みんなのレビューページ
この作品からのみんなの引用
-
ワールドワイドコンピュータは、自己表現と自己実現のための新たなチャンスとツールをもたらすと同時に、一部の人々には前例のない能力を与えている。それは、他人の考え方と行動に影響を与えて、その関心と行動を自分たちの目的に沿うように収斂させる能力である。
― 229ページ -
クリックがもたらす結果が明らかになるまでには長い時間がかかるだろう。しかし、インターネット楽観主義者が抱きがちな希望的観測、すなわち「ウェブはより豊かな文化を創造し、人々の調和と相互主義を促進するだろう」という考えを懐疑的に扱わなければならないのは明らかだ。文化的不毛と社会的分裂もまた、等しくあり得る結果なのだ。
― 199ページ -
ワールドワイドコンピュータが作りだした多様性の文化は、じつは凡庸の文化であることがいずれわかるだろう。何マイルもの広がりがありながら、わずか一インチの深さしかない文化だ
みんなの感想・レビュー・書評
(89レビュー)
専門用語が私には難しくて、半分くらいしか理解できなかったのは事実。
ですが、
GoogleとYoutubeの儲かっている仕組み。
マイクロソフトのパソコン&ソフト販売の終焉。
インターネットと人工知能について。
電気の発明と、インターネットの発明の大きな違い。
などなど、大変学ぶことの多い本でした。
クラウド化によりビジネスはどう変わるのか?
過去の電化と同様、ユーティリティコンピューティングは過去の資産を解体し新たに再構築を促す
仮想化の話のみならず、人工知能の話に行きついたのが意外だった。
途中からのスター・ウォーズ的展開。(ダークサイドを彷彿とさせるというか何というか)
マイノリティ・リポート、2001年宇宙の旅、そしてA.I.を今年度中にみたい欲が一層増した。
2年の時大学生協の本屋で見て気になっていた本。インゼミも終わり、やっと好きな本が読めるぜーと思って借りた本第1号。
アメリカの19世紀後半から20世紀初頭の電力市場のクラウド化(なんとインゼミに関連する話・・・。)から入って、だんだんと現代のIT分野でのクラウド化へと話が進んでいく。序盤の苦痛から中盤~終盤での面白さはなかなかのもの。ITビジネスってここまで伸びてるのかーと日本にいるとなかなか気づけない世界の発展状況を知ることができる・・・気がする。
また一歩就活する気をなくす、素晴らしい本でしたとさ。
二つの大きなショックを受けた。一つは、クラウド化する世界を、エジソンの電気・電力供給の発明時代までさかのぼったスケールで描いていること、もう一つは、この本が2008年初めに既に出版されていたことだ。前者については、原著が、"The Big Switch: Rewiring the World, From Edison to Google"であり、正にその題名の通りである。後者に... 続きを読む »
クラウドサービスの将来の方向性はどうなっていくのか。
電気や水道なのどと同様のライフラインになるのか、自己崩壊するインターネットに巻き込まれて消滅してしまうのか。
前半は前世紀におこった電気サービスの発展と普及が、現時点までのITの進歩との類似性を見出していくもの。
後半は電気などの今までにライフラインとなりえたものと、インターネットがさまざまな複雑な性質を持つために抱える問題点を並べていく。
前世紀に電気が社会に普及したときには複雑なものと考えられてきたようだけれども今では単純で扱いやすいという認識が一般的だが、インターネットおよびクラウドサービスがそのレベルに到着できるのかは、現在、そのように推し進めている人々もいる一方、拒否や一定の範囲でとどめようとしている人々もいる。
来世紀にはどうなっているのか。
「エジソンからGoogleへ」 そんな見出しで始まる本書は、クラウドコンピューティングをシステマティックに解説するのではなく、それが世界にもたらすインパクトについて解説される。 前半は今日のIT化社会に入る以前、バーデンの水車開発やエジソンの発電機発明など、今日のオートメーション化の歴史背景を振り返る。 そして後半は、「旧来の工業化時代には巨大な発電所が電力を供給したように、我... 続きを読む »
今流行りのクラウドっていうキーワードを期待して読むと痛い目に遭う良書。
技術革新の歴史と、ビジネスの進化が丁寧にまとめてある。
いまITの世界ではすごいことが起こっているように思えるが、この本を読むとある意味分りきった方向に進んで行ってるのがよく分る。
