笠谷和比古のおすすめランキング

プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授、大阪学院大学法学部教授。博士(文学)(京都大学)。専攻は日本近世史・武家社会論。主な著書に『主君「押込」の構造』(平凡社)、『士(サムライ)の思想―日本型組織・強さの構造』(日本経済新聞社)、『武士道の精神史』(ちくま書房)、編著に『徳川社会と日本の近代化』(思文閣出版)、『徳川家康─その政治と文化・芸能』(宮帯出版社)ほか多数。

「2020年 『信長の自己神格化と本能寺の変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笠谷和比古のおすすめランキングのアイテム一覧

笠谷和比古のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『新訂 日暮硯 (岩波文庫 青 16-1)』や『関ヶ原合戦と大坂の陣 (戦争の日本史 17)』や『関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制 (講談社学術文庫)』など笠谷和比古の全55作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

新訂 日暮硯 (岩波文庫 青 16-1)

114
3.75
笠谷和比古 1988年4月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『右の正しき事の條々、木工殿の帰依僧何某上人の直話伝へり、感嘆の余り、日暮し硯に向かひ、ここかしこ聞き覚えしところ、反古の裏に書きつけて、伝ふるものなり。... もっと読む

関ヶ原合戦と大坂の陣 (戦争の日本史 17)

107
3.81
笠谷和比古 2007年10月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

関ヶ原と大阪の陣を1冊ずつに分けて丁度いいくらい充実の内容。従来の通説とは見解が異なる部分が、最後の章にまとめられていて非常に面白い。 小山評定の時点では... もっと読む

関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制 (講談社学術文庫)

95
3.83
笠谷和比古 2008年1月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 初出は1994年。関ヶ原合戦における東軍の意図せざる編成に、初期の幕藩体制を規定した政治史的・国制史的意義を見出している。「家康の戦略」という副題に反し... もっと読む

主君「押込」の構造―近世大名と家臣団 (講談社学術文庫)

74
3.74
笠谷和比古 2006年10月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

江戸時代の大名は、専制君主ではなく、家臣団をないがしろにすると、家臣団によって幽閉、蟄居などというハメになることがあった、という話。真面目な歴史書。 「... もっと読む

徳川家康:われ一人腹を切て、万民を助くべし (ミネルヴァ日本評伝選)

71
3.70
笠谷和比古 2017年1月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

摂南大学図書館OPACへ⇒ https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50064550 もっと読む

論争 関ヶ原合戦 (新潮選書)

68
3.84
笠谷和比古 2022年7月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大変面白い、というか興味深い。 もっと読む

武士道の精神史 (ちくま新書1257)

66
3.75
笠谷和比古 2017年5月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

図書館にて借りた本。 今もなお日本人の心に連綿と受け継がれる武士道について詳しく書かれた本。 新渡戸稲造の武士道も読んだが、新渡戸稲造版は海外向けの本で... もっと読む

豊臣大坂城 (新潮選書)

60
3.36
笠谷和比古 2015年4月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

摂南大学図書館OPACへ⇒ https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99765838 もっと読む

武士道と日本型能力主義 (新潮選書)

51
3.67
笠谷和比古 2005年7月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

将棋や武道の段位制も、いい意味での年功序列制と似ていると思った。下がることがなく、モチベーションを保てる。いずれにせよ、西洋式個人主義と勝るとも劣らぬ気合... もっと読む

日本通 お国自慢・13の視点

35
3.86
渡部昇一 2010年12月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読み物は、その書き手が「書きたい」切実な思いがあってこそ読者に感動を与えることができる。本書のような企画本は、編集者から「専門家の視点からこんな内容のテー... もっと読む

士(サムライ)の思想: 日本型組織と個人の自立 (ちくま学芸文庫 カ 42-1)

32
3.67
笠谷和比古 2016年7月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日本的な組織について旧来のステレオタイプを修正するなかなか勉強になる内容だった。もう少し西洋との比較があるとよかったのだけど。 日本型組織の原型は中世の武... もっと読む

武士道ー 侍社会の文化と倫理

27
4.50
笠谷和比古 2014年2月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「武士道」を歴史的に整理してわかりやすくてよい。 もっと読む

江戸御留守居役: 近世の外交官 (歴史文化ライブラリー 89)

23
3.00
笠谷和比古 2000年3月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

近世における留守居役の活動の実態を多彩な事例から説明。これまで遊興に明け暮れた反倫理的存在とみられがちだった留守居役の役割について(1)先例・旧格の紹介、... もっと読む

関ヶ原合戦: 家康の戦略と幕藩体制 (講談社選書メチエ 3)

22
4.29
笠谷和比古 1994年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

東軍七万、西軍八万の激突主力秀忠軍遅参が持つ意味は。 関ヶ原での東軍の勝利は徳川の力によるものではない。秀忠の軍勢三万の遅参。外様大名の奮戦。不測の事態が... もっと読む

日暮硯と改革の時代: 恩田杢にみる名臣の条件 (PHP新書 73)

15
3.67
笠谷和比古 1999年3月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 江戸時代中期に松代藩の財政を立て直した恩田杢について書かれた「日暮硯」を解説。  恩田杢は財政再建に当たりまず自らが利益を放棄し質素倹約に努めた。... もっと読む

歴史の虚像を衝く

15
4.00
笠谷和比古 2015年12月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大変有益で面白かった。 日本人の歴史好きは、多分に歴史小説好き・講談好きの分類に入ると思うが、真摯に一級史料と向き合うことの大切さと面白さが存分に味わえ... もっと読む

士の思想: 日本型組織と個人の自立 (同時代ライブラリー 309)

14
3.67
笠谷和比古 1997年6月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 日本型組織なるものは、多くの場合、極めて浅く偏向したイメージでとらえられてきたが、それを打破する名著。  武士団の成立を俯瞰した上で、江戸期の大名家組... もっと読む

主君押込の構造: 近世大名と家臣団 (平凡社選書 119)

13
3.50
笠谷和比古 1988年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

主君と家臣団が乖離したとき、すなわち家臣から見て主君が耐えきれない暴君と見えるときに、主君を強制的に隠居させるということが江戸時代に構造的に認められていた... もっと読む

関ヶ原合戦四百年の謎

12
3.67
笠谷和比古 2000年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

現代の関ヶ原認識は旧陸軍『日本戦史・関ヶ原役』と徳富蘇峰『近世日本国民史・関ヶ原役』の2著の2次史料に依拠しており、1次史料から両者を疑うという作業をして... もっと読む
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