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みんなの感想・レビュー・書評
(4レビュー)
この映画が公開されたのは多分、私が中学生か高校生の頃。この当時の自分なら、「なんのこっちゃ」と思って終わりだったかも。いまの私自身が気づきを覚え始めたことと、見事に内容がシンクロしてて・・ちょっとびっくりした。ジーナ・ローランズ演じるマリオンは、学者としてのキャリアを積み上げる一方、ふとしたことがきっかけでココロに「揺れ」を感じ始めるが―というストーリー。
人間っていうのは、ちょっとでも歪な愛情を受けると、「周りからの承認ありきの自分」を生きてしまうものらしい。でも、「自らの承認だけで充分な自分」というのがその向こうに隠れていたりする。それが時折顔を出し、誰かを傷つけ、結果揺れ動く。突破口はひとつ。そのもう一人の自分と対峙して、生きること。映像のシックな雰囲気と気の利いた音楽が、その再生までを暖かく盛りたてていて、程よい人生&人間賛歌になっている。地味だと断じきるには、もったいない作品。
知的領域で社会的にも成功した女性が思いがけず陥る「中年の危機」。知的側面を高度に高めるために情緒的側面を殺してきたが、創作する場面に際して、殺してきて洗練されていない側面を生きることを求められるという、教科書的ともいえるほどわかりやすい展開。よく出来ているな〜とおもいます。
NYの精神分析セッションも垣間見えて関係者には興味深いです。
自分のもとを去っていく人間からはおそらく、生涯明かされることがないであろうその理由。そして孤独を作り出す本当の原因を、この映画の中のダイアログが鋭く指摘してくる。また無意識下の孤独への恐れや恥じらいから、死が訪れるまでに人間が犯す、無意味な時間稼ぎの様を的確描き、見終わった後映画そのものよりも観た者の人生を振り返させる力のある秀作♪
最後に自分の人生を肯定できる人生を生きたい。これを見たときの状況とあいまって、そのとき感じた思いはわたしの人生のテーマになっています。
年をとって自分の人生を全否定されることほ、どつらいことはないだ...
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