黒岩重吾のおすすめランキング

プロフィール

1924-2003年。大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中に学徒動員で満洲に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。日本へ帰国後、様々な職業を転々としたあと、59年に「近代説話」の同人となる。60年に『背徳のメス』で直木賞を受賞、金や権力に捉われた人間を描く社会派作家として活躍する。また古代史への関心も深く、80年には歴史小説の『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。84年からは直木賞の選考委員も務めた。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。他の著書に『飛田ホテル』(ちくま文庫)。

「2018年 『西成山王ホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

黒岩重吾のおすすめランキングのアイテム一覧

黒岩重吾のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『蘇我入鹿 落日の王子(上) (文春文庫 く 1-19)』や『天の川の太陽 上巻 改版 (中公文庫 く 7-19)』や『蘇我入鹿 落日の王子(下) (文春文庫 く 1-20)』など黒岩重吾の全962作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

蘇我入鹿 落日の王子(上) (文春文庫 く 1-19)

194
3.57
黒岩重吾 1985年4月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

歴史の教科書だと1行で終わってしまう「大化の改新」。 この話で、悪者のようになっている蘇我入鹿の方が、実は高貴だったと知り、飛鳥時代に興味を持ち今では歴... もっと読む

天の川の太陽 上巻 改版 (中公文庫 く 7-19)

169
3.76
黒岩重吾 1996年4月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日本最初の大規模内戦、壬申の乱を描いた古代歴史小説。 主人公は勝者となった大海人皇子(天武天皇)。権力者としても武人としても策略家としても才能豊か。... もっと読む

蘇我入鹿 落日の王子(下) (文春文庫 く 1-20)

159
3.66
黒岩重吾 1985年4月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

(上巻から続く)それはすなわち唐にならった律令制にもとづく中央集権国家化である。入鹿の苦悩は、大王家の血筋ではないが故に自分が絶対に大王にはなれないという... もっと読む

聖徳太子 1: 日と影の王子 (文春文庫 く 1-23)

143
3.62
黒岩重吾 1990年4月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日本の国の成り立ちを知ることができる入門書ともよぶべき物語。 もっと読む

天の川の太陽 下巻 改版 (中公文庫 く 7-20)

136
3.80
黒岩重吾 1996年4月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

上巻に引き続き、大海人皇子は石橋を叩いて叩きまくりながら、対中央朝廷の準備をすすめる。そして、待ちに待った兄の天智天皇の死。大海人皇子は味方にした地方豪族... もっと読む

飛田ホテル (ちくま文庫)

124
3.26
黒岩重吾 2018年2月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

昭和30年前後、女たちは西成界隈に住む底辺層で哀感と投げやりな雰囲気が漂います。語り出し、語り口が上手く、すぐに物語に引き込まれます。ディテールが丁寧なた... もっと読む

茜に燃ゆ 上: 小説額田王 (中公文庫 く 7-16)

121
3.31
黒岩重吾 1994年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中大兄皇子と大海人皇子、皇極天皇との関わりを、額田王の視点で。 歌人だけあって、途中で万葉集収録の歌が紹介されるのがいい。 もっと読む

天風の彩王 上: 藤原不比等 (講談社文庫 く 1-30)

114
3.51
黒岩重吾 2000年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

鎌足の子、史(不比等)は天智天皇の子供だが、それを告げられず、山科の地で田辺史大隅に養育される。鎌足が亡くなり、政変(壬申の乱)が起こると、史は一時逼塞す... もっと読む

鬼道の女王 卑弥呼 上 (文春文庫 く 1-33)

113
3.24
黒岩重吾 1999年11月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

卑弥呼については神秘的というぐらいしか持つイメージがありませんでしたが、こうして物語として読むと、そういうこともあったのかもと身近に感じられるようになりま... もっと読む

天翔る白日 改版: 小説大津皇子 (中公文庫 く 7-21)

112
3.78
黒岩重吾 1996年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文武ともに秀でた大津皇子が、どう生き、どのように非業の最期を遂げるにいたったのか。 壬申の乱に勝利した天武天皇の改革、外交戦略の中で、大きな存在感を放つ... もっと読む

中大兄皇子伝 上 (講談社文庫 く 1-34)

107
3.50
黒岩重吾 2004年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

前半はそれほど面白い展開もなく、クライマックスの場面もイマイチ盛り上がりに欠ける。 古代史は想像力が掻き立てられる面白い時代。 後半への伏線のような描写も... もっと読む

紅蓮の女王: 小説推古女帝 (中公文庫 く 7-18)

106
3.74
黒岩重吾 1995年8月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

まず断っておかなくてはならないのは、黒岩氏が本作(以外でも)採用している蘇我氏百済系説は、現在の学会では受け容れられていない、ということ。70年代当時はけ... もっと読む

聖徳太子 2: 日と影の王子 (文春文庫 く 1-24)

105
3.70
黒岩重吾 1990年4月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大王(崇峻天皇)を遥かに凌ぐ権力を持つ蘇我馬子の傀儡になることの無いよう反発しながらも、彼の力を利用し自らのやりたい世の中を作ろうとする厩戸。 その... もっと読む

斑鳩王の慟哭 (中公文庫 く 7-22)

103
3.75
黒岩重吾 1998年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

みんな大好き聖徳太子が主人公の、『紅蓮の女王』に接続するようでしない作品。『紅蓮』以降の推古天皇がしっかり出てくるんだけど、なんか『紅蓮』の時と人が違う!... もっと読む

北風に起つ: 継体戦争と蘇我稲目 (中公文庫 く 7-14)

103
3.41
黒岩重吾 1991年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

久しぶりの黒岩重吾氏の小説、読みごたえは十分です。そしてどれほどたくさんの資料を読み込まれ勉強されて書かれたのかもずっしりと伝わってきます。なにしろ6世紀... もっと読む

斑鳩宮始末記 (文春文庫 く 1-35)

103
3.48
黒岩重吾 2003年1月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

聖徳太子の生きる飛鳥時代、側近の秦造河勝の下で働く調首子麻呂と魚足のコンビが斑鳩宮で繰り広げられる殺人や収賄などの調査にあたるという、古代版警察小説です。... もっと読む

聖徳太子 4―日と影の王子 (文春文庫 く 1-26 日と影の王子)

101
3.69
黒岩重吾 1990年5月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

本棚の奥に並んでいた古い文庫本を再読。 蘇我氏と物部氏の合戦から遣隋使派遣や斑鳩宮建設の頃までのまでの厩戸皇子(聖徳太子)の青年時代を描いた小説。 ... もっと読む

茜に燃ゆ 下: 小説額田王 (中公文庫 く 7-17)

99
3.48
黒岩重吾 1994年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中大兄皇子、大海人皇子、やはりこの2人を取り巻く人間模様は面白すぎる。 詳しい資料がない時代であるにもかかわらず、深い人間ドラマに落とし込まれていてとて... もっと読む

天風の彩王 下: 藤原不比等 (講談社文庫 く 1-31)

97
3.56
黒岩重吾 2000年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

(上巻から続く)不比等の運が開かれるきっかけは草壁皇太子の近臣に就けたことにある。彼の学識がものを言ったのだ。それはのちに権力を手中にすることになる鵜野讚... もっと読む
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