3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 (コーチ・エィ監修コーチングシリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008年3月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887596252
感想・レビュー・書評
-
これまで読書で触れた考え方でいうと、アドラー心理学や、オープンダイアローグと共通するところが多い。概ね賛同できた。
役に立ちそうなところ全部、は無理なので、特に気に入ったあたりだけ、書き散らかしメモ。★印は、本に書いてあったことというよりは、私の主観の入った感想及び解釈。
・部下を知りたいと思い、会話を重ね、この職場にはあなたの居場所があると思ってもらう(★キモいうざいコミュニケーションとの差は、「仕事のための人間関係さ」というマインドでスタートすることかな)
・気づきの後のセルフトークをきっかけに人は行動を変える(★人は変えられない、自分で変える)
・褒めるのではなく承認する。賞賛は「評価」だが承認は「方向づけ」。承認(アクノレッジメント)の定義=「相手に表れている違いや変化、成長や成果にいち早く気づき、それを言語化して、相手にはっきり伝えること」。相手が自分自身ではまだ気づいていないことを先に察知して伝えるとより効果的。(★アドラー心理学の本にもあって、難しいなあと思っていたけど、ちょっとわかった。)
・ほんとうの信頼関係は、してほしいこと、してほしくないことを要望することによって築かれる。コミュニケーションとは、相手に要望すること。脅すのでも命令するのでもなく、要望する。遠回しな言い方ではなく、直接毅然と要望する。(★かっこいい)
・コミュニケーションを活性化するには環境がいるが、それは談話室とかチャットツールとかそういうことではなく「問いの共有」。
・問いを共有することの意味。常に考え会話や行動が起こること。もう一つは、人の頭に常にある非生産的な問い「だいじょうぶかな?」「ほんとうかな?」「嫌われないかな?」等を追い出すこと。(★パスカルの「全ては気晴らし」理論!)
・正しい答えを求めてしまうと会話はつまらない。ただ会話することが楽しいと思えるとき、人の自発性や自律性を引き出す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「答えはその人の中にある」というのが、コーチングの最も基本になる考え方だと学んだことがある。それを質問によって引き出す。
そういったことを研修等で学び、実際にトライしてみる。しかし、そんなに簡単にはいかない。どうしても、アドバイスしようとしたり、時に教えようとしてしまう。
それでは人は育たない。 -
3分間という短い時間ではあるが、互いに忙しいのでサクッと。ただし、部下について考える時間と部下とコーチング・カンバセーションを交わす時間を繰り返しタイムリーに行うこと。
会話は3分だが思う時間は長く。
この本の要点ポイントが書かれている箇所には「3秒間ナレッジ」と書かれてて、時間の大切さを強調しているようだった。
233冊目読了。
-
1on1コミュニケーションのHOWTO。
発達の最近接領域(ZPD)をコーチングで埋めていくということが集中的に掘り下げられた良書。
-
・部下のデータベースをつくる
・毎日部下について考える時間を作る
・会話そのものではなく会話の後の内省が行動を決定する
・肯定的な態度や行動を悪のレッジメントする。ほめるのではなく、事実を事実と伝える
・会社の目標を達成することで自分は何を手にするのか(=一人ひとりのWIIFM)うぃ明確にすることが目標設定のプロセスには不可欠
・人は楽しさの中で成長する -
相手に誠実な関心をよせる(これはカーネギーも言っている)。
そして、相手の為に3分の時間を作るようにする。相手の話を聴く為に。
その時間を「作るようにする」という営みに自体、相手に関心を寄せて、相手との信頼関係が生まれる。 -
・1日3分間部下とコミュニケーションをとること
・意識的に部下のことを考える時間を作ること
この2点を習慣化しようと思いました。
部下の時、エモーショナルワークに時間を使っていたことがストレスでした。自分の部下にはその時間を本当に必要なことに使ってもらえるよう心掛けたいと思います。 -
2421
1日3分部下について考える時間を作る、3分話す
気づき→熟考→選択→行動
課題とビジョンを可視化する
自分で問題解決できる部下を育てよ
質問するルールを作る
そもそも答えなんてない、考えさせよ、待て
褒めるではなく、承認すること
事実を事実として承認する
視点を未来に置く、どういう状態でありたいか
ゴール、たどり着くための問いを共有する
現状維持リスクが変化リスクを上回って初めて行動
習慣化を上手く使え
楽しさ、面白さを作り出せ
気づいたら行動する訳でない