- Amazon.co.jp ・洋書 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9780440404194
感想・レビュー・書評
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○あらすじ
もうすぐ12歳になるMargaret。
ニューヨークから引っ越したニュージャージーの新居で、
新しい友達もできた彼女でしたが、
周りの女の子の体が少しずつ成長していくのに、全く変化のない自分…。
その上、ユダヤ教徒とクリスチャンの両親の間に生まれ、
特定の宗教に属していないMargaretは、
そのせいでいつまで経っても自分が“普通”になれないのではと悩みます。
両親に相談することもできず、
その代わりに彼女は、心の中で彼女の神様に自分の悩みを打ち明けていきます。
(あらすじは参考程度でお願いします。)
☆感想☆
タイトルに惹かれて、ずっと読みたかった作品です☆
難しいかなぁっと思って、最初は恐る恐る…という感じだったんですが、
調べてみたら、YL4.5なんですね(爆
Judy Blumeの作品は、これまでに何冊も読んでいるので、
それもあってか、とても読みやすかったです。
それにしても、なんと言うか…
あらすじも感想も書きにくい作品です(苦笑
Judy Blumeの作品って、
いつもニューヨークかニュージャージー、
ニューヨークからニュージャージに引っ越す、
その反対のどれかな気がします(爆
それに、よくユダヤ教についても出てくるなぁっと。
12歳頃の女の子の変化や、早く成長したい気持ちなど、
Margaretみたいに必死にはならないかもしれないけれど、
誰でも経験する未知のものに対する期待と不安?みたいなものが
上手く描かれた作品だと思いました。
女の子は、成長が外見に出てしまうので、
一瞬で大人になれるんだと思い込んでいる女の子たちの
会話がなんとも可笑しかったです。
Margaretの場合、
宗教的にどっちつかずなのと体の成長、
皆と同じになれないこと(?)がごちゃまぜになってるんですよね(苦笑
ユダヤ教とキリスト教、
初めて二つの宗教の行事に参加してみることで、
いつも自分が悩みを打ち明けている“神様”を感じようとする彼女ですが、
なぜか教会に行っても、ユダヤ教寺院に行ってみても、
いつも以上に神様を近くに感じることができないことを知るMargaret。
ある意味、彼女の自分探しの旅のような感じもしました。
宗教って、後から選べるものなのか?
それとも、生まれもってのことなのか…
なんとも、深い内容でした。
注意:出版されたのが1970年なので、ところどころ時代を感じさせる内容が…。
現在では形が変わっているので、よく分からないところもあります(爆