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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
(42レビュー)著者の山下一仁氏は、元農水相にお勤めの官僚で、 おそらく、農水省にいてはご自分の信念を貫くことができないとお感じになって、 お辞めになったんだと思うけど、 なぜ、日本の農業がここまで危機的な状況に陥ったか、について、 こんがらがった糸を一本一本ときほぐすようにていねいに解説なさっている。 とてもわかりやすく解説なさっているんだけど、 私の基礎知識がもともとあんま... 続きを読む »
脱農化によって経済的に発展してきた、「組織のための組織」たる農協の歴史を書いた本。
読む前から端々理解していても、暗鬱な気持ちになって読んだ。どこかの
部分は教科書にも載せておかないといけないと思う。
政策として合理的な解決策もきちんと書かれている。だけど、なぜ彼らが原理的にそう保身行動するかというところに踏み込まないと、それは残念ながら解決策になっていない。政策としてそうした方がいいということは、自分たち自身が一番良くわかった上で短期的な既得益を求めているのだから。
第1章 「汚染米横流し事件」の背景
第2章 保護なしでは「GDPゼロ%」の日本農業
第3章 誰が日本の農業を衰退させたのか?
第4章 農協の台頭と「大罪」
第5章 農政トライアングルとは何か?
第6章 農協、農林族議員、農水省の「壁」
第7章 揺らぐ農協
第8章 農政が脅かす「食料安全保障」
終章 強い農業を築くためにするべきこと
最近のビッグニュースとして、米の先物市場ができたってのがあったけど、次第に農協の力が弱まっていく方向に動いていっているよな。
それでも農協はいわゆるnoisy minorityだと思う。
その農協が守りたいのは農家なのか?農協自身なのか?という話。
TPP参加反対はわかるけど、農協の論理は論理で違うね。
既得権益に切り込めば、そこにビジネスが産まれる。発展もするだろう。
その方向に動くように、quiet minorityになってほしいね。
郵政事業には、郵便、銀行、生保、と競争原理があるのに、依然農家にとっては、農協以外の選択肢がないのか・・・?と、実態をさらに知りたくなった。
農水省、議員など、政治関係の部分の話は、難しいので斜め読みで
普段気にも留めずにいた日本の農業の問題点を鋭く追究し、今後我々が目指すべき農業のあり方について提言。今後の日本の成長戦略を考える上で押さえておくべきトピックが学べる。
@yonda4
食料自給率が40%の日本。この数字がかなり危ない状況なことは多くの人が知っている。それなのに米は減反政策で面積がどんどん減っている。
なんで減反するの?
この答えに農協が大きく関わってくる。
農業に関わったことがないから、農協のことを気にしていなかったけど、農協、政治、官僚の癒着ぶりは酷い。
本書にも抜本的な解決策は記載されていない。まず少しでも多くの人とこの由々しき問題を共有して、外からの大きな声でかえていくしかないのかも
いわゆるJAとそれを取り巻く環境、政治、癒着などの問題を指摘。
元官僚だけあって、内情にもくわしい。
ただ、中盤の政治問題の中だるみは半端じゃなかった。
時系列で、色んな面から記述しようとしているのだが、如何せんくどかった。
一方で、その前後の説明はかなり分かりやすかった。
農家の1戸1票を守るために、専業農家に手厚い保護を行う、JAと農水省の関係などはしっかり理解できた。
最後の方の、食料自給率の必要性とその対応策も不覚にも納得してしまった。
減反政策の矛盾、関税の必要性、意味のある戸別補償なども説得力があった。
新書にしては内容が濃く、もっと知識がついてからもう一度読みなおしてもいいかも知れない。
一度組織が作られると、その目的が組織の維持と変わる典型例。会員数維持のために、専業農家よりも週末だけ農業する兼業農家が手厚い保護を受けている。手数料が収入源なので減反をさせてまで米の高価格を維持させている。とても日本の農業の未来を考えている団体とは思えない
・水は貴重な資源
→豊富な水資源により日本は発展した
・農地確保は安全保障上必要
・水田は米を作る以外に洪水防止等の機能がある
・日本は米の輸出国になれる
・専門農協の設立を支援すべき
採点的には星3つと4つの間くらいなんだけど、そんな点数つけられないのでとりあえず3つ。
とはいえ内容的には実にシンプルに現在の農政が抱える問題点を示していて、手っ取り早く知るには良い本。でもその問題点をどうやって解決するの?ってことには全然思慮が足りてないので、そこが今後の問題なんだろうなぁと。まあ新書でそこまで求めるのは酷というものではあるけれど。
上司に薦められて。非常に勉強になった。
僕は農学部であるもののその分野に対してはほとんど無知であり、その点は悔やまれるのだが、本書のような農政の歴史をわかりやすく著した本をはじめに読めば良かった。わ...
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