The Matrix [Blu-ray]

監督 : アンディ・ウォシャウスキー  ラリー・ウォシャウスキー 
出演 : キアヌ・リーブス  ローレンス・フィッシュバーン  キャリー=アン・モス 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.84
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本棚登録 : 250
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135805089

感想・レビュー・書評

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  • およそ20数年ぶりの視聴。

    感想はというと、む、難しい!

    意味ありげな(哲学的な)台詞が私には意味わからん!

    好きだ好きだと思っていたけど、何にも分かっていなかったパターンですね。

    これは、私の中ではトリニティ視点に立っての、ときめき☆ラブストーリーですね。
    だってさー、(馴れ馴れしげ)絶対当たる預言者に、「あなたが愛する人物が現れる。その人物は救世主となる。」と言われたら(予想)、めっさドキドキしなくないすか?
    愛していいのか、愛さなければいいのか、やっぱり愛してしまうのか、感情が千々に乱れるにきまってる。
    しかも、その人物はキアヌ・リーブス!
    やばいっすよ!
    と、すると、ネオとトリニティーの初対面シーン。
    きっとトリちゃん、ドキドキしてたんだね。
    妙に高圧的な態度も、内面を知られたくない故の演技だったのね。
    トリちゃん、可愛い!

    なんて楽しみながら観賞。
    もっとシリアスにも観られる思いますが、観賞者の好きなように観させてくれるのが映画のいいところ。

    でも、タブレットで映画を観たあと、スタッフロールで画面が黒くなると、自分のヌメッとした顔が画面に反射して浮かび上がるのって、興ざめですよね。
    ハッ、こっちが現実だったって。
    マトリックスから目覚めたときもそんな感じかな、とふと思う。

    • 5552さん
      GMNTさん、こんばんは。
      再訪に感謝します。

      今朝、同居する私の祖母が誤嚥性肺炎で救急搬送され、バタバタしていたので返信が思ったよ...
      GMNTさん、こんばんは。
      再訪に感謝します。

      今朝、同居する私の祖母が誤嚥性肺炎で救急搬送され、バタバタしていたので返信が思ったより遅れてしまいました。
      不愉快だなんてとんでもない。むしろありがたいコメントです。

      そうですね。
      春日太一さんのインタビューの「わかるコンプレックス」、ああーって思いました。
      私は、GMNTさんの仰る通り、映画や本を「理解する」ということにこだわっいると思います。
      プロ、アマ問わず、他の方の映画評を読むと、自分より濃く、深く、作品を味わっているように見えて、羨ましいのです。
      あと、何となく「本質を掴め」プレッシャーも勝手にあります。
      本質を見抜いたほうがエライみたいな。
      冷静に考えると、そんなことないと思いますけどね。

      いつのまにか肩肘張っていたことに気づきました。
      ご指摘ありがとうございます。
      ちょっと肩の力を抜くことを意識してみようと思います。

      春日太一さん、意外とお若いのですね。←時代劇見るのはお年寄りという、子供のころからの先入観。
      サンドイッチマンの富澤さんにちょっと似てるショットがある…。

      司馬遼太郎さんの『アメリカ素描』は、映画を理解したいけれど、どうしたらよいか分からない私にぴったりそうです。
      図書館で探してみます。








      2022/08/18
    • GMNTさん
      こんばんは。
      お祖母様、大変ですね。昔、私の祖父も入院中になってて辛そうでした。SNSの返信とかお気になさらずに!

      春日太一さん、私...
      こんばんは。
      お祖母様、大変ですね。昔、私の祖父も入院中になってて辛そうでした。SNSの返信とかお気になさらずに!

      春日太一さん、私のひとつ上で同世代なので感覚的にわかる部分があります。私らの世代ってまだテレビ時代劇は放映されてて普通に見てたけど、「面白い時代劇」はもう終わっちゃってました。同世代でも時代劇ファンってほぼいなかったし、春日さんみたいなタイプって珍しいですよね。
      そんなギリギリな世代なので、私らの世代が古い時代劇のよさを語っていかないと、これは完全に廃れてしまうなあ……という危機感を持っています。70年代のテレビ時代劇は、若者向けだったり、今の若者が見ても充分面白いと思いますよ!

