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- / ISBN・EAN: 4988142774125
感想・レビュー・書評
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サスペンスっぽい作りにはなってますが、アメリカの市民権を得ようとする移民たちの群像劇ですね。なかなか興味深いドラマでした。
強盗をした韓国系の少年に、クリフ・カーティス演じる捜査官が「誇りを持って宣誓式に出席しろ」と諭すシーンが本作で一番印象に残る場面です。グリーンカードを手にした人たちが参加する宣誓式というものがあることを初めて知りました。
「あなたたちを歓迎します」と述べられる宣誓式の光景を見ると、アメリカって意外と懐の深い国だな、という意外な印象も受けます。もちろん全ての移民が受け入れられるわけではなく、偽装がバレて国外退去となる者もいるし、離れ離れになる家族もいる。また、運良くグリーンカードを手にするちゃっかり者もいたりもする。そんな明暗も本作で描かれます。
どこで線引きがされるのかは運と言ってもよく、後味の悪さも残りますが、その悲喜交々には色々考えさせられるところがありました。
テレ東「午後のロードショー」にて。 -
GYAOで視聴。
不法移民問題を扱った社会派サスペンス。複数ケースを織り交ぜて難しい問題を分かり易く描いていて好感のもてる映画。自爆テロに理解を示す難しい役柄のサマー・ビシルの好演が印象的。 -
良かった。ハリソンフォードみたいなアメリカ人もいたらいいな。
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理不尽なコトがあっても、短絡的な力の行使はあまり良くない。
送還されたイスラム娘は本人達は否定してたけど、やっぱり危険な兆候はあったと思う。 -
難しい問題なんでしょうね。
よく分かんないけどw
なんで不法滞在したのかっていう理由を
もう少し細かく描いてほしかった・・・
なんにせよ、違法はダメだw -
米国への移民問題を扱った群像劇。市民権宣誓時に説明される「グリーンカードは成功を保証するものではなく、成功するチャンスが与えられたことを保証するにすぎない」という台詞が印象的。実際彼らの多くがスーパーキャピタリズムの社会で、搾取される側に落ち着くのだろう。今後日本にも移民は増えるだろう。しかしそのチャンスのありがたみにさえ気付けていなければ、今の日本の若者たちはさらに敗者となってしまうだろう。それにしてもハリソン・フォードは皺が多い。☆3
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ハリソン・フォードが、この映画の脚本に惚れ込んで出演を決定したというだけあって、移民問題をテーマにした考えさせられるいい映画でした。
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アメリカに渡ってきた移民たちと、彼らを取り締まる移民局や警察官たちの物語。
不法就労の女性、グリーンカードのために体を売ってしまう女性、もう少しで市民権を得られるというのに強盗に加担してしまった少年、両親に見捨てられた女の子、ユダヤ教徒になりすまして市民権を得ようとする男性、学校での発表の内容が元で家族が引き裂かれる女の子、それぞれの結末はさまざまで、ひとつひとつのエピソードがアメリカの移民の問題を浮き彫りにする。
暗い影の側面だけではなく、アメリカに受け入れられた移民たちの明るい面も描かれていたのが、バランスがとれて、両方の側面があるんだという観方ができたのでよかった。