石牟礼道子のおすすめランキング

プロフィール

1927年、熊本県天草郡(現天草市)生まれ。
1969年、『苦海浄土―わが水俣病』(講談社)の刊行により注目される。
1973年、季刊誌「暗河」を渡辺京二、松浦豊敏らと創刊。マグサイサイ賞受賞。
1993年、『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞受賞。
1996年、第一回水俣・東京展で、緒方正人が回航した打瀬船日月丸を舞台とした「出魂儀」が感動を呼んだ。
2001年、朝日賞受賞。2003年、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年、『石牟礼道子全集』全十七巻・別巻一(藤原書店)が完結。2018年二月、死去。

「2023年 『新装版 ヤポネシアの海辺から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石牟礼道子のおすすめランキングのアイテム一覧

石牟礼道子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『新装版 苦海浄土 (講談社文庫)』や『つやつや、ごはん (おいしい文藝)』や『食べごしらえおままごと (中公文庫 い 116-1)』など石牟礼道子の全211作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

新装版 苦海浄土 (講談社文庫)

1932
4.27
石牟礼道子 2004年7月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

水俣湾周辺の漁村で水俣湾からとれた魚を食べた猫たちが多数死んでいっていることが分かったのが1953年のことである。後にチッソ水俣工場から排出される廃液に含... もっと読む

つやつや、ごはん (おいしい文藝)

433
3.16
出久根達郎 2014年9月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

人は同情する事が大好きだから 嘘を言って騙せば 簡単に<むすび>がもらえる。 嘘の話に うんうんと頷き 「さぞや大変だったろう。」 「これ... もっと読む

食べごしらえおままごと (中公文庫 い 116-1)

410
3.88
石牟礼道子 2012年9月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

食にまつわるエッセイ。 食べ物だけでなく、その背景にある自然や人々の暮らしが見える。里芋の「いもがら」を触ってかぶれないだけでなく、アクも抜いて美味しく仕... もっと読む

椿の海の記 (河出文庫)

361
4.45
石牟礼道子 2013年4月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者が過ごした不知火の思い出語り。 祖父松太郎は天領天草出身を誇りとしている。土方仕事を「仕事は人を絞ってやるんじゃない、信用でやるんだ」と、天候による... もっと読む

苦海浄土 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)

331
4.65
石牟礼道子 2011年1月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 繋がぬ沖の捨て小舟  生死の苦海果もなし (池澤夏樹 解説) 『「水俣病」という命名がいっそ腹立たしい。あの病気、後になって考えれば最もふさ... もっと読む

はればれ、お寿司(おいしい文藝)

204
3.24
北大路魯山人 2019年3月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

北大路魯山人が通ぶっているのを こき下ろす流れなのがいい。 もっと読む

作家と猫

204
3.42

感想・レビュー

色な作家の猫に関する話や詩など。 ひとつひとつが短いので読みやすい。 石牟礼道子さんの「愛猫ノンノとの縁」の中の「猫が猫ぎらいのように、人間も人ぎらいな... もっと読む

あやとりの記 (福音館文庫 物語)

159
4.31
石牟礼道子 2009年3月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

当時福音館の雑誌「子どもの館」に連載され、「児童書」に分類されているのだが、 実際に読むのは児童ではなく親だろうけれど、 これを子供が読んだらなんと贅沢な... もっと読む

苦海浄土 全三部

152
4.65
石牟礼道子 2016年8月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

石牟礼道子が亡くなって3年半も経つということが、にわかに信じ難い。 三部作の合本は鈍器のように重いが、物理的な重さを超える重量と重力が宿る。執念いやむしろ... もっと読む

石牟礼道子 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集24)

147
4.57
石牟礼道子 2015年10月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

名作『苦海浄土』を背後で支えていたのは古代以来の人の営みと幸福であった。美しい文体がものがたる反近代の思想。 もっと読む

苦海浄土: わが水俣病 (講談社文庫 い 11-1)

128
3.81
石牟礼道子 1972年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

本当は1968年に講談社から出た単行本のほうを読んだのだが、検索で引っかからなかったため此方に。 今日まで未解決のまま続く水俣病。事件の外面的事情は色々... もっと読む

なみだふるはな

125
4.46
石牟礼道子 2012年3月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

http://blog.goo.ne.jp/abcde1944/e/8bfec1b1bf60f2719d95f0f4653a1998#comment-li... もっと読む

苦海浄土 わが水俣病 (講談社文庫)

117
3.82
石牟礼道子 電子書籍 1972年12月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

kindle。 ドキュメントとも物語ともつかない独自な文学。読みにくくさえある聞き書きの方言と報告書の冷たい文体と著者の内省が唯一無二のリズムを生んでいる... もっと読む

西南役伝説 (講談社文芸文庫)

96
4.36
石牟礼道子 2018年3月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

【わし共(どま)、西郷戦争ちゅうぞ。十年戦争ともな(※明治十年/1877年)。一の谷の熊谷さんと敦盛さんの戦さは昔話にきいとったが、実地に見たのは西郷戦争... もっと読む

十六夜橋 新版 (ちくま文庫 い-44-3)

92
4.57
石牟礼道子 2023年1月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

不知火の海辺の町・葦野で土木業を営む直衛と精神を病む妻の志乃。 海に抱かれた萩原家の記憶と生き様が重層的に織り成す美しい作品である。 志乃の記憶は往時の親... もっと読む

水はみどろの宮 (福音館文庫 物語)

91
4.28
石牟礼道子 2016年3月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

七つのお葉は幼い頃に両親を川で亡くし、爺さまに慈しみ育てられている。 喪失の哀しみを持った子どもは、声なき声に耳を澄まし、異界に足を踏み込んでしまうのだ... もっと読む

新書884新版 死を想う (平凡社新書 884)

91
3.65
石牟礼道子 2018年7月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

此処にひとりのほとけさまがいる。 もはや、詩人伊藤比呂美を聞き手にした石牟礼版「歎異抄」。 人は何故生き、何故死ぬのか。 ‥‥次の世というのは、あるんだ... もっと読む

言魂

77
3.86
石牟礼道子 2008年6月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2021/12/20 ひさごのみ日記:『言魂 -詩・歌・舞-』観劇より https://www.hyoutanza.com/2021/12/20/%E8... もっと読む

葭の渚 〔石牟礼道子自伝〕

73
4.43
石牟礼道子 2014年1月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いかならむ世に相見し君ならむ 花ふぶき昏【く】るる中かなしその眸【まみ】  石牟礼道子 〈歌との別れ〉は、彼女に必然的にやってきたという。水俣病が... もっと読む

ユリイカ 2016年1月臨時増刊号◎総特集=坂口恭平 -『0円ハウス』『独立国家のつくりかた』『現実脱出論』から『家族の哲学』へ・・・複数のレイヤーを生きる

73
4.00
坂口恭平 2015年12月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

普段は面白そうな論考だけ目を通して読み流してしまうこのも多いユリイカも、坂口恭平特集とあっては頭から足の先まで目を皿にして読むしかない。 いろいろな方面... もっと読む
全211アイテム中 1 - 20件を表示

石牟礼道子のおすすめ記事

石牟礼道子に関連する談話室の質問

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×