- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772613873
作品紹介・あらすじ
2020年 フローレンス・ナイチンゲール 生誕200年
苦悩と幾多の挫折を乗りこえながら
近代看護の基礎をつくり、
看護・福祉・保健・衛生にかかわる改革を果たした
勇気と行動力の人・ナイチンゲールの生涯を
戦後日本の看護の発展に貢献してきた著者が描く
ナイチンゲールが訴え続けた、命の大切さ、平和への願い!
好奇心旺盛な少女時代、新しい女性の生き方を求め、
悩み、たたかい、自らの手でつくりあげた看護の世界
今をどう生きるのか──模索するあなたへの時代をこえたメッセージに贈ります。
感想・レビュー・書評
-
私にとって”名前は知っているけれど、何をしたか分からない偉人”が多すぎるので、たまには偉人に関する本を読んでみようと、手に取った。
この本は、ただの伝記ではなく、日本の看護師の方がナイチンゲールに敬意を評してご自身のフィルターを通して見えるナイチンゲールの生き様を記した、ちょっと珍しいスタイルの伝記。
ナイチンゲールが看護師なのは知っていたけど、統計学で疫病対策を示し国の政策を変えさせた人と聞いて、統計学を学ぶ今の私の興味と重なると思って読んだ。統計学の話はそこまで深く登場はしないけど、ナイチンゲールの芯のある生き方が印象的だった。
ナイチンゲールが、世界で初めて看護のあり方を大きく変え、今の「衛生的である」ことが基本の病院を作ったと初めて知った。
19世紀前半までは、病院がとにかく汚い場所で、看護人は専門職ではなく、業務中も酒を飲む態度が悪い女中だった、傷や病気の手当はまともにされず、ベッドの布も院内の空気も食事も悪かったと。衝撃的だった。
今では「こんな状況では治るものも治らない」と思うけど、その概念がない時代だったんだ。
ナイチンゲールの、看護への一途な思い、本当にすごい。どうしたらこんなに”人生をかけてやり遂げたいこと”が見つかるんだろう。
ナイチンゲールは16歳の頃、神のお告げを聞き、どのように仕えるべきか、「神に召された意味」を考え続けた。苦手だった数学の勉強を毎朝するという試練を自分に課したり、世界中を旅して、貧しい中ろくな手当もされずになくなっていく人を見て心を痛め、身近な人の病時の看護をした。そうする中で、24歳の時、看護の道を貫く意志を固めた。
私は何が出来るだろうか。何がしたいだろうか。そのために今、何をしたらいいだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本学OPACはこちらから↓
https://nuhm-lib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=015810 -
【OPACへのリンク先】【講座選定:看護学講座(基礎看護学)】https://lib.asahikawa-med.ac.jp/opac/opac_details/?lang=0&amode=11&bibid=2000114928
-
請求記号 WZ100-KAW
https://opac.iuhw.ac.jp/Otawara/opac/Holding_list?rgtn=1M024796
2020年はナイチンゲールの生誕200年になります。近代看護の基礎をつくり、勇気と行動の人ナイチンゲールの生涯を描く記念版です。 -
N020
-
今年はナイチンゲール生誕200年とのこと。ナイチンゲールの功績をたどる。