J.M.クッツェーのおすすめランキング

プロフィール

1940年、ケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得して渡英、65年に奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ、ベケットの文体研究で博士号取得。68年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ビザがおりず、71年に南アフリカに帰国。以後ケープタウン大学を拠点に米国の大学でも教えながら執筆。初の小説『ダスクランズ』を皮切りに、南アフリカや、ヨーロッパと植民地の歴史を遡及し、意表をつく、寓意性に富む作品を発表して南アのCNA賞、仏のフェミナ賞ほか、世界の文学賞を多数受賞。83年『マイケル・K』、99年『恥辱』で英国のブッカー賞を史上初のダブル受賞。03年にノーベル文学賞受賞。02年から南オーストラリアのアデレード郊外に住み、14年から「南の文学」を提唱し、南部アフリカ、オーストラリア、ラテンアメリカ諸国をつなぐ新たな文学活動を展開する。
著書『サマータイム、青年時代、少年時代——辺境からの三つの〈自伝〉』、『スペインの家——三つの物語』、『少年時代の写真』、『鉄の時代』、『モラルの話』、『夷狄を待ちながら』、『イエスの幼子時代』、『イエスの学校時代』など。

「2023年 『ポーランドの人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

J.M.クッツェーのおすすめランキングのアイテム一覧

J.M.クッツェーのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『恥辱 (ハヤカワepi文庫 ク 5-1)』や『マイケル・K (岩波文庫)』や『夷狄を待ちながら (集英社文庫)』などJ.M.クッツェーの全21作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

恥辱 (ハヤカワepi文庫 ク 5-1)

821
3.86
J.M.クッツェー 2007年7月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

レビューはこちらに書きました。 https://www.yoiyoru.org/entry/2018/07/26/000000 もっと読む

マイケル・K (岩波文庫)

318
4.11
J.M.クッツェー 2015年4月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

道に 迷ったり 雑念で 自分を見失いそうになったとき きっと 自分を洗い出してくれる 一冊 極限ハングリーに自由に生きてみること 農場での溢れるような行... もっと読む

夷狄を待ちながら (集英社文庫)

272
3.83
J・M・クッツェー 2003年12月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

帝国の辺境の町に、首都から治安警察の大佐がやって来たことで暮らしが一変する。 夷狄が攻めてくる、夷狄を捕らえろ。女だろうと、敵とみなして拷問する。 だ... もっと読む

鉄の時代 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-11)

231
3.87
J.M.クッツェー 2008年9月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読み易い本ではなかったけど、興味深く読めたと思う。珍しく。100冊読んで99冊はつまんないからなあ。。苦笑 訳者や選者池澤夏樹氏の解説はまだ読んでない。... もっと読む

マイケル・K (ちくま文庫 く 22-1)

191
3.70
J.M.クッツェー 2006年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

移住に必要な許可は、待てど暮らせど公的機関から発行されない。夜間外出禁止令の禁を破り、徒歩で母親の故郷へ旅立つ男に、数々の困難が立ちはだかる。捕らわれの生... もっと読む

恥辱

163
3.66
J.M.クッツェー 2000年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

わたしには難解な小説だったような読後感。ブッカー賞を2度 ノーベル賞も受賞した作者、初めて読んだけど、やはり文化や環境の違いですんなり理解できないもど... もっと読む

鉄の時代 (河出文庫 ク 14-1)

125
3.50

感想・レビュー

暴力の存在に打ちのめされ、諦めたかのようにそれを受容するひとと、それに抗うひととの対比の構図が描かれているが、平和な社会なに生きる私には暴力の存在する社会... もっと読む

モラルの話

112
4.05
J・M・クッツェー 2018年5月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

クッツェーも歳を取ったんだなあ。 「私たちは歳をとると、肉体のあらゆる部分が劣化したり混乱に陥ったりして、それが細胞にまでおよぶ。古い細胞が、まだ健康であ... もっと読む

ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008-2011

102
4.00

感想・レビュー

クッツェーも読まなきゃ!イスラエル/パレスチナ問題についての視点おもしろかった もっと読む

イエスの学校時代

94
3.47
J.M.クッツェー 2020年4月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「イエスの幼子時代」の続編.ちなみに第三作「イエスの死」も刊行済みらしい(未訳). 相変わらず不思議なトーンで淡々と話は進むのだが,今回は殺人事件も起こ... もっと読む

ポーランドの人

81
4.20
J.M.クッツェー 2023年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表装に惹かれて手に取ると、全体的に緑の表に対して裏は黒。緑は部屋の色で少し奇妙な黄色混じりのカーテンと片隅に腰掛けている人、裏は黒い紙に書かれた手書きの五... もっと読む

エリザベス・コステロ

68
3.47
J.M.クッツェー 2005年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

人は、基本的に自分の考えを率直に発言することができる。しかし、当然のことに批判や非難がつきまとう。ところが、作家は小説の中で自分の作り出した人物に好きなこ... もっと読む

スペインの家:三つの物語 (白水Uブックス)

49
3.60
J.M.クッツェー 2022年11月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表紙はクッツェーの文字(J.M.Coetzee)でできたクッツェーの顔。カッコいい。 三つの短編が入っている。 開いたら、余白の多いこと!これで150... もっと読む

ダスクランズ

28
3.44
J・M・クッツェー 2017年9月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

尖ってる!濃い!ひりひりする!しかし全然おもしくない! 例えばレストランにて、あるテーブルにはステーキ、あるテーブルには生肉が置いてあるとして、ほと... もっと読む

少年時代

26
3.50
J.M.クッツェー 1999年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

繊細な少年時代を描く自伝だが、主人公は「その子」。人種問題、気候、宗教、言語が、多感な南アの白人少年の描写や考え方の中に埋めこまれていて、砂浜から顔を出す... もっと読む

石の女 (アフリカ文学叢書)

21
4.00
J.M.クッツェー 1997年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

閉ざされた空間である植民地で閉ざされた性である処女によって語られる息苦しい言葉。 全てが妄想のようにも思えるし、そのくらい現実離れした現実が彼の地にはあ... もっと読む

ダスクランド (アフリカ文学叢書)

14
3.80
J.M.クッツェー 1994年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

南アフリカ、ケープタウンなどを舞台とした作品です。 もっと読む
全21アイテム中 1 - 20件を表示
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