図解 親の財産を見つけて実家をたたむ方法

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  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828420400

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  • 先送りにすることでもらえない 財産もある

    業者に頼むのではなく 自分で遺品整理を行うことを考えてる方おすすめの書籍。具体的な手順が説明されています。

    郵政民営化前の郵便局の貯金は、20年以上お金の出し入れがないと権利が消滅してしまう。著書の中ではそれで720万円がパーになった事例や
    生命保険金は父親の死亡があった日の翌日から3年以内に請求がないと請求ができなくなる可能性もあること
    など、先送りにすることで権利が消滅する財産があることも紹介されていました。

    また、依頼が来れば無条件に引き受ける訳ではなく、故人の生活習慣などが分からない 依頼は断ることがあることと書かれており、遺品整理はそれだけ注意すべき業務なんだなと感じました。

    勉強になった箇所
    ・押し入れの奥に潜んでいた 定期貯金の権利が消滅
    ・償還期間の過ぎた国債などの証書が発見される
    ・生命保険の請求 時効は3年以内
    ・あなたの近所に空き家はありますか→33.2%があると回答
    ・専門業者でも、依頼を拒否する場合がある。リスクのある業務
    ・遺品整理の前にやっておきたい 四つのステップ(きょうだいの合意を得ておく など)
    ・親の家のたたみ方①きょうだいの誰かが住む②売却する③第三者に貸す
    ・生前に親と話す時には、「一番大事にしているものは何?」と尋ねるようにしてみてください

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著者プロフィール

さいたま市で遺品整理業を営む「遺品整理の埼玉中央」代表。1960年生まれ、東京都出身。相続診断士、終活カウンセラー、遺品整理ファシリテーター。京王プラザホテル、シェラトントーキョーベイホテルを経て、2000年にハウスクリーニング会社を開業。ホテルマン時代に、実家の遺品整理で父親の遺言書を見つけたことから、2002年に東日本では最も早く遺品整理の仕事を始め、2005年より専門事業部を本格的にスタート。生前整理まで含めた作業累計2150件以上。
数多くの現場で培った経験、遺族の声を基に、「終活」の普及活動を行うために、「相続・終活を扱う関係者」向けの特別講座を定期的に開催している。
著書に『もしものときに迷わない遺品整理の話』(SB新書)、『親が死んだとき後悔する人、しない人の実家の片づけ』(経済界)、『親ともめずにできる これがリアルな実家の片づけです。』、『図解 親ともめずにできる これがリアルな実家の片づけです。』(ともにDiscover21)、『図解 親の財産を見つけて実家をたたむ方法』(ビジネス社)など多数。

「2022年 『家族に感謝される終活整理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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