- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768456613
作品紹介・あらすじ
2011年3月11日、東日本大震災により発生した原発事故。東電、政府、関係機関、専門家の過去・現在の発言から事故の責任を問う。
感想・レビュー・書評
-
本書はフクシマ原発震災後に書かれた「責任追及」本です。
あの事故があってから,しばらくは原発関係の本さえ読む気がありませんでした。が,そのうち「以前から危険を指摘していた人の本」をもう一度読み出して,〈誰の予想があっていたのか〉を確認していました。多くの人が,非常電源喪失事故や津波の可能性を指摘していたことを知りました。
一方,たとえ原発反対派の書いた本であっても「それみたことか」みたいな後出しじゃんけんのような本は読みたくなかったのです。
でも,本書は,どちらかというと後出しじゃんけんのような本です。
ここまで事故をひどくしたのは誰だったのか,徹底的に実名入りで書かれています。著者も書いているようにいわゆる推進派からのネットのコピペ情報がいっぱいあります。責任追及がうやむやになっているような現状にある中で,やはりこういう本も必要なんだろうなと思います。
文章表現はユニークなので,楽しんで読むことができます。一番しんどいのは,推進派の文章です。なんであんなに堅いんだろうなあ。そこは斜めに読んで下さい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
またしても、ここでも今や猫も杓子も震災や原発に関して書いていますが、取捨選択しておられますか?
川村湊の書くものは、たとえネットで拾ったデータでも熟考して意義あるものです。 -
原発事故は「組織の欠陥である!」・・・ということが解った著書。一戸町立図書館の立ち読みにて
-
企画コーナー「今、原発を考える時」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/5/23-7/31】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1595420