ウェブを炎上させるイタい人たち-面妖なネット原理主義者の「いなし方」 (宝島社新書 307)

著者 :
  • 宝島社
3.55
  • (16)
  • (27)
  • (31)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 235
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796675802

作品紹介・あらすじ

ネット漬けのバカと暇人に絡まれたらどうする?『ウェブはバカと暇人のもの』著者最新刊、ウェブ世界を荒らす「困った住人」たちの生態と対処法。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ウェブとはバカで暇人のもの」が面白かったのでこちらも読んでみた。
    言いたい事はほぼ同じ。ネットに対するリテラシーのためにこういった本はガンガン進めるべきだ。

  • ニュースサイトの編集者という立場である著者が、一部のネットユーザーを批判している時点でお見事だと思った。文体が辛辣なので、読み手の立場や性格によって評価が変わりそうな作品。悪意に満ちたネットの意見に辟易した人はもちろん、著者に近い立場の人など、ネットユーザーの一方的なサンドバック状態になりやすい職種の方にお勧め。立場上、被害に遭っても沈黙を通して我慢するしかないことも多いと思うが、どうにもならない鬱積を見事に代弁してくれていて痛快。

  • タイトルが軽いため、軽薄な内容に思えてしまうが、書かれている内容は「炎上」に関する概略のみならず、著者が経験を通じて得た実践的な炎上対処法などのノウハウも書かれているので、オススメできる新書です。

    この本が書かれた当時にネットで騒がれた炎上事例も具体的に取り上げられているので、「どういうことをすると炎上が起きるのか?」という視点からも参考になることが多いです。

    インターネットに慣れていない人(というか「炎上って何?」という人)は事前に読んでおくことをオススメしたくなる内容です。

  • ネットは、オジサンたちが作った20~30代のガス抜きであるという。それによって中高年齢世代は逃げ切りが出来るのだ、と著者は言う。結局、日本のネットはやっぱり残念で、平均年収350万の30~34才の愚痴の吐露に過ぎないらしい。「ネットはバカと暇人のもの」の続編的な新書。とはいえ、前半のソーシャルメディア分析とか著者は相当のネットユーザーであるとうかがえる。

  • 詳細な体系化

  • 実感のこもった文章から今までの苦労がしのばれるなー。ネットそれ自体はただのツールであるって点に同意。目的(暇つぶし含む)に意識的になって、負の部分をどうにかうまいこと避けて今後も利用していきたい。

  • WEBの仕事をしていると「WEB万能・至上主義」になりがちだがこの本を読むと「待てよ?」って思わせてくれるので冷静になるためにも読むのをオススメします。

  • ウェブ残念論、いくつ目だ?ってぐらいに芸風が確立されてきてるいつも通りの一冊。新しくなると引用ネタの鮮度も高くて良い。後になって読むと懐かしい思いに浸れそうだし。ネットに住んでるなら一度は読んでおきたいシリーズの一冊。

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出。

    ◆3月。中川さん既読著書・一冊目既読

    『ウェブはバカと暇人のもの~最終レビュー~』

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4334035027

    上記著書では書かれていなかった部分+

    〈ネットそのものが持つ『陽と「陰の部分=より深く掘り下げて」』〉

    〈ネットでのイタい人たち=『アダルトチルドレン』に近い印象〉

    を軸に

    《『もっともっと、ネットを取り囲んでいる「様々な世界の中」に『目を向けて』―本当、本当、そちらを大事にしろよ!―〈早いところ、目を覚ましてくれよ!いい加減にしてくれよ!〉』』》

    という、中川さんの

    《ありったけの『悲痛さと怒りとが混ざり合った「本心からの想い」』》

    が、存分に滲み出てくるかのような印象を、ヒシヒシと肌で感じていました。

    →[達×達(=Eテレで何度も再放送していた『日野原重明先生×何冊か既読した篠田桃紅さんの対談』―日野原先生が、ラストに話していた内容との『共通項』―自分の中で、ふっと気づいていました)]

    こういった本業に真正面から向かって携わってる方だからこそ

    《ネット=世間が見える》

    という《一点》に据えつつ

    +『大人世代・高齢者の方々が、何故「ネット中心でなくても」生き生きと過ごしいてるのか』

    という『別の「角度」からの「視点」』

    を通しても『本当、ごもっとも!』だと

    同時にそう、自分の中で噛み締めるかのように感じ入っていました。

    改めて、ネットの良さと恐さを通して

    ―していいこと・ダメなこと・ムダなこと・防衛策等を踏まえて『これらを常に「片隅に置きつつ、意識しながら」ネットを使うこと』―

    身にしみつつ、伝授していただけた著書でした。

    あいにく転載禁止ですが、ポツリポツリ、ヒントとなるキーワードを幾つかラストに書きながら、レビューを終えます。

    中川さん、本当にありがとうございました。

    *思い込みの激しさ

    *かまってちゃん=お遊戯発表会

    *コメント欄を設ける=ネガティブも覚悟で(絶賛する・絶賛されるために生きてない!)

    *〈多様性=面白い!〉

    *非生産的なことに、どれだけ時間を使ってるのか…

    *ネットという『おもちゃ』

    *『お前は「それでいいのか?」ということだけ!』

    *リアルライフの方が『すごい!』

    *『過信過ぎず、期待しすぎず、ハマらないこと!』

    ◇追記:黒木華ちゃん(Myリンク・6にて・5月更新より)が、就寝前、スマホに触らないよう、しっかりと日常的に普段から心構えをしてるのかにもつながるということも…自分の中ではそう感じます。

    *夜のスマホが頭痛の原因?やめられないで睡眠不足の方へ

    http://moontoyou.net/health/sumaho2.php

  • おもしろかった。
    インターネットに費やす時間を減らそうと心に誓った

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

編集者、PRプランナー、ライター
1973年生まれ。東京都立川市出身。大学卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターとなり、その後『テレビブロス』のフリー編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々なネットニュースサイトの編集者となる。主な著書に、当時主流だったネット礼賛主義を真っ向から否定しベストセラーとなった『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『ネットのバカ』(新潮新書)、『夢、死ね!』『内定童貞』(星海社新書)など。無遠慮だが本質を突いた鋭い物言いに定評がある。

「2020年 『意識の低い自炊のすすめ 巣ごもり時代の命と家計を守るために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中川淳一郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
村上 春樹
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×