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みんなの感想・レビュー・書評
(15レビュー)アメリカ政治を勉強するにあたって、政治以前に、歴史・選挙・社会の仕組み・経済状況についても知っておくべきだと思い、手にした本。とても、解説がわかりやすく、理解しやすかった。
池上彰さんが冒頭に「アメリカが好きです。アメリカが嫌いです」と相反する思いを淡々と語っていますが、たぶん誰しもそうなのではないかと。アメリカを好きな人ほど、嫌いな部分も知っている。アメリカが嫌いなひとは実はアメリカの製品をこよなく愛している。
多分それがドイツだったりイタリアだったり北朝鮮であったり。とにかくアメリカ以外の別の国であれば「全肯定」「全否定」が可能だろうと思う。アメリカだからこそ、好きといった次の瞬間に嫌いと言わざるを得ないのである。
なぜか。
それが本書のテーマであると思われるが、冒頭にそういうことをいっておきながら、基本的にはアメリカが嫌いなんじゃないかと思う池上さん。
そこは読んでいただければと思います。
・これまでアメリカにない天然痘を持込み、原住民が絶滅
・アメリカは「新しいイスラエル」というイメージ
・大統領は国家元首であり、行政の最高責任者であり、アメリカの象徴
天皇と総理大臣を合わせたような存在
・州にも軍隊が存在する。州兵
・弁護士が多い
・新しい民族が移民としてくると、これまでの移民の階層が一つ上がる
・第二次世界大戦では日本人移民はヨーロッパ戦線で戦った。手柄はアメリカが横取り
・モントゴメリーの黒人バスボイコット
池上解説ならではのテンポの良さ、わかりやすさは健在である。
アメリカという国の背景にある思想、国民性が宗教、銃社会、人種差別、訴訟社会……といった具体的事実に基づいて、わかりやすく描写されている。
池上氏がブッシュを毛嫌いし、オバマを気に入っていることがよくわかる。
個人的に、「そうだったのか! 中国」ほどの衝撃はなかったため★3つ。
おすすめ度:95点
池上氏は、本著冒頭、次のように書き出している。
「私はアメリカが嫌いです。
私はアメリカが大好きです。」
愛され、憎まれる国アメリカ、民主主義の帝国アメリカ、あこがれと反発の対象アメリカ。
どれもこれもあてはまる、不思議の国アメリカ。
そんなアメリカのさまざまな様相をあらゆる視点から見事に分析している、名著である。
以下、目次を記す。すべての章、すべて秀逸。
第1章 アメリカは宗教国家だ
第2章 アメリカは連合国家だ
第3章 アメリカは「帝国主義」国家だ
第4章 アメリカは「銃を持つ自由の国」だ
第5章 裁判から見えるアメリカ
第6章 アメリカは「移民の国」だ
第7章 アメリカは差別と戦ってきた
第8章 アメリカは世界経済を支配してきた
第9章 アメリカはメディアの大国だ
「知っていても行動をおこさなければ知らないのと同じ」 環境問題ではよくそんな風に言われます。 (個人的には知っているだけでも違うと思うのですが…) "歴史"は知っているだけでも役に立つ。 学生時代は『歴史=丸暗記=大嫌い=勉強しない』とアンチ歴史派でしたが、自発的に興味を持つと面白いもの。 本書はA4版と大きく写真も豊富。 何より説明が分かりやすく、単語につ... 続きを読む »
今のアメリカを詳しく知るには・・・ということで
手に取った一冊!
アメリカの歴史から、思想、民族にいたるまで
噛み砕いた優しい説明でとてもよく解る。
多民族国家としてのひとつにまとまる難しさや
移民の国家に対する気持ちの変遷など・・・
世界経済を支配してきたアメリカのこれからは
前途多難!?!?
アメリカの軍事侵略の歴史とかアメリカは軍事裁判をかけられることに拒否してるとかかなりの宗教国だとかを知って、アメリカへの見方が少しゆがんだ。ゆがんでるけど、現実なんてそんなもんだろう
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

