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みんなの感想・レビュー・書評
(209レビュー)
人間離れした弟が印象的。すごく大人びている。両親が亡くなった時の1枚目のハガキには感動する。小学生にそんなことができるのだろうか。やはり弟が普通とは違った存在であることを印象づける。この話は全体的に「本当に?」って?を浮かべてしまう。変な声が出るようになること、動物から話を聞くことはまあありえないことだと分かる。しかしゾウのローリングとかペンギンの話はありえそうな気がする。読者はそのウソかホントかを見分けられない境目でフワフワしながら読むのではないだろうか。
途中、弟が書く物語はひらがなが多く読み進めづらかった。物語内の現実が止まってしまうからか?両親の事故のあとからは早かった。
振り返るように話が始まったので、最後はどうなっているんだろうと想像しながらドキドキして読めました(〃ー〃)
ぶらんこ乗りという発想が面白い。
それになぜか、せつない(ノ_<。)
もともと読むのが遅いので、とても時間がかかってしまったが、平仮名が多い分、ゆっくりと丁寧に読めた気がしている。
悲しいことがたくさんで、「ふるえ」がうつってきそうだった。あー、でも「ふるえ」は気持ちの高揚やあたたかさの表れ。
なんでもない日常から、ふっと異世界へ足を踏み入れたような、ふわふわした不思議な物語。おとうとのノート、空中ぶらんこ、川のおばけ、はんぶんの犬、ファンタジックな世界はどこか小川洋子の世界に通ずるものがある。いしいしんじ初読み。他の作品も読んでみたくなった。とてもやさしい、やさいいおはなし。
「ときどき、じぶんがこのよでたったひとりじゃないような、ふしぎなさっかくにおそわれるときがある。たとえば火をみるとき。ゆきのあきちにたってるとき。ゆきどけみずでにごったどぶがわを、はしのうえからみおろすとき。ぼくはなにかにつながってる、なんてことを、こんなひとりのときにだけおもったりする。」
こういうタッチの本を今までにあまり読んだことがなかったが、特に後半とても面白かった。人間にとって大切なものをどんどん失ってしまう主人公の弟だけれど、姉への思いやりを失うことなく気遣っている場面では思わず涙が出た。
いしいしんじさんの本自体初めて読んだので、他の作品もぜひ読んでみたいと思わせてくれる1冊だった。
姉が行方不明の弟の日記を見つけて、過去を振り返るという話です。
かたくるしい文章ではなく、読みやすいので本が苦手な方にもおすすめです。
動物が大好きな弟の日記には動物から聞いた話や自分で考えた話が書かれていて、切ない話やあたたかい話などさまざまあります。
年下ながらに姉を慕う弟、弟をつなぎとめようとがんばる姉。二人の強い姉弟愛が、心をあたたかくしてくれる素敵な本です。ぜひ、一度読んでみてください。
(福岡教育大学 学部生)
よく、愛を探してさ迷う旅人に例えられるけど、
この物語では 私たちは皆、互いに愛や絆に手を伸ばし
繋いでは離しまた繋ぐために手を伸ばす「ぶらんこのり」なのだと伝えているような気がします。
日本を発つとき弟はまだ幼くて「手を離す」ことになったけれど、
彼もまたぶらんこのりならきっと、手を繋ぐ為に戻ってくるのでしょう。
そう信じていいよね?あのラストのくだりは。弟の気持ちがあまりにも優しくて切ないです。
ただ、ノートのお話がひらがなで綴られているので読むのにちょっと手こずったので★4つで。
コドモの頃になんとなく考えていたことに、この本の中ではたくさん出会うことができる。コドモの頃にこの本と出会っていたら、僕の少年時代はさらに愉しいものになったのではないかと思う。 これは家族の物語だ。 弟と姉とおとうさんとおかあさん、おばあちゃん、そして一匹の犬がこの物語の中には登場する。 【弟】 弟はとても賢い。4歳のときにはじめてノートを買ってもらって大喜びする弟。弟はノートの中... 続きを読む »
すごい!と思った一冊です。
主人公が子供だとか、言葉つかいが平易だとか、表紙が愛らしいとか、
そういう見せかけとは違って、
とても真理をついたお話だと思いました。
真理って何か、と言われれば難しいんですけど・・・。
この世のほんとうのことっていうんですかね。
村上春樹さんの作品にも、すこし通じるコンセプトだと私は思うんですが、
「こっちの世界からあっちの世界へ行く簡単さ、そして怖さ」
みたいなものを感じられるお話です。
もろくて いとおしい家族
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