阿部賢一のおすすめランキング

プロフィール

阿部 賢一(あべ・けんいち)
1972年、東京生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程修了、博士(文学)。パリ第Ⅳ大学(DEA取得)、カレル大学で学ぶ。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は、中東欧文学、比較文学。著書に『イジー・コラーシュの詩学』(成文社、2006)、『複数形のプラハ』(人文書院、2012)、『カレル・タイゲ ポエジーの探究者』(水声社、2017)など。訳書に、フラバル『わたしは英国王に給仕した』(河出書房新社、2010/2019)、フクス『火葬人』(松藾社、2012)、オウジェドニーク『エウロペアナ 20世紀史概説』(共訳、白水社、2014、第一回日本翻訳大賞)、セイヤー『プラハ、20世紀の首都』(共訳、白水社、2018)、ベロヴァー『湖』(河出書房新社、2019)、ハヴェル『力なき者たちの力』(人文書院、2019)、チャペック『白い病』(岩波文庫、2020)、チャペック『ロボットRUR』(中公文庫、2020)、ツィマ『シブヤで目覚めて』(共訳、河出書房新社、2021)、チャペック『マクロプロスの処方箋』(岩波文庫、2022)など。

「2024年 『翻訳とパラテクスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部賢一のおすすめランキングのアイテム一覧

阿部賢一のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『白い病 (岩波文庫 赤 774-3)』や『シブヤで目覚めて』や『もうひとつの街』など阿部賢一の全49作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

白い病 (岩波文庫 赤 774-3)

798
4.06

感想・レビュー

コロナ禍で多くの方が病や貧困に苦しむ中で他国を侵略したり、政治家が一部の大企業や業界と癒着している現代社会と重ねながら読んだ。 80年以上前の作品だが人類... もっと読む

シブヤで目覚めて

517
3.85
アンナ・ツィマ 2021年4月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。 この作品はプラハで2018年に刊行され、チェコ最大の文学賞マグネジア・リテラの新人賞、イジー... もっと読む

もうひとつの街

420
3.59

感想・レビュー

読み初めはものすごく読みづらい。世界観が分かってからはページターナー。読み終えて数年経ってからもふと思い出して、また読みたいなあと思うことが時々ある。 もっと読む

わたしは英国王に給仕した (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)

416
3.70

感想・レビュー

これからする話を聞いてほしいんだ。 元ホテルの給仕長の語る半生の物語。 読みながら頭に浮かんだ映像は賑やかなミュージカルでした。(グランドホテルな... もっと読む

きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎)

397
3.36
都甲幸治 2016年1月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

村上春樹/ルイス・キャロル/大島弓子/谷崎潤一郎/コナン・ドイル/J・R・R・トールキン/伊坂幸太郎/太宰治 どれかの名前にピンときたら読んでみても... もっと読む

エウロペアナ: 二〇世紀史概説 (エクス・リブリス)

323
3.54

感想・レビュー

期待に反して空虚な一冊。全編不定人称文で書かれたような、歴史の教科書の形式を模した本で、一作毎に辞書形式・クロスワード、前後から読めるなど工夫を凝らしたミ... もっと読む

力なき者たちの力

304
3.68

感想・レビュー

チェコのベルヴェット革命の中核的な役割を果たし、革命後最初の大統領となったヴァーツラフ・ハヴェルの著書。 読む前のイメージとしては、たとえばキング牧師や... もっと読む

黄金時代

286
3.79

感想・レビュー

世界をその中に収めた「一冊の本」という概念は、マラルメに限らず、すべての読書人にとって見果てぬ夢なのだろう。ここにもその夢にとり憑かれた一人の作家がいた。... もっと読む

火葬人 (東欧の想像力)

280
3.75

感想・レビュー

作者自身が体験した身近、身の回りで起こったホロコースト。じわじわと始まり、最初は父親達が働けなくなり、同級生が消えて行く。本人の父親は警官で手を下していた... もっと読む

美術館って、おもしろい! : 展覧会のつくりかた、働く人たち、美術館の歴史、裏も表もすべてわかる本

275
3.96
阿部賢一 2020年5月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

チェコ共和国にあるモラヴィア美術館が製作した、美術館の歴史や仕事の内容、働く人たちを紹介した本。絵本のような大判のページの中に、カラフルなデザインでさまざ... もっと読む

ヴァーツラフ・ハヴェル『力なき者たちの力』 2020年2月 (NHK100分de名著)

225
4.02
阿部賢一 2020年1月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

チェコのプラハに初めて訪れたのは、1995年の冬でした。まだビロード革命がそう遠い過去の話ではなく、素朴ではあるものの歴史の積み重なりを感じさせる街の雰囲... もっと読む

わたしは英国王に給仕した (河出文庫 フ 17-1)

223
3.93

感想・レビュー

池澤夏樹の世界文学全集は、インパクトがありました。けばけばしい色合いの表紙もそうですが、ラインナップがすごかった。知らない物語がたくさん。ハードカバーはか... もっと読む

世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今 (立東舎)

212
3.70
都甲幸治 2016年9月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

海外作品を読んでいるとよく目にするのが ブッカー賞。最近では小川洋子さんが 国際賞にノミネートされたので聞いたことが ある人も多いかも。 でも... もっと読む

文学ムック たべるのがおそい vol.2

210
3.59
金原瑞人 2016年10月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

小説とエッセイと短歌の文学ムック…って感じなのかな、「たべるのがおそい」 明るい(?)森見登美彦、久し振りに読んだな… もっと読む

文芸翻訳入門 言葉を紡ぎ直す人たち、世界を紡ぎ直す言葉たち(Next Creator Book)

201
3.91
藤井光 2017年3月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

怠惰ゆえになかなか読む機会がなくて、気づいたら出版から5年も経っていたのだが、今読まねばほぼ一生読まないのではないかと思って手に取った。 英米文学者... もっと読む

ロボット-RUR (中公文庫 チ 1-4)

192
3.77

感想・レビュー

ロボット: 1. 電気・磁気などを動力源とし、精巧な機械装置によって人間に似た動作をする人形。人造人間。 2.目的の作業・操作をコンピューターの制御で... もっと読む

マクロプロスの処方箋 (岩波文庫 赤774-4)

136
3.73

感想・レビュー

チェコの有名な戯曲家、カレル・チャペックの代表作。約100年前、スペイン風邪の流行や第一次世界大戦によりヨーロッパでは死者が増えた時期、長寿を求める大衆の... もっと読む

ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品

133
3.26
都甲幸治 2014年9月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2014年ノンフィクションベストテン10位 柴田元幸さんの帯文が本書の魅力を端的に伝えている。 「ノーベル賞云々というのは、本当はたぶんどうで... もっと読む

夜な夜な天使は舞い降りる (はじめて出逢う世界のおはなし チェコ編)

111
3.53

感想・レビュー

いわば天使たちのオフ会。どんな職業も、あれこれ裏話があるものだよね。 2019年ヨーロッパ文芸フェスティバルにて、1本目の『天使はいつ自分の姿を見る... もっと読む

剃髪式 (フラバル・コレクション)

104
3.73

感想・レビュー

筆者の両親をモデルにしたキラキラノスタルジー小説。チェコ系の人々が未来に対して明るい気持ちを持っていた時代に、若くて美しかった母が金髪をなびかせながら自転... もっと読む
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