The Ocean at the End of the Lane
- Harper Collins USA (2013年6月18日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・洋書 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9780062272348
感想・レビュー・書評
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本を入手するより先にAudiobookが手許に届いたので、先に耳から入った。
うん。Gaimanの本は本当に声に出して読むのに適していると思う。ご本人がAudiobookも手がけていることもあって、音声で聞くと絵がまざまざと頭に浮かんできた。
そして本(早く読みたくて仕方がなかった!)。
Audiobookの影響もあると思うけど、とてもスムーズな展開だったように思う。Gaimanにしては早すぎるくらい。American Godsのあの伏線に続く伏線とは全然違う。
7歳の少年と11歳(とはいえ普通の11歳ではないんだけど)のLettieという、こどもの繊細な心理を扱いながら、スリリングかつ無駄のない展開のお陰で、今まで読んだどのGaiman小説よりすっと本の世界に入り込めた。これも、ふぅーと満足感に浸りながらページを閉じた本。
Gaimanの小説の手腕が冴えに冴えてる感じでした。
主要人物の名前がHempstockだったこともあって、The Grayveyard Bookと重なるところがちらほら。本作品も人間の世界との境界線が大きなテーマ。
英語がとてもよくて、おそらく語彙も選びに選んだんだろうなと思う。音声化されることを念頭に書いてたんだろうな(それらしいことはAcknoledgementでちらと言及あり)。まるで詩みたい。
7歳の少年の世界観は今大人の私でも口ずさみたい英語。
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