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この作品からのみんなの引用
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「詩を作る者は古体を学ぶを以て妙と為すも、古詩を写すを以て能と為さず。書も亦古意に擬するを以て善と為すも、古跡に似たるを以て巧と為さず。古振り能書百家の体別なる所以なり」(弘法大師 空海『遍照発揮性霊集』巻第三)
― 270ページ -
「心暗きときは即ち遇ふ所悉く禍なり。眼明らかなれば則ち途に触れて皆宝なり」(弘法大師 空海『続遍照発揮性霊集補闕鈔』巻第八)
― 168ページ -
ひとつ、ひとつの宗教あるいは宗教自体が、「好き」「嫌い」、「いい」「悪い」という話ではなくて、今、残っている宗教のいくつかは、それが「宗教」という形態をとらなかったとしたら、その思想や思考方法が「残っていたかな?」「何百年、何千年と続いたかな?」と考えた時、「そうはいかなかったかもな」と想像する。
― 177ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(34レビュー)
元々は「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載されていたエッセイ。それが書籍化された時に書評で読んで、そのうち購入して読もうと思っていたのに、すっかり記憶の彼方に消えていた。昨年秋、四国へお遍路していて、愛媛県の第57番札所栄福寺を打った時に、売店に著者のサイン入りで並んでいるのを見て、「あっ、ここなのか!」と急に記憶が戻ってきて購入。住職も境内で見かけて、「あっ、あの人なのか!」と思わぬ出会いも。
祖父の死去にともなって、24歳で住職になった若い僧侶の「自分なら何ができるのか」「どんな宗教人になるのか」いろいろな思いが真摯に、でも軽やかに書かれている。さらっと読んでもおもしろいが、深く読むには少々以上の知識や宗教観、人生観などが問われる1冊。もう少し勉強してから読み直したい。
この本を出した出版社(ミシマ社)に興味をもち、WEBのお気に入りリストに入れた。
お坊さんって徳の高いどこか遠い世界の人に感じてたけど、お坊さんも同じ人間なんだなぁと。
宗教ってなんとなく苦手だけど、この本は敷居が低くて、かつ中身はなかなか濃いのがいい。
仏教を宗教ではなく、生活の一部として捉えてみるのはアリかもしれないと思った。
筆者は四国八十八カ所霊場第五十七番札所の若き住職。 ネットの『ほぼ日刊イトイ新聞』に連載していたエッセイを元にしたもの。 一般の人にはあまりなじみのないお坊さんの日常を描き、また、若き和尚さんがどんなことを考えているのか、仏典の言葉を交えながら綴っていく。 何と言っても筆者の人柄・若さが魅力だろう。少年のような茶目っ気と素直さ。墓石の話やバリカンの話など、くすっと笑える話も楽しい。 ... 続きを読む »
お坊さんというか、宗教に関しては、そんなに深く考えたこともなかったし関心をもって見たことがなかった。
でも、この本の住職さんを見る限り、お坊さんも普通の人なんだよなぁと改めて気づく。色んな細かな雑務があり、自分の仕事に対する疑問もあわせもち、普通に同業者と草野球を楽しんだり。
たぶんだけど想像するに、お坊さんだって何も考えずにただその仕事をやっているだけでも食べていけるんだろうけど、彼は「今より、よき、なにか」を模索している。その姿に、プロフェッショナルを目指す職人としての魂をみてとれて気持ちがいいし、好感をもてる。
生きること、死ぬこと、宗教のこと、自分のこと、自分じゃない誰かのこと、そんなきっとなかなか答えは出ないだろうと想像できるような問題を少し自分自身で考えてみようかな。
この本を読み終わる頃、そんな風に思った。
生きていることは、出かける前に5分あるから、できることだけ、少しでもやっておこう、というような、とてもささやかで限定的なもの。若いお坊さんの語りは、友達と話しているかのように身近に感じた。
わははははっ\(^o^)/
笑いながら難しい仏教用語も勉強できて
お坊さんも普通の人が一生懸命に勉強して
悩んでいるんやなぁ~~って!!
身近に僧侶を感じられる最近にないヒット図書です♪
現役の四国八十八ヶ所の57番札所住職の白川密成さんがお坊さんになったいきさつや,お坊さんが何を伝えていくべきか,自分自身で考え悩みながら進んでいく様を記している。まだ20代と若いお坊さんということで,内容も若い世代にもとてもわかりやすく書かれている。堅苦しい話はなく,あらためてお坊さんも普通の人なんだなあと気づかされる。 『善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにノロノロしたら心は悪事を... 続きを読む »
おもしろかった!表紙のゆるい感じの絵とは裏腹に、大変中身の濃い本でした。敷居は低く、内容充実、って本、好きです。お坊さん奮闘記、仏教裏話だけにとどまらず、社会と自分の関係について、人生について、死について、いろいろ考えさせられました。著者は今治の栄福寺の住職さん。いつかお会いしたいなあ。それまでに、ぼくは坊さん、再読しよ♪
タイトルと表紙絵から期待する坊さんの内輪話のブッチャケ本ではなかった。各章とも弘法大師のことばをタイトルに、しっかりした人生論、宗教論を展開していて、ある意味、期待はずれ。でも面白い。こんな意識をもった坊さん達がお経を唱えていると思えば、なんか親しみが湧いてくるというもの。四国お遍路57番札所栄福寺の現役住職、さすが広告塾で学んだだけのことはある。
お葬式や法事のとき、わたしもごく普通に「お坊さん」に接することはあれども、このひとたちが普段どういうふうに職業として「お坊さん」の日常をすごしているのかさっぱり見えてこないので、それが垣間見えるかなと興味津々で手に取った一冊。
まぁまずは興味は満たされたといえる。
けど、文章が意外にも「軽い」ので、逆におもしろいところが「軽すぎて」笑えなくなっていたりするのが残念。
24歳で四国のお寺の住職となられた密成さん。大学は高野山大学密教科とバリバリの宗教家であられるけど、新卒で就職した先は町の本屋さん。そんな彼の語る、お坊さんの生活がとても面白いのでした。葬式仏教とよく悪口を言われる日本の仏教界ですが、彼は、そのお葬式をとても素敵なイベントとして位置付けておられて、丁寧に故人を送る過程がうん、いいなぁ、こんな風に送ってもらいたいと思わせられてしまいます。仏具の通販と... 続きを読む »
高野山で修行したお坊さんの書かれた本。
密教はなじみがなかったのだが、ところどころに挟まれた仏典からの引用と真摯な語り口に惹かれた。
お坊さんという存在に対して考えるきっかけになった本。
あたらしい本を出されるのであれば、ぜひ読んでみたい。
+++24歳、突然、住職に。 仏教は「坊さん」だけが独占するには、あまりにもったいない! 笑いあり、涙あり、学びあり! 大師の言葉とともに贈る、ポップソングみたいな坊さん生活。 +++ お寺の孫として生まれはしたが、そして幼いころからお坊さんに可能性を感じてはいたが、ある日住職である祖父が病を得、亡くなって、24歳という若さで栄福寺の住職になることになった。Tシャツにジーパンの白川歩くん... 続きを読む »
(要チラ見!)
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

