The Paperboy

著者 :
  • Scholastic
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780531071397

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  • 新聞配達の少年が主人公の絵本。
    寒い朝、両親も妹もまだ眠っている明け方に、少年がしぶしぶ起き出し、朝食をとり、相棒のコーギーといっしょに配達に出かける。

    自転車に乗る少年のあとから走ってついてくるコーギーがかわいい。道順は少年と同様そらで覚えていて、どの木のにおいを嗅ぎ、どのリスを追いかけ、どの猫に吠えかければいいか知っている。

    「新聞配達の少年と犬以外、世界はすっかり眠っている。そしてこれが彼らにとってもっともしあわせな時間」

    やがて空が赤く染まってくる。最後の新聞を配り終えると、少年と犬は競うようにして帰宅する。

    家に入るとまだ暗いが、「朝の物音」があたりを包んでいる。お父さんとお母さんは目覚めていて、ベッドで静かに話している。妹はもう起きて土曜の朝のマンガを見ている。

    そんななか、少年と犬はふたたび眠りにつく。ベッドはまだあたたかい。少年たちは文字通り夢見心地だ。

    けれども読者にとってはむしろ、この一連の配達の過程が、少年と犬しか知らないこの静かな幸福な時間が、夢のように感じられるしかけ。

    その人しか知らない、その人だけが身をもって知っている日常の幸せはかけがえがない。

  • S太朗、4歳11ヶ月で読んだ本

  • 新聞配達少年のある朝。夜明け前だけど、色使いがとってもきれい。少年にどこまでもついていって手伝う犬がまたかわいい。がんばった少年と犬に、お疲れ様、って声をかけたくなる絵本。作者はCaptain Underpantsの作者でもあるDav Pilkeyっていうところが、ちょっと驚き。Caldecott Hoor受賞作。370wd

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