車谷長吉のおすすめランキング

プロフィール

車谷長吉

一九四五(昭和二〇)年、兵庫県飾磨市(現・姫路市飾磨区)生まれ。作家。慶應義塾大学文学部卒業。七二年、「なんまんだあ絵」でデビュー。以後、私小説を書き継ぐ。九三年、初の単行本『鹽壺の匙』を上梓し、芸術選奨文部大臣新人賞、三島由紀夫賞を受賞。九八年、『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞、二〇〇〇年、「武蔵丸」で川端康成文学賞を受賞。主な作品に『漂流物』(平林たい子文学賞)、『贋世捨人』『女塚』『妖談』などのほか、『車谷長吉全集』(全三巻)がある。二〇一五(平成二七)年、死去。

「2021年 『漂流物・武蔵丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

車谷長吉のおすすめランキングのアイテム一覧

車谷長吉のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『赤目四十八瀧心中未遂』や『ひと粒の宇宙 (角川文庫)』や『鹽壺の匙 (新潮文庫)』など車谷長吉の全68作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

赤目四十八瀧心中未遂

1414
3.89
車谷長吉 2001年2月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

普通の(…と思っている)生活を送っている毎日だが、何かをきっかけに暮らしが一変してしまう危うさは常に感じている。 車谷長吉さんの私小説なのかな?と思えるこ... もっと読む

ひと粒の宇宙 (角川文庫)

517
2.86
大岡玲 2009年11月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

30人もの作家さんを贅沢に使い作られた短編集。一つの話が長くて10ページ程だが、勿体ないので通勤途中に1日一作ずつゆっくり味わって読んだ。 多くの作家さ... もっと読む

鹽壺の匙 (新潮文庫)

428
3.65
車谷長吉 1995年10月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

各登場人物の理解困難な悪意にこれでもかと焦点が当てられ、楽しく読めるものではないのは前提として理解したうえで、まあ何とか全短編を読み通した。だが最後の最後... もっと読む

車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)

410
3.68
車谷長吉 2012年12月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この本を読み始めてすぐに、頬を平手で叩かれたような感覚に陥った。 目が覚めるとはこういうことか。 最初の相談についての答えは、自分の不運を嘆くことは考えが... もっと読む

忌中 (文春文庫 く 19-3)

261
3.56
車谷長吉 2006年10月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

死に纏わる、若干のコンセプトを感じる短編集。 キャリアの作品群の中でも特に救いの無い沈滞した作品が並ぶが、どこか作者の温度が感じられず無機質な印象。 一... もっと読む

極上掌篇小説

239
3.05
いしいしんじ 2006年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 SS集。短い話って作家さんのカラーがでるなあと。あえて著者名を目に入れずに読み進めていったら、「あ、好きだな」と思う方は、やはり他の著作も好きな方でした... もっと読む

金輪際 (文春文庫 く 19-12)

166
3.51
車谷長吉 2002年11月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表題作含む毒気に満ちた私小説数作の他、主人公に自己を投影したセンチメンタルで退廃的な男女作品群が特に目を引いた。あとがきの三浦氏による、作者への『幻想小... もっと読む

贋世捨人 (文春文庫 く 19-4)

154
3.74
車谷長吉 2007年4月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者が文士を目指すまでの自伝的な作品だが、作者の血肉が詰まった濃密で凄絶な内容。 女性との特異な出会いと別れが幾つか描かれるが、そういった描写が本当に巧... もっと読む

漂流物 (新潮文庫)

133
3.60
車谷長吉 1999年10月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者の頭から湧き出た泉の様な作品が自由に並んだ作品集。描かれた年代も恐らくまばら。 薄い話もある一方、何作か光るものがあり、掘り出す様な感覚で読めて楽し... もっと読む

赤目四十八瀧心中未遂

129
3.76
車谷長吉 1998年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

過去を振り返る話であり今も主人公が無事なことは物語の始まりでわかってはいるのだけれど、主人公生島の行く末が気になりすぎて一気に読んでしまった。「アマ」の裏... もっと読む

武蔵丸 (新潮文庫 く 19-4)

112
3.50
車谷長吉 2004年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者が関わった俗世の人物との交流や感銘を受けた記事・作品を饒舌体を用いつらつら書き綴る車谷式必勝パターンの私小説短編集。 表題作は綺麗に纏まりすぎてる感... もっと読む

世界一周恐怖航海記 (文春文庫 く 19-7)

102
3.38
車谷長吉 2010年4月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

新型コロナウイルスで外出自粛要請が出ている最中、積読を漁っていたら出てきたので。 希望難民御一行様 以来のピースボートもの。 しばらく、こんな旅行を積... もっと読む

吾輩は童貞(まだ)である- 童貞について作家の語ること-

89
4.00
筒井康隆 2018年7月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いきなりこんなこと言って申し訳ないとは思うけれど、私は童貞が好きです。 ぼんやりと「あぁ私ってもしかしたら童貞が好きなのかな…?」ぐらいの自覚だったものが... もっと読む

飆風 (文春文庫 く 19-6)

87
3.92
車谷長吉 2009年6月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

自己意識の文学、過剰に世間を気にし、俗物にも程があった自分への嫌悪、屈折した自己の超越、「世捨て」という過激さを伴わなければならなかったことが全てを示して... もっと読む

文士の魂・文士の生魑魅 (新潮文庫)

87
3.81
車谷長吉 2010年7月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者は文士たる最後の世代なのかもしれない。 もっと読む

赤目四十八瀧心中未遂 (文春文庫)

81
4.11
車谷長吉 電子書籍 2001年2月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

車谷長吉という作家の、私小説だからやはり主人公は作者の人物像を相当強く反映しているんだろうなぁ、と思いながら読むと、このヒト、かなりとんでもないな、という... もっと読む

妖談

77
3.48
車谷長吉 2010年9月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 34編を収めた掌編小説集である。タイトルと「百鬼夜行絵巻」を用いたカヴァーから怪談集のような印象を与えるが、妖怪変化のたぐいはいっさい出てこない。中身は... もっと読む

妖談 (文春文庫 く 19-9)

70
3.40
車谷長吉 2013年7月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

妻であり詩人でもある高橋順子が車谷長吉との結婚生活と死別を描いたエッセイ集『夫、車谷長吉』 もっと読む

忌中

61
3.22
車谷長吉 2003年11月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

つらい… ホラーだと思って読んだのに、違っていた。全く違っていた! でも文章はとても文学的(なので私の中のカテゴリは「文学」にした)。 かなりつ... もっと読む

灘の男 (文春文庫 く 19-8)

61
3.06
車谷長吉 2011年2月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

車谷長吉『灘の男』文春文庫。 リズムのある口語調で綴られた3編から成る短編集。 表題作の『灘の男』は実在した濱田長蔵と濱中重太郎の破天荒な二人... もっと読む
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