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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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僕らの日常は、誰かを傷つけたり、誰かに傷つけられたりすることのくりかえしだ。もしもそれが嫌ならば、部屋に引きこもって一歩も外に出ないことだ。でもじつはこれだって、君の家族をこれ以上ないほどに傷つける。
誰かを傷つけることを避けることなどできない。もちろんだからといって、どんどん傷つけろという意味じゃないよ。できるだけ避けることは当たり前だ。ところがメディアの過ちは、こうして問題を避けてさえいれば、誰も傷つけずにすむと本気で思い込んでいることだ。
― 106ページ -
ゴキブリなら、丸めた新聞紙で叩きつぶすことができる。なぜだろう。不思議だね。いつのまにか僕らは、ハエや蚊やゴキブリは殺されて当たり前だと思ってしまっている。
前に書いた思考の停止、要するに麻痺だ。この麻痺がないと生活は維持できない。確かにそうだ。でも時には、この麻痺について、この矛盾について、少しくらいは考えたほうがいい。
僕たちはとても身勝手で矛盾した生きものだ。それが良いか悪いかは別にして、とにかく君の身の回りのほとんどは、たくさんの「いのち」の犠牲の上に成り立っている。
― 66ページ -
蔑まれるから蔑む対象を人は探す。哀しい話だ。こうして差別は差別に連鎖する。いじめられっ子は、自分に代わっていじめられる対象を必死に探す。
僕たちの最も弱くて、最も醜くて、そして最も切ない部分だ。
― 88ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(144レビュー)スーパーに並んでいる肉は、どうやってどこから来たのか?命をいただくというのはどういうことなのか?「肉」に込められた命の意味を考えてみよう。食物連鎖の輪から外れた人間のありかたを考えてみよう。
魚は切り身で泳いじやいないって、テレビで見て知ってるよ。釣り上げられて、冷凍されて、市場に届いて・・・・。じゃあ、毎日食べてる大好きな「お肉」は、どんなふうに食卓に届くの?誰も教えてくれない、食べものといのちの、たいせつな関係。(Amazon内容紹介より)
2012.1月 初読 市立図書館
見えないことは、知らなくてもいい。ではなく、当たり前にある裏側のことについても、見ようとすること。知ろうとすること。
差別問題についていても書かれていて、考えさせられる本でした。
返却日が迫っていて、いそいで読んだので、また今度はじっくり読んでみたい。
食卓に並ぶ目の前のお肉はどこから来たのか? 走り回っていた豚を殺し、食肉へとするのは誰なのか? 食べ物が来た道をたどると、部落差別の問題がある。 人間の暮らしは生き物の命を奪わなくては成り立たない。 命を奪って、いただいているということを感じることのない世の中。そして、食の営みを支えてきた人は『穢れ』た人々として差別されてきた。命を奪われていることも実感しなければ、そこに蔑まれている人がい... 続きを読む »
児童書として出版されている本であるが、
大人が読んでもじゅうぶんなくらいの内容であるし、
大人こそが子どもよりも前に読むべき本ではないかなと。
「いのちをいただいている」ということは、
「いただきます」の言葉に集約されているのを知ってはいるが、
では具体的に「いのちをいただく」とはどんなことなのか。
その本質を子どもに諭すように(児童書だから当然だけど)書かれている。
近世身分制については若干物申したい部分もあるが、
全体を通しては一読の価値がじゅうぶんにある本だと思うので、
ぜひいちど読んでみて、そこからいろいろと考えるのもよいかと思う。
食べることは いのちをもらうこと。
言葉にすれば感動的な雰囲気がただようけれど
「いのち」と「いただきます」の間には何が行われるのか
魚は卸売市場の場面がTVで映されることが多々あるのに、
肉に関してはあまり映されないのはなぜ??
お魚の漁師さんや板前さんは胸をはって取材されるのに
肉をさばく工場で働く技術を持った職人さんは
あまり公の場に姿を現さないのはなぜ??
私たちにはできない役割を果してくれている人達がいる。
「知らされてこなかったから、知らないのは当たり前!!」と
胸をはってはいけないよね。
自主的に目を背けている事がいっぱいあるのだと
だまされやすい自分を忘れずにいたいと思う。
「いきる」をテーマに本を選んでいる途中です。
この本は【い】の本。のこりは【き】【る】
「食べ物」の話
ぼくらが食べている肉はどこからきているのか
その肉は誰がどうやって「肉」にしているのか
ぼくらが食べている肉は、どう食べればいいのか
そしてぼくらが「食べて」いるのはなぜか
なぜ「食べる」のか
「食べ」られる側の立場は?
“食”の事だけではなくて
ぼくらが忘れているもの、
ほんとは、ずっと見えてるのに忘れがちなもの
について教えて、思い出させてくれる
中学生だけじゃなくて
「忘れた」みんなが読むべき本
良本
人間は生き物を殺して生きている。生き物を殺さなければ生きられない生き物なのである。
「僕たちはとても忘れっぽい」
このことを肝に銘じて、「知らない」から生まれる差別をなくすために、知っていくことが大事なのだ。
被差別部落の問題も絡められており、小学生向けの良い読み物だと思いました。
肉を解体することは、昔から生活に必要なことであるのに、穢れると言って差別することのおかしさを伝えている。それは今にも伝わることで、肉を食べるの好きなのに解体処理することを気持ち悪いと考えて、解体処理する人をよくそんなことができるなあと差別する人がいるのではないか?と問いかける。差別については、一番大切なのは知ること。知らないことが、おそれをうんだり、無意識の差別をすることにつながる。
いのちの食べかた。
お肉はどうやって自分の目の前に運ばれてくるか?
誰が牛や豚を殺しているのか?
この社会に生きている以上、間接的であれ「いのち」を奪って生きている。それを知らなければならないし、忘れてはいけない。
ごはん食べる前になにもかんがえないで、あいさつとして発していたコトバ「いただきます」
・・・本当の意味で「いただきます。ありがとう」の気持ちをわすれちゃいかん・・・。
魚はわかるけど、お肉はどこからきているの?そんな切り口から、はては差別問題にまで踏み込んだ本。
しかし、その歴史を真に語ろうとするからこそそこまで踏み込まざるを得ない。
このよりみちパン!セシリーズは“中学生以上のすべての人の”と銘打っている様に、中学生から読める様に、比較的平易な言葉を使ってわかりやすく書かれているが、そこがまた読みやすくてよい。
普段食べている「肉」がどこから、どうやって、誰の手によってもたらされるのかを考える本。
牛や豚など、普段からなんとなく食べている「肉」は、もちろんのことそれまで生きていた「命」のものである、ということを現代人は忘れがちであり、そのことを子供たちに再認識させるべきだという考え方や実践は昔からありますよね。その実践を支えるというか、利用することができる一冊だと思います。
しかし、「食」のテーマから差別問題に絡めるのは、強引ではないけれど、主旨が二つに分かれてしまってあまりよくなかったと思う。それよりかは、モノを食べて生きるとはどういうことかをもっと深く掘り下げるべきだったと思う。
肉を食べる
野菜を食べる
命を食べている
自分も肉を食べるのに、野生動物の捕食シーンを汚いという。
缶詰のペットフードはいいのに、鳥をつかまえてくるとキャーという。
時々みかける風景だけれど、何か間違っているような気がする
子供のうちに、こういったことを知っておくのは大切だと思うよ
ネットで「心の残る本」として紹介されていた本。
以前同じシリーズで「日本という国」を読んで感動したけど、この本もとても良かった。
もともと子供に向けて書かれた本なんだが、大人が読んでも詠み応えある...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

