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みんなの感想・レビュー・書評
(14レビュー)ぶっきらぼうな伊勢谷友介の演技は、東京の生活で擦り切れてしまった学を表現するための「あえて」なんだろう。そんな学を迎え入れる厩舎の仲間達がとかく温かく、その朴訥な優しさが観る側にも伝わってくる。物語のメインストリームは、学が、力の衰えた輓馬ウンリュウの再起に自分を重ねていくところだとは思うが、殺伐とした東京ではありえなかった人と人との触れ合いこそが学に変化をもたらしているように映る。レースの結果を見ずに競馬場を出る学、という演出にもそれが現れているような気がした。ギスギスした人間関係に疲れたようなときに見ると芯から温まる映画だと思う。
北海道の厳しい自然の中で、ばんえい競馬の世界に生きる人々。
大地にしっかりと根を張って、馬とともに生きる。
そんな生き方に、とても感動してしまいました。
ばんえい競馬の馬は、颯爽と駆けるサラブレッドではなく、雪の中を一歩一歩踏みしめて進む農耕馬。
本作にもそんな農耕馬のような印象を受けます。華やかさは決してないけれど、どっしりとした力強さのある作品でした。
人も馬も、とっても綺麗。
(2005年 日本)
素晴らしかった!
東京で事業に失敗した弟が、ばん馬を育てる北海道の実家に戻り、
再生してゆく物語だが、俳優陣が素晴らしく、台本は無駄に言葉をしゃべることもさせないで、ただそれだけにそれぞれの人物の奥深い感情がにじみ出てくるようで、素晴らしい映画だった。
根岸吉太郎監督が好きになった。
2005年の映画で、BSでやっていたので偶然観た。最初の30分は非常に秀逸な出来で、なんでこんなモンスター作品を見逃してたんやと、真剣に見始めたのだが、後半一時間はかなりダレる。作品としてまったくだめというわけでは決してないが、何か人間の粘りっこさとか、精神的な部分での割り切れなさがもう少し描かれていても良かったのではないかと思う。
北海道でばんえい競馬の厩舎を営む兄のもとに、東京で事業に失敗した弟が来る。そこで、厩舎の人や馬との生活を通じて自分と向き合い本当に今自分がしなければいけないことを見つめ直す作品。
作品全体のトーンは凄く好きなのだが、騎手役の吹石一恵の役作りの出来上がりがもう一つなのと、伊勢谷友介のどことない窪塚感が少し気になる。
しかし相変わらず、でんでんの演技は天才とも言うべき領域に達しているように思える。
んえい競馬の迫力!北海道の素敵な自然の映像。あの、機関車が走っていたというあの橋のシーンは本当に綺麗だと思う。北海道に住んでいてあそこを見たことないのはなんか勿体ない。絶対行こうと心に思うのです。 しかし、なんといっても役者陣の好演を忘れてはいけないだろう 佐藤浩市の職人気質の兄ぶり、世間を見返そうと成功の象徴の会社は倒産、財産も全てなくしジレンマにもがく弟を伊勢谷友介が熱演してたと思う。... 続きを読む »
小説『輓馬』を下敷きにしているが、字数を費やしていた箇所を巧く映像でまとめ、「力強くも心優しい大きな馬と向き合い、挫折からの再起を誓う」というようなテーマがよりスッキリした感じがする!!原作小説では馬との向き合い方が、何となく漠然としていたが、映画では“雲龍”という馬を登場させたことで、判り易くなった。また、原作小説には出ていない女性騎手も良い。各映画賞で評価を得た作品だが、流石に良い!!タイトルの「雪に願うこと」だが、これも作品の中で描かれている…
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