幸せのちから

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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757213340

作品紹介・あらすじ

父親の顔を知らずに育ち、コネもなければ、学歴もない。遂には妻に逃げられ、子連れホームレスとなった男が、再起をかけて立ち上がり、自らの努力で億万長者となる感動の半生。

感想・レビュー・書評

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  •  「全米が泣いた奇跡の実話」著者自身の自叙伝。映画化もされたらしい。黒人差別、貧困、継父からの虐待、子連れホームレス・・・悲惨な状況から株式ブローカーへの道へ。そしてさらに刻苦努力の末億万長者へ。
     しかし、ただのアメリカンドリームの体現者ではなく、富と夢を社会に還元し、黒人支援特にマンデラ大統領と共に南アフリカへも大きな支援等する慈善実業家。彼の超人的な努力と愛情の深さと「信じ切る」能力があればどんな逆境も必ず乗り越えられると思えてしまう。わくわく読めて勇気を与えられる本である。

  • 「父親の顔を知らずに育ち、コネもなければ、学歴も
    ない。遂には妻に逃げられ、子連れホームレスとなった
    男が、再起をかけて立ち上がり、自らの努力で億万
    長者となる感動の半生!」と、本の紹介には書いてあるが、実際、読んでみて思った、環境の劣悪もいいところで、これ一つとっても誰も這い上がれないだろうという
    環境。そんな環境から、結局、数多の困難を克服して、
    夢を実現させていくわけだが、この本でも感じた、
    母の存在の大きさ、を。それと、強い意思あるところには、天が試練と救いを与えるということを。
    あまりのすごい内容の本に、感動しながらも、言葉を失う思いをしたのだった。

    〈本から〉
    ”願いごとをするときは気をつけろ。ほんとうに願いが
    かなうかもしれないから”

    神の御業が人間にはとうてい理解できないことの証だ。

    懐具合がいくら寂しくても、スーツがいくら安物でも、
    自分が成功者であるかのように振る舞えばいいという
    ことだ。問題がすべて解決に向かっているかのように
    振る舞えばいいということだ。”であるかのように”
    振舞ううちに、ほんとうに自分はそういう人間だと
    信じられるようになった。未来についても同じだ。

    文句を言っても始まらない。今、わたしたちはここに
    いる。どこにいようと、自分のいる場所で最善を
    尽くす。それが私の新しい哲学だ。

    「望めば、成功できる」

    「PSDとは、貧しい(Poor)が、賢く(Smart)、
    裕福になりたいという強い意欲(Desire)のある
    人間のことだ。それがここではPSDと呼ばれている。
    ようこそ、わが社へ、クリス」

    世界でいちばんたいせつな言葉は、”お願いします”
    と”ありがとう”だと、私は母からいつも聞かされて
    いた。

  • いつだったかTVでウィル・スミス主演のこの映画を見て、
    いたく感動し、原作だったらもっと細かい部分も書いてあるのかと思い読んでみました。

    確かに詳細に主人公の子供時代の頃から描かれていました。

    実父の顔を知らない、義理の父は乱暴者。
    母とも一緒に暮らせない時期もあったり。

    母の言葉「あなただって、望めば、いつか成功できる」
    その言葉を信じて、前向きに何事も一生懸命に突き進んだ結果、
    のちには成功を収める。

    映画部分は原作の後半部分。
    ホームレスであろうと、子供連れであろうと、
    前進し続ける主人公の話に夢中になって読み続けた。

    幸せは自分でつかまなきゃね。

  • 「幸せのちから」
    父親の顔を知らずに育ち、コネもなければ学歴もない。遂には妻に逃げられ、子連れホームレスとなった男が再起をかけて立ち上がり、自らの努力で億万長者となる感動の半生。


    ウィル・スミスと息子で映画化されたこの作品。作品の良い部分がしっかりと実写化されたものだったと私は思います。映画を見た私はウィルとガードナーが重なりました。また息子が良いんですよね。


    ガードナーは父の顔を知らずに育ち、里親を転々としたり、継父の暴力に悩まされた少年時代と送ったそうです。苦難の多かった少年時代後にもガードナーはさらなる苦難を経験しています。一方、私は幸運にも恵まれた環境に生まれ、今を生きています。当然私にはそのつらさを想像できないものだと思います。


    しかし、だからこそ私はこの本を読むべきだと思いました。そして読むことで多くを感じることができ、自分の人生を真剣に考えていこう、悔いのないように生きていこうと再度思えました。


    「幸せのちから」は本当にあると強く感じました。

  • ウィルスミスとその実の息子が共演した実話映画の原作本。

    内容は映画と結構異なっており、時系列、登場するアクターもまるっきり違う感じ。

    本書では、著者クリスガードナーの伝記的な側面が強く押し出されており、
    幼少期からの様々な出来事が彼にどのような影響を与えてきたかが表現されている。
    映画では、大手証券会社に採用が決まったところで終わっているけど、
    実話では、実はそこからが大変だったことも分かる。

    泣くシーンはなく、全体的にいわゆるアメリカンドリーム的読み物だけど、
    自己啓発な意味合いでもう一回読むのはアリかと思いました。

  • 父子愛に感動しました。
    どん底から自分の努力ではい上がっていく主人公。
    最後までいっきに読めます!!

    【長崎大学】ペンネーム:K.H

  • ホームレスの時期は短く、野宿を数日。のし上がる物語としては面白いところもある。

  • 面白かった。映画も面白かった。ウィル・スミスがいい味だしていた。

  • この本は、家賃滞納が重なり家を追い出され、妻は出て行ってしまい、息子まで失うとこまでいってしまった、医療機器のセールスをする主人公クリスのどん底から這い上がっていくまでの話です。ホームレス生活の時に息子と駅のトイレで一晩過ごすところや、子供にしあわせな生活をさせてやりたいと思う彼の気持ちに泣けました。自分も何か挫折してしまうようなことが起こっても前向きに、諦めないで努力すること忘れないようにしようと思いました。

  • 映画を観てみていまいちだったので原作を読んでみたらとても感動した。
    ホームレスになったときのどん底から、成功してお金持ちになるまでが描かれていて一気に読めました。
    ホームレス生活の時に息子と駅のトイレで一晩過ごすところは親としての面子や、子供にもっとしあわせな生活をさせてやりたいと思う彼の気持ちに泣いてしまいました。
    そして主人公の努力家なところや、なにごともあきらめずに明日に希望を持つということが、彼の人生を成功まで導いてくれたんだと思いました。

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