      話は戻りますが、私は「映画を観る角度」が重要だと思っています。5552さんはネオとトリニティの恋愛から見た感想を書かれてますが、私とは違う視点や観る角度で、それは独自性や個性なんです。
      私は恋愛部分にあまり興味がなかったので、それを読んで「あぁ、なるほど!」と思わされました。本質を突いている、と。だから最初に全くもって正しいと書いたんですよ。
      ストーリーの骨格はしっかりわかってるからよくて、枝葉末節の部分で「難解だ」となってるんじゃないか?と思ったんです。そこはどうでもいいというか、後で知る蘊蓄だから、そこまで意味はないんです。私含めてオタクはそういうとこで喜んじゃうんだけど笑。

      2022/08/21
    • 5552さん
      GMNTさん、こんばんは。

      祖母のことで温かなお言葉、ありがとうございます。

      時代劇はお年寄りのものだと思っていた―――などと、...
      GMNTさん、こんばんは。

      祖母のことで温かなお言葉、ありがとうございます。

      時代劇はお年寄りのものだと思っていた―――などと、前のコメントで書きましたが、それは勘違いで、子供のころ――小学生くらい――は、水戸黄門とか暴れん坊将軍とか、家族だんらんで本放送をいつも見てました!←急に思い出したので興奮気味。
      特に暴れん坊将軍の松平健さんは、胸ときめかして見てましたね。←渋い!そして今とほとんど変わらない!
      必殺シリーズはちょうど本放送が放映されていないエアスポットの時期だったせいなのか、見た記憶はあまりないです。再放送でも、親が観ちゃダメとなっていたのかも。
      そういえば、水戸黄門、暴れん坊将軍は、予定調和で、勧善懲悪なものばかりですね。
      親も安心して一緒に観られる 笑
      でも、それ以前の時代劇はそうではないと。
      うーん、春日太一さんの著書が読みたくなってきました。

      「映画を観る角度」ですか。
      私はどうも、自分のモノの見方が偏っている気がして、映画を「正しく」観られていないという負い目みたいなものがあるのですが、別に正しくなくていーじゃん、と開き直って書いたのがこのレビューなんです。
      何というか、いつも視点が固定しちゃってる気がして。頭固いなーと。
      なので、「本質を突いている」とGMNTさんが書いてくださって、正直びっくりしました。
      GMNTさんは、映画を多角的に観ている感じで、読むと驚きと発見があります。


      2022/08/22
  • 1999年当時は流行りに眼を背け、アクション映画なんてと見下していた、悪しきアート映画ファンだった。
    初鑑賞は2012年。
    だから思い入れたっぷりではないし、当時の衝撃を書くことはできない。
    いま見返してみると、フェティッシュな描写がいちいち面白いしカッコイイし嬉しい。

    雨がザーザー水がジャバジャバはリドリー・スコット「ブレードランナー」だよなーとか、
    バラバラガチャガチャ落ちる薬莢やボロボロ弾け崩れる柱や壁の石欠片は押井守版「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」だよなーとか、
    そもそもウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」かとか、
    連想の愉しみも捗る。
    意外と虫が腹にという場面などの生体的なキモチワルサはリドリー・スコット「エイリアン」のH・R・ギーガーっぽいな、とか。
    あとは「バーチャファイター」っぽいな、とも。
    有線の電話じゃないと現実とVRを行き来できない仕組みは90年代末っぽいなーとか、
    裏切り者のサイファーって「糞のような現実より夢見させてくれるマトリックスのほうがいい」とか、意外と芯を食ったことを言うなーとか。
    緑と黒のカラーコーディネートはPC画面の地と図なのかなーとか。
    ひとつひとつ思ったことを書き連ねれば書ききれないくらい、切り口も多いし見所も多いし、面白い。
    こりゃ売れるわ。

  • 2019/06/30
     観た当時、まだ小学生でよく理解できず、カンフーで闘ったり銃弾よけたりするアクションがただただかっこいい映画と思っていたけど、父が娘に語る経済学の中でやたら何回もマトリックスが引き合いに出されるので気になって久々に鑑賞。思ってたより面白かった。アクションももちろんかっこいいんだけど設定も良い。
     もしこの世界がマトリックスで、コンピュータに支配されてる現実を知らされたら、私はネオ達みたいに闘えるだろうか。正直例の彼みたいにマトリックスに戻りたいって思っちゃうかもな。でもどちらを選ぶにせよ、選択できるということが人間であることなんだと思う。そしてよりよい選択をするために人間は学び続けていく必要がある。満足なぶたより不満なソクラテスかぁ。正しい道に進むのにはなかなか勇気と忍耐がいるもんだ。続きも楽しみ。

