Number the Stars

著者 : LoisLowry

• Clarion Books (2011年5月2日発売)

感想・レビュー・書評

[なまけものさんの感想 · 2022年3月31日]

1943年ナチス占領下のデンマークのお話。主人公の親友であるユダヤ人一家を逃そうとする。最後まで緊迫感が続き後半は一気読みしてしまった（睡眠不足）。今まで読んだ英語の本の中で一番自分好みの読書を楽しんだ気がする！デンマークにおける第二次世界大戦について完全な無知だったので歴史的