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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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自分の不幸に依存するのも、他人の不幸に寄生するのも、もうまっぴら。
― 418ページ -
死は美化できるけれど老いは美化できない
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「私の感動は私だけのものよ。だれにも寄生させやしない」
― 454ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(278レビュー)
内にこもり、走ることなど縁のなかった主人公が、あることをきっかけに少しずつ走り始めフルマラソン完走を目指す。
その、まさに一歩一歩すすみ、ときに後退する様子が軽やかに自然に描かれ、前向きな未来を感じさせるラストシーンに好感が持てました。走り始めの身体の変化、心の変化の様子は、そういえば自分もそうだったな、と実感。
ただ、「伝説の選手」であったコーチがランニングチーム結成にいたる成り行きはちょっと弱いな、とも思いました。死後の世界とのつながり、のファンタジーのくだりは好き嫌いがあるかもしれないし、心に「ずしり」とか、「じわじわ」とくるものではないけど、爽やかな物語でした。
主人公は幼いころ両親と弟を亡くし、引き取られた先の伯母をも亡くし、自分のことをどうしようもなく『あの世寄り』と表している。 そんな主人公はひとりの同じように『あの世寄り』の人間と出会い、とある自転車を譲り受ける。その自転車に乗ると、死んだはずの両親、弟、伯母が転生前にいる世界へと行くことができるのだった。その世界は『レーンを越える』ことにより行くことができる。しかし、レーンを越えるために必要な自... 続きを読む »
タイトルと目次を見て、マラソンの話なんだと思い、それだけで読み始めました。
最初はマラソンとは全く関係ない内容だったので、「こっからどうやって展開していくんだろう?」って思いながら読んでたんですが、意外とうまい具合に繋がりました。
あり得ない設定だけど、違和感なく読めたというか「こういうことがあってもフシギじゃないかも」と思ったり。
最初、主人公があまり好きじゃなかったというか、結構、イライラした部分はあったんだけど、徐々に変化していく(成長していく)様子が描かれていて、最後には応援したくなりました。
ただラストが尻切れトンボみたいな曖昧な感じだったので、いろんなことがどうなったか気になって、ちょっと消化不良。
わからずに終わるのがいいってことなのかな。
酸味の強い、だけど瑞々しくて素敵な物語。 走ることは生きることだという実感は以前から私の中にあって、本書はその思いをなぞるような内容でまさにツボに入った。 運動不足解消、ダイエット、誰かを見返すため、走る動機は人の数だけあるだろうけれど、通っていく道はだいたい同じ。 最初は自分の想像よりも全然体が動かなくて、すぐに息切れして、ぜいぜい言いながら「こんなはずじゃなかった」なんて思う... 続きを読む »
期待しすぎたかなぁー
でも森絵都のおもしろおかしい描写は読みやすくていいです
モナミであの世にいってたんだけど、自分の足でいかなきゃいけなくなって、だけどそれを目指す環さんが成長を遂げてしまうから、あの世の家族たちはセカンドステージにいってしまう‥せつないねー
だけど環さん成長したー
大島さんナポリでがんばってね
走ることを描くにしても、こういうシチュエーションはまさに創造の世界だ。
森絵都さんの作品、それぞれひねりは効いているなぁと思っていたが、この作品はかなり深くえぐってくる。
ずしっと量感もあり読み応えあり。
初めの書き出しからは全く想像できない方向に進んでいきました。思いっきりフィクションって感じの設定だけど、この方法で進むことで読みやすくなってる気がする。(☆×3+半分)
【No.163】あの世にいる家族に会いに行くため、40キロを自分の足で走れるようになりたい、とマラソンの練習をはじめた主人公の話。こういうファンタジー小説はどうも苦手だ・・・自分がランナーだから最後まで読んだけども。「とりとめもなく語らいながらも、私たちは互いの肝心なところを見せ合おうとはしなかった」「ときどきこんなふうになる。いつもは極力距離を置いているのに、何かあると私は三段階くらいすっ飛ばして、いきなり他人に牙をむく」「40キロ完走を目指して日々トレーニングをしていたら、恋だの愛だのって浮かれる余力は残らないと思う」「そうして頑張れば頑張るだけ、おのずと疲れも溜まっていく。疲れればイライラして余裕がなくなるし、人の言葉にもカチンときやすくなる」
出だしから、死と生で始まって「何がどうなって走る話になるんやろ?」って思ったけど
きっちり走る話になってた。(^^)
スルスル読めるし爽快な読後感。1秒くらい、jogを再開しよっ♪って思った。(笑)
森絵都さんの新刊。
彼女の作品はほとんど読んでますが本作はその中でも上位に入るくらい素晴らしい作品です。
カラフルから10年。カラフルのあの森絵都さん独特の世界感とDIVEのスポコンを足した感じが本作品のランです。
各キャラクター設定が濃くておもしろい。
逢いたくて、越えたくて走り続ける環。それを見守り溶け続ける家族。へっぽこランナーズ。
分厚い本ですが一気に読めます。おすすめです
走り続けることで初めて見えてきた、生きる輝きと少女の成長物語。 最初読んだ時に主人公の環がある意味で、個性が強い陰湿的な性格で驚いた。 主人公は大体、読み手の軸として動くからあまり個性が強いと感情移入しづらい。 そして序盤はあの世とこの世の境目をフラットに描いていたり、あの世の独特のルールに若干違和感を覚えた。 途中でもしかしてハズレかな…?と思ったら、 個性豊かな登場人物たちの... 続きを読む »
絵都ワールド。
カラフルが現世重視の反省重視とすると、天国の仕組みが追加され、再生の様子が描かれています。
単なる傷の舐め合い仲良し再生ごっこなら、読むに値しないのですが、絵都ワールド若干ひねってあります。
恵まれた境遇のものと恵まれないもの、不自由と毒舌などの関係を通じ、役割分担というか演目の役者というか、そういうものを経て、ひとつの演目を仕上げるといった世界が描かれています。
本当に再生に必要なものはなんだったのか、冷静に考えると面白いです。
森絵都の作品は読後の爽快感が大好き!
サクサク話は進むんだけど、
ドキドキしたり
切ない気持ちになったり
私も頑張ろう!って思ったり。
飽きのこない展開と、
人間臭さぷんぷんの登場人物がほんとに好き☆
中学時代カラフルを読んでいて大好きだったのでランも読んでみました。
文体と前半のネガティブな感じが個人的にはだめだった。
後半ポジティブになってきて面白くなってきたと思ったらあっという間に終わ...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

