大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産) [DVD]
- 角川エンタテインメント (2012年9月12日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988126203610
感想・レビュー・書評
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突然起こった停電によって、さまざまなドラマが動き出すという設定は秀逸。最後にジャズバーにみんな集まってくることや、こいつとこいつが繋がるというところも見え見えです、予想外のドラマがなかったのが惜しいところか。そもそも一つ一つのドラマが小粒。香椎ゆうのパートとかなくてもよかったのでは。
あと「みんな歩ける距離にいるのかよ」「真冬の停電で寒くないのかよ」とか、ディテールのつっこみどころも気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京で大停電が起こるクリスマスの夜に、それぞれの人にはそれぞれのドラマがある。特に素敵なのは、原田知世の離婚という秘めた思いに魅せる表情。そして、豊川悦司演じるジャズバーのオーナー。ビルエバンスの名曲が真っ暗な夜に響く。
途中から複数のストーリーが絡み合う。今の時代に、真っ暗な中でキャンドルに灯をともすクリスマスなんてありえないだろうけど、こんな素敵な夜を過ごせるのっていいなあと思う。
見るのはもう三回目かな。この映画は邦画の中で、一番好きなんだと思う。東京のクリスマスはきっと、いろいろなドラマがあって、それぞれが世界一素敵で。こういう夜だから、と人はいろいろな事を話しだす。誰しも心に抱える秘密があるはずで、それは必ずしも他人を不幸にするものではない。一度で良いので、こんなに美しい夜にジャズと一緒にゆっくりと迎えてみたいものだなと思ったりする。 -
3連休、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕はここんとこ仕事忙しかったんでてっきり連休も仕事かと思ってたんですが、直前で出なくて良くなって。でもそんな急に言われても予定も入れてなかったし誰もかまってくれなかったんで、本読んで、映画観て、部屋整理したりしてました。いわゆる引きこもりって奴ですかね。
で、一通り休んだかなって思った途端貧乏性というかなんというか、、、「こんなに仕事してなくていいのか?」とか思って、今日は休みだったくせに仕事に行ってしまいました。^^;
貧乏暇なし、あとは不安の裏返し。このままの状態で来週を迎えちゃいけないと思ってたんで。
良くないんだろうけど、警備員さんと顔見知りってのは楽チンですね。
そんで一通り誰もいない仕事場で飽きるまで仕事して、、、
帰って一休み。で、今日の締めに映画「大停電の夜に」を一本観てました。
久しぶりに邦画を観たかな。
これ、ストーリーや映画としての出来はいかにも作られた話っぽかったし、各々の登場人物のつながり方が不自然ではあったけど、映像がキレイで観てて楽しかったです。役者も知ってる人が多くて親近感沸いて。
日本人には、こういう映画の方が合ってる気がしました。
気がつけば、映画の中の世界と同じように部屋真っ暗にしてキャンドルライトにロックグラスでアルコールを飲みながら観てて。たまには、こうやって部屋の雰囲気変えて楽しむのもいいですね。
キャンドルグラス、もう2,3個欲しくなっちゃいました。
アルコール、ずいぶん飲んでなかったら弱くなってるみたいでした。
そろそろこの連休も終わりかぁ、明日から山場の一週間です。頑張ってこー。 -
キャンドルだ(ら)けの夜のバーの絵がうつくしい
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カメラが良い〜
なんて言うか、画面構成と言うか、トリミングと言うのでしょうか
いちいち画面にシビれた
セリフとセリフの間も良い
先日の台風で停電を経験したところだから、すごく感情移入してしまう
そうそう、いつもと違う災害の時って、なんだか他人に優しくなれるんですよ
普段ならチラッと横目で見過ごすようなことにも目がいって、妙なお節介をせっせと焼いてしまうんです
そんな優しさに溢れて、尖った心が少しずつ和らいでいく映画でした
※原田知世がBlendyの詰め替え用を詰め替えているところはクスッと笑ってしまった^_^ -
なんかちょっと一人で空回りしちゃったかなーという寂しさに似たやるせなさが澱のように沈んでくる秋の夜、これは今の私にピッタリだぞとゴーストが囁くので鑑賞。大当たり。トヨエツも原田知世も宇津井健も吉川晃司もみんないい味出してた。人間生きてりゃ色々あるさ。
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皆色々な思い、過去の経験を抱えて生きている
大停電が起きた東京の夜の12人の男女の話
まったりしてるけど、深さはない -
幾つかの話が同時進行していく。イブの夜、東京が大停電になる。それぞれの人物が交差し微妙に絡み合う。話的には『阪急電車ー片道15分の奇跡』のパターンに似ているかも。
登場する人物は老若男女。それぞれに何かを抱えながらも最後にはホッと一息ついた気持ちになる。
みんなイイ味だしてました。豊川はカッコイイ。田畑も何処かのんびりしながら可愛い。淡島さん、宇津井さんも渋い、井川は妙に艶っぽい。久しぶりに見た知世はえらくオバサンに・・・・落着いた女性になった。吉川の無骨さも良いし、寺島も過去の思いを残しつつも逞しいお母さんを演じている。
誰もが突出する事無く調和している。その中で田口だけが存在感が薄い。全員との関わりを持つ可能性があるのが彼である。一番の重要人物でもある。人が良いオーラだけは感じる。この存在感の無さが、他の人物を大いに引き出させているのかもしれない。これがバイブレーターと活躍している田口の上手さなのかもしれない。
宇津井、吉川、田口の3人になった時、宇津井が「飲みたい気分だ。一杯やろう。」と言う。田口が断る。そこに田口が豊川のバーに行っていたなら・・・・・・・どうなっていただろうと考えさせるストーリー展開になっている。
物語的には多少のベタさは感じるが、これはこれで良いのかも。あまり深く考えずイブの日に彼氏、彼女と観ながら、ノホホンとすれば良いかと思える映画です。 -
こういうの好き。
日本版かつ小規模版ラブアクチュアリーといったところでしょうか。