  • この物語は、オープニングのトリニティことケイトアンモスのアクションで引き込まれちゃいますよね。なんせスタイリッシュです。
    今見返して見るとキアヌもまだ全然若くて「スピード」や「ハートブルー」の頃ですよね。
    モーフィアスから送られてきた携帯電話を見て思い出した。当時あんなスライド式の端末なかったから、めちゃくちゃカッコよく見えたんだよね。そう言えば敵側のスーツの彼らが履いてる靴も凄くカッコよかったよ。色々蘇ってくると観ていて面白さが増していくようです(笑)
    この頃の映画で既に取調室の椅子は「あのアルミの椅子」なんだなぁ〜米国の取調室でデフォルトなのかな?それを知りたいよ(笑)
    マトリックスの内部で目覚めた辺りの映像を見ると「銀河鉄道999」で惑星アンドロメダで機械人間の為に人間の魂を奪う装置を思い出しました。まぁこう言った多くの人間から生命や魂のようなエネルギーを搾取する様な機械は概ねこんな見た目ですよね。
    しかし現実と思って生活している世界が実は機械に見せられている非現実な世界…だなんて、すごい発想ですねぇ。目覚めたネオの筋肉を元に戻す為に東洋医学の針を使っている辺りも非常に視野が広くて面白いですね。
    で、実はマトリックスってAIがシンギュラリティを迎えて人類と対立し、挙げ句の果て人類を管理するようになった後の世界なんだね。面白いなぁ〜AIがいよいよ世間一般に浸透していこうとする21世紀初頭、2019年の今まさにスタートを切ろうとしている世界に警告を与えようとしているような作品だったんだなぁ〜
    モーフィアスとネオの格闘シーンでブルースリーとモハメドアリが登場してた(笑)
    預言者のキャラの意外性は秀逸ですよ。なんでまたあのオバちゃん…何だけど。オバちゃんがまた気持ちいいくらい人間味豊かでイカしてるんだよね〜
    モーフィアスを助けに行く時の一階での攻防は今見てもカッコイイですね。
    知識や技能をインストールするってのも今見ても斬新です。
    最後のあたりはちょっとばかし御涙頂戴でイケてないけど、全体としては今見てもカッコいい作品ですね。

  • 新作が出て、そういえばマトリックスって観たこと無いな~と思って今更鑑賞。格好良いの一言に尽きますね。1999年の映画とは思えない、新しい雰囲気。
    映像が綺麗。飛び散るガラスの破片のひとつひとつがスローモーションで見える迫力。逃亡シーンの追い詰められていくスリルが存分に味わえるカメラワーク……格闘シーンの鮮やかさ……アクションってあんまり得意じゃないけれど純粋に格好良いと思えた。
    音響も沢山工夫が凝らされてるんだろうなという印象。映画館で観たら更に迫力満点なんだろうな。
    音楽も良かった。エンドロールの曲を聴きながら洋楽っていいなぁと思った。
    私たちが普通に生活しているこの世界は実は仮想現実で、人類はAI?に支配されてるという設定もなかなか面白い。AIものって今たくさんあるけど当時にしては斬新だったのかな?
    預言者の存在はちょっと胡散臭かったし主人公がなぜ救世主となり得たのか(スプーン曲げの子が言ってたみたいに、マトリックスの世界はすべて虚構だから信念でなんとかなるってことなの……?)よく分からなかったけれど……いろんな解釈の余地が残されてる作品なんだろうな。

  • 続編が出るということで久しぶりに見ました。

    世界観はとても作り込まれていて、当時の流行にもなったことに納得の独自性があります。
    AIに支配された世界で暗躍する人々と、突然救世主と名指しされたネオの成長、無敵すぎるエージェントと、ストーリー性そのものはとてもわかりやすい。

    登場人物もスタイリッシュで洗練されているし、ファッションも印象的。

    みんな真似した弾を避けるマトリックス避けだとか、ド派手なアクションシーンだとか、スカッとするような映像を楽しめる。

    とにかくセンスの良い映画です。

  • 「4」ができるようなので改めて見てみた。当時としては最新鋭の映像技術の凄さに驚かされる一方で肝心のストーリーの方が精神性の強い作風になっているのでとりあえずアクションと映像の良さで魅せるタイプの映画かなあと思ってしまった自分がいる。

  • 哲学っぽい問いの話だよなと思って観てみた。
    この世界がぜんぶ夢であったなら、わたしはそれに気がつくことができるだろうか。
    後半はアクションのほうに力を入れすぎているような気もしたが、ストーリーもちゃんとSFで面白かった。銃弾を避けるシーンはさすがに有名すぎて改めて観ると笑っちゃうよね。

    人間が培養されているシーンがよくできていて好きだった。

    『攻殻機動隊』も観てみたいと思う。ずっと思ってるのに、まだ観られていないから絶対観る。

  • 映画を見たいと思うが、見たい映画がない。それでは、昔の面白かった映画を再度見るかとチョイス。
    映画の最初の方は覚えていたが、中盤全く記憶から抜けている事にビックリ!レボリューションズは映画館で見たのになぁ。

    ITエンジニアの主人公(裏ではハッカー)が今生きている世界に疑問を持ち、もうひとつの世界(仮想現実)を知り、支配者に抗う話。

    ラストはやり過ぎ感あったが、この世界感はいいわ。多くの人が1度は感じる(?)「この世界が何か間違っている感」をうまくストーリーにして観客をのめり込ませる。楽しく見れた。

  • 現実と仮想世界の狭間に響むウォシャウスキー“姉妹”の叫び。

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