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- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903082011
感想・レビュー・書評
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マンガ評論と対談集みたいな本です。
実は、このなかのマンガ、半分以上しらないかも。
作者の島田一志は、どうやら、マンガの編集のお仕事をしておられる様子です。
で、マンガが好きなことが、よく伝わってきます。
好きなマンガで、情熱を込めた仕事をする。
それだけで、簡単に、傑作が生まれるわけではないけれど、やっぱり、そういう情熱は大切だなぁと思います。
目がつぶれるほど……。 -
漫画は死んだのか。
私は、私のなかにあった漫画への執念を殺した。とても痛い思いをしながら、まるで、自殺するみたいに。
この論者は「己の好きな」漫画を創ることを夢として、それを実現できた珍しい人間だったのだろう。自己愛のようにさえ思える、その徹底した編集姿勢は、ここまでくると逆に小気味いい。しかし、本文中のほとんどの作品を知らず、斜め読みしてしまったのだが…。私も、こうなりたかった。私も、愛した作品を、愛した作家をこの手で人の目に知らしめたかった。私は半ばで縊り殺した夢に、毎日脅かされている。漫画は、まだ、生きている。
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