本書が書かれたのは2009年。2年たった今、スマートホンとそのアプリの急速な普及により、クラウド化は予想を超えたスピードで進んでいるように感じる。何でもネット上にある、そのことすら意識せずに、身につける端末で情報を入手し、さらにはインタラクティブにコミュニケーションできる。これは、セントラライズ化と併せて、パーソナライズ化が進んでいるといえるのではないか。
本書で語られる電力のセントラライズ化との比較は秀逸。ネットがクラウド化と同時に、エンドユーザ視点からするとパーソナラライズ化していることを考えると、電力についてもパーソナライズ化方向性があるのではないか、と個人的には考える。
前半は退屈。
後半は為になった。
電気の誕生からネットの未来まで、そして、それをビジネスとして
取り入れた成功者たちの動向を取り入れ、歴史を紐解くように語られる。
ネットの進化によって、コミュニティを広げるというプラス面だけが
見られがち、考えられがちだが、実はそうではない。という論拠が
分かりやすく述べられている。
確かに自分のネットの傾向を見ると、当てはまる。
自分の思考の枠を広げてくれる機会になった。
自分には電気のある生活が普通だった。
自分の子供達はPCや携帯があるのが普通の生活。
今後はどうなるのか。
未来予想は概して明るいが、著者の言葉にあるとおり、逆の振れ幅もあることを肝に銘じなければ。
情報技術は電力、データセンターは発電所。ソケットから供給されるもののようになるだろう。いまや
競争相手に対し優位に立つための手段でない。新しい事を始めても直ぐに追随される。
クライアントサーバモデルはその専門性から複雑さ非効率さを糧として来た。
ムーアの法則「mpuの性能 1、2年で2倍」のおかげで。だが、
仮想化技術が我々をクラサバの束縛から解除した。
メインフレーム時代の高い設備稼働率を回復し同時に柔軟性を獲得した。
インターネットは情報機器だけでなく人々を接続する。我々の知能がワールドワイドコンピュータのパワーの一部になればなるほど、我々の知能がソフトウエアコードやマイクロチップにくみこまれていく。我々の知能は変化するのか?覚え考えなくてもググれば答えが出る。我々は薄っぺらな存在になるのかな。2011.04.03
前作に引き続いて読んでみた。 前半は前作を踏襲する主張でまとめられていて、 後半はこれから来る世界の予想を並べる。 危機感の迫る内容ではあるが、それなりに正しいかと。 やや難解な口調で主張するところがあまり… インターネットの先、コンピューターの先、 ひいては人類の先…みたいなw。 結局主張が後半はぼやけていて、すっきりしない感じ。 …ん、そこが「クラウド化」してたのかw? 少なくともクラウドコンピューターの内容ではなく、 もっと包括的な世界観を論じてます。 甲殻機動隊めいた世界観をちらつかせているけど まあ方向は似たような未来になるのかなぁ。 その時の「Web」がどうなっているのか、 ビッグブラザーかHALがOneMachineになってても Webの中の人が折り合いつけているでしょうね、多分。
ボリュームはあるけれど、読み物として面白さがあるので続けて読みたくなる。個人的に仮想化の部分が分かりやすくて評価したい。こういう説明をしてあげれば理解できる人が増えるというお手本だと思う。
クラウドってなにか理解するために購入してみたが、大正解。 単なる、クラウドの説明というより、歴史的な流れ(電気を例にしているのがわかりやすい)、説明、展望と09年に読んでおいて正解だった。
インターネット=管理からの開放、という楽観的イメージが強かったが、イデオロギーの類似するコミュニティ意識が強まることや個々人が日々ネット上に流している情報によって中央集権的な管理が益々容易になっていくなど、警鐘をならしていたのが印象深い。
IT業界で起こりつつある事を電力の普及をメタファーに説明している。
解りやすい。勉強になる。面白い。興味深い。
ここ最近読んだ本ではダントツだった。
色んな話が面白かったが、
アマゾンのメカニカルタークの話が特に印象的だった。
ネット社会の基盤が一通り揃ってきた今、新たな流れへと本格的にシフトしているのだなと。
その分、私が関わっているビジネス自体もあり方をシフトさせていかないと生き残っていけないなと。
ワクワクするような怖いような。
先日、友人とも話していたが、「クラウドは面白い。来ているね」
クラウドと言う言葉自体が非常に抽象的なのだけど、
実体としてかなり出来上がりつつあるのだなと。
その基盤上でどんなビジネス作れるかねと。
過去、各事業所毎に自家発電を行っていた時代に中央発電所が登場し、いつでもどこでも電力供給が可能となってきたという事例を昨今のクラウドに置き換えて説明している本です (クラウドの話ではよく引用されている...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

