きいちごだより (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017670

作品紹介・あらすじ

リスのりすえちゃんは、クマのくまたくんへ手紙を出しました。「けさ、かわへおりる道で、みかん色のきいちごをみつけました。おじいちゃんが、“こりゃうまい、もみじいちごだ”といって、四つたべちゃった」くまたくんは返事を書きました。「このごろ、ぼくは林のまわりで、くまいちごをたくさんみつけてる。どんどんたべて、目がまわりそう」楽しいお便りに案内されながら、繊細に描かれた実物大のきいちごの図鑑を楽しめます。

感想・レビュー・書評

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  • きいちごを紹介する絵本なのに、ものすごく設定に工夫がなされている。動物たちが手紙をやりとりするというのも面白いし、言語と絵が溶け合っていて楽しいし、レシピまで紹介されていて、何回読んでも子どもを飽きさせない。脱帽。

  • 「どのページにも原寸大のみずみずしいきいちごの絵の枝。思わずつまんで口にほうりこみたくなるほど、すばらしくおいしそうな絵。りすやくまがそれぞれお気に入りのきいちごを12種類、その特徴と食べごろを紹介してくれます。都会でも少し郊外に足を延ばせば、林の中で宝石のように輝くもみじいちごやふゆいちごがみつかります。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000  の本での紹介より抜粋)

  • たくさんのいちごが描かれている。
    それぞれちがう動物の手紙形式になってて楽しい。
    最後の蟻たちが作ったいちご分類表もステキ!

  • ★★★★★
    森のなかにはいろんな種類のイチゴが実るんだねえ。
    甘くてすっぱくて、赤くて黒くて、みずみずしいイチゴたちのことで、動物たちはせっせとお手紙を書きます。
    (まっきー)

  • 5月のことり便。
    かわいい花の種と一緒に届きました☆
    動物たちが友達に出すお手紙という形で、自分の住む町のきいちごを紹介していくのがかわいいです。
    イラストや生態は百科事典のように正確で、そこもまた素晴らしいのです。

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著者プロフィール

1929年、劇作家・岸田国士の長女として東京府豊多摩郡に生まれる。立教女学院小学校、立教女学院女学校を経て、東京芸術大学油絵科に入学。1955年、谷川俊太郎の勧めで第一詩集『忘れた秋』を発表し、詩人としてデビューした。童話作家としても活躍し、1966年には画家の中谷千代子とコンビを組んだ『かばくん』でドイツ児童図書賞を受賞した。1973年、『かえってきたきつね』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。

「2019年 『岸田衿子の詩による無伴奏男声合唱曲 うたをうたうのはわすれても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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