中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 (ディスカヴァークラシックシリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887596030
感想・レビュー・書評
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会社の偉い人がおすすめの書籍として誰かしら必ず挙げるので、気になって読んでみた。仕事の中で心がやさぐれた時とかに、心を落ち着かせる良い材料になるのかもしれないなと感じた。菜根譚というタイトルのごとく、何度も読み返し、自分の頭で咀嚼して、心に刻み込めば道標みたいになるのかもしれない。
一方で、「菜根譚」と言っとけばいいかと思っていない?と問うてもみたい。。。 -
傾倒しちゃうと鬱になりかねない
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中国の昔の言葉がまとめられている。人生訓
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「さわやかに生きる」
私はそれに尽きよう。
また味わって食べたい。 -
本書は詳細な解説等はなく。菜根譚に記載されている一文をカテゴリごとに整理し紹介する形式。その一節が記された背景や解説など深く知りたい人向きではないが、解説を加える事で、ある意味解説者のバイアスがかかるのを避け、自らが一説から教訓を拾う。気づきを得るのに向いている。
繰り返し聞く事でその時自分に合った言葉に出会うような使い方が良いかも。また、他の菜根譚にまつわる書籍とあわせ読むとより良い気づきがあるのでは? -
内容はよいが、オーディオブックで聞き流すには内容がキャッチできないと思い1章で終わりました
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「堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができると言う言葉に由来する」という菜根譚を易しく解説。巻末に原文と書き下し文が付いているのも親切。「無理に心を変えようとしない…水は波がなければ穏やかであり、鏡も曇りさえなければ自然と輝いている。これは人の心も同じで、本来は清らかなのだから、無理に清くする必要はない。濁らすものを取り除けば、自然と清くなる。また、楽しみも無理に探さなくてもよい。心の中の苦しみを取り除けば、自然と楽しい気持ちになってくるものだ」
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論語、老子の思想の妥協点を、著者の現実的な感性に従って選択し、分かりやすい言葉で提示されているように感じた。
言うまでもなく名著。
しかし、講談社で出版された本では、原文も注釈も付いている為、個人的にはこちらを推す。
時間のない人、さっと読める本を求めている人はこちらの方がいいかと思う。