イーヴリン・ウォーのおすすめランキング

プロフィール

Evelyn Waugh(1903-1966)
イギリスの著名な出版社の社主で、文芸評論家でもあったアーサー・ウォーの次男として生まれ(長兄アレックも作家)、オクスフォード大学中退後、文筆生活に入る。デビュー作『衰亡記』(1928)をはじめ、上流階級の青年たちの虚無的な生活や風俗を、皮肉なユーモアをきかせながら巧みな文体で描いた数々の小説で、第1次大戦後の英国文壇の寵児となる。1930年にカトリックに改宗した後は、諷刺の裏の伝統讃美が強まった。

著作は、代表作『黒いいたずら』(1932)、ベストセラーとなった名作『ブライヅヘッドふたたび』(1945)、T・リチャードソン監督によって映画化された『ザ・ラヴド・ワン』(1948)、戦争小説3部作『名誉の剣』(1952-61)など。

「1996年 『一握の塵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

イーヴリン・ウォーのおすすめランキングのアイテム一覧

イーヴリン・ウォーのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『回想のブライズヘッド 上 (岩波文庫 赤 277-2)』や『大転落 (岩波文庫 赤 277-1)』や『ご遺体 (光文社古典新訳文庫 Aウ 6-1)』などイーヴリン・ウォーの全30作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

回想のブライズヘッド 上 (岩波文庫 赤 277-2)

194
3.86

感想・レビュー

ドラマ版(1981年グラナダテレビ)を見始めたので再読。大戦下のイングランド、将校チャールズ・ライダーはある貴族の領地に駐屯する。ブライズヘッドという名を... もっと読む

大転落 (岩波文庫 赤 277-1)

168
3.63

感想・レビュー

突然の不運に見舞われて、オックスフォードのスコーン・カレッジを放校されてしまった聖職者見習いのポール・ペニーフェザーくん。ああ、<母校よ永遠に>。 しょ... もっと読む

ご遺体 (光文社古典新訳文庫 Aウ 6-1)

158
3.45

感想・レビュー

はじめにお断りしておくと、この『ご遺体』はミステリーではない。 物語である。 不謹慎な――不謹慎きわまりない物語だ。 時は1948年、アメリカは... もっと読む

回想のブライズヘッド 下 (岩波文庫 赤 277-3)

136
3.94

感想・レビュー

主人公の在り方は好きではないが彼/彼女がそのようでしかいられないことは理解できる、というタイプの小説がすきだ。その観点で、本書は自分にとっては優れた小説だ... もっと読む

愛されたもの (岩波文庫)

112
3.67

感想・レビュー

仕掛けが多いのでできるなら最初の方を忘れないよう一気に読んだ方がいい。グロテスクな話を事務的に処理してゆく葬儀屋の場面では別役実の戯曲を思い出し、新聞の悩... もっと読む

スクープ (エクス・リブリス・クラシックス)

95
3.56

感想・レビュー

なんの前知識もなく図書館で借りたのですが、読み始めてすぐ、「げっ、ファルスか!」と思いました。 はっきり言って超・苦手ジャンル。 大学時代、坂口安吾を全部... もっと読む

イーヴリン・ウォー傑作短篇集 (エクス・リブリス・クラシックス)

84
3.83

感想・レビュー

最高。皆さんあとがき読みました?「プルーストの訳者の秘書になる話が舞い込んだが結局なくなり、失意の余り入水自殺するも、クラゲにさされ断念」。学生の頃の出来... もっと読む

ブライヅヘッドふたたび (ちくま文庫 う 7-1)

77
4.05

感想・レビュー

吉田健一の訳がいいときいて、古いちくま文庫で読んでみました。 ドラマを3話ぐらいまで見たので、豪華すぎるブライヅヘッドのお屋敷やオックスフォードの風景な... もっと読む

ブライヅヘッドふたたび

66
4.05

感想・レビュー

再読。 何とも言えない、美しい物語。 主人公が語る思い出が美しければ美しいほど、現在との対比が切ない。 ウォーの長編の中ではこれが一番好きだなぁ。 因みに... もっと読む

ピンフォールドの試練 (白水Uブックス)

60
3.17

感想・レビュー

解説が翻訳文のようでとても読みづらい。内容がほぼわからない。 もっと読む

黒いいたずら (白水Uブックス 67)

38
3.86

感想・レビュー

東アフリカのソマリア沖に浮かぶ島国、アザニア帝国。内乱のあと、若干24歳のセスが皇帝の位に就いた。セスのオックスフォード時代の同窓生バシル・シールは、面白... もっと読む

一握の塵

38
3.85

感想・レビュー

初読 ★3.5 こちらじゃなく小泉博一訳。 屋敷や貴族生活描写も訳なのか持ち味なのかイマイチ心浮きたたず、 「トニーの憂き目」で悪い方に話が進... もっと読む

卑しい肉体 (20世紀イギリス小説個性派セレクション 5)

36
2.78

感想・レビュー

1920年代の無軌道な「陽気な若者たち(ブライト・ヤング・ピープル)」を描いた小説。パーティーとゴシップと空騒ぎを繰り返す。 前作『大転落』にも登場した... もっと読む

士官たちと紳士たち 誉れの剣II (エクス・リブリス・クラシックス)

36
3.60

感想・レビュー

戦争三部作の二。前作のことは忘れたが、ファンなんで一応手に取る。戦争ものは頭に入ってきてもスルスルながれてく(女脳)。やっぱ英国人って戦争好きだし(勿論全... もっと読む

ポール・ペニフェザーの冒険 (福武文庫 ウ 901)

22
2.75

感想・レビュー

岩波文庫では『大転落』というタイトル。 訳は特に読みにくいということはないが、改行が少なく1ページに字が詰まっていて見にくい。 もっと読む
全30アイテム中 1 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×