ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)

  • 太田出版
3.55
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本棚登録 : 129
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872339215

作品紹介・あらすじ

芥川賞作家(長嶋有)が放つ、入魂のゲーム批評。

感想・レビュー・書評

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  • ゲームをまったくしないわたしの、いちばん大好きなゲームエッセイ。

    たぶんゲーム好きな人が読んでも面白いんだろうけど、わたしみたいに小さい頃
    「弟がやってるゲームを後ろから見る」
    のがすきだったった人のほうが面白いと思います。作者(別名義だと長嶋有)自身ゲームめっちゃ下手ですし。


    ゲームを哲学したり無駄に考察したり、ひたすら怒られるゲーム(怒られげー)を楽しんだり。

    ゲームだけでなく、モノを創ること、それらを評価すること、とは何かを考えさせられる一冊です。意外に。

  • ゲームが好きだ。自分でプレイするのも良いけど、誰かがやっているのを観るのも好きだ。故にゲームセンターCXなどはよく観てた。なんでまたそんな番組の話してるかというと、この本のテイストがちょうどそれくらいの温度であるから。熱すぎるとくどいし、冷めた批評は好きなものについては聞きたくもない。これくらいでいい。

  • この本、どこ探してもなくて、読みたいのになあと思っていたところ、まさかの電子書籍であったのですぐさま買いました。

    ゲーム画面の写真は見づらかったけど、読みたかったから良しとしよう。
    期待通り、おもしろかった。
    ブルボンさんがゲームに「酔う」というのがすごい親近感。
    私も酔ってできないゲームがたくさんある。
    やってないゲームのほうがたくさんあったけど、やっぱりブルボンさんの文章は楽しくてガンガン読める。

    最近のゲームでも書いてほしいなあ。

  • 作家を語るにあたって文字化された媒体はくまなくチェックしなければならない。見よ! これが芥川賞作家の本気だ!?

  • ゲーム関連だったので全部読んじゃったんですけど、
    おもしろくないです。読まなくてよし。

  • 2010/8/2購入
    2011/11/10読了

  • 35〜28才くらいなら、
    そんでもって男子で、
    復活の呪文を教えあったりしたことが
    あったりすれば、どんぴしゃり。

    そうでなくても、
    「ゲームで遊ぶ」って
    どんなもんだろうかと思ったら、
    のぞいてみて損はない。

    最後に収録されている『ジャージの一人』は、
    『ジャージの二人』と合わせて読むと、ぐっとくる。

  • なにかを自分の言葉に置き換えて語る、ということを考える。
    どれだけ傲慢であっても、辛辣であっても、
    自分がその時思ったことを語る、それ自体が大事だと思う。

  • ブルボンなりの考察が炸裂。

  • ヘヴィメタから
     脂肪がはみ出したみたいな

    イヤな響きのタイトルですね。

    原題はフランスのエロ映画のパロディだか、オマージュだそうです。
     が、
    知りませんし、知りたいとも思いません。
    著者も誰も知らんだろうと言っています。

    内容はスルスルと楽しく読め、懐古的な感傷にふけることができます。

    テレビゲームは30年程度と、歴史も浅く、
    いまだ文化としてハッキリと認められたわけではありません。

    それでも、
    そう言い切ってしまいたい歴史が私とともにあります。
    著者も私もゲームに人生を狂わされていると思いました。

    いや、むしろ、

    いいえ、もちろん。

    いい意味で。ですよ。

    ※ヘヴィメタ
     ヘビーメタボリック症候群

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著者プロフィール

ブルボン小林(ぶるぼん・こばやし)
1972年生まれ。「なるべく取材せず、洞察を頼りに」がモットーのコラムニスト。2000年「めるまがWebつくろー」の「ブルボン小林の末端通信」でデビュー。現在は「朝日新聞」夕刊(関東、九州、北海道)、「週刊文春」、「女性自身」などで連載。小学館漫画賞選考委員。著書に『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(ちくま文庫)、『増補版ぐっとくる題名』(中公文庫)、『ゲームホニャララ』(エンターブレイン)、『マンガホニャララ』(文春文庫)、『マンガホニャララ ロワイヤル』(文藝春秋)など。

「2018年 『ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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