間。
無関心なライオンの
「なるほどねぇ」
というつぶやき。
「どこからどこまでが
『自分たち』なのか
はっきりできない・・・
そんないいかげんな
平和条約のようなもの」
というワニのことば。
絵本だから、
絵にもおもしろい含みが多い。
最後の絵は
草原の片隅で食べられているワニ。
食べているライオンの群れ。
シマウマの群れ。
象の群れ。
川沿いに一人のワニ母。
ワニの腹から逃げ出した
カメレオン一人。
空から眺めるハゲタカの視点。
世界はこんなものだ。
そんな最後の絵。
ぎゃ〜。待て待て、落ち着け自分。自然の事なので、こういうのも有りです。絵本は楽しいとか優しいとかあったかい等のイメージでしたので、動揺してしまいました。大人の絵本かな。
自分と他者との線引きのおはなし。
弱肉強食のシビアな世界・ジャングルで兄弟でさえ食べて生きてきたワニ。
生存に対する解釈は哲学的でさえあるかも。
言っておきマスが、読後の後味の悪さは1級デス。
でもそれだけでない何かが残りマス。
何回も読み返してしまって、いろいろなことを深く考えさせられる本デス。
また、梨木香歩さんの絵本を図書館で見つけて借りました。シブイ絵本です。(シブすぎると次女に言われてしまいました)むりやり昨夜、寝る前に読んで聞かせながら味わってみました。ふしぎなお話?かもしれません。くすっと笑える部分もありました(おなかのカメレオンの声のところ!)当分、梨木ワールドで遊びます…
梨木香歩さんにあらためて惚れた
大人の絵本でした。
ずる賢くどこか愚かなワニの 口調・思考・行動、
そして草原のみんなの無関心っぷりが
淡々とした絵にもよく合ってます。
梨木さんの文章に雰囲気のある出久根さんの絵があわさり
素敵な絵本に仕上がっている。
ジャングルの中のお話のようだが、これは人間世界にも
いえることで。
食うか食われるか。なかなか深い絵本だと思う。
絵が、とにかく素晴らしい。美しい。
この物語の根底を流れる恐ろしさ、怖さを、さらに引き立てている気がして、もう、釘付けでした。
一体、何がエゴで、何が摂理なんだろう?人間社会を風刺しているような、そうでないような?読み終わった後、ぼんやりと考え込んでしまった一冊でした。
すごい着地点。超個人主義?のワニの思考に中学生の頃を思い出した。ワニの母親の気持ちが一番知りたい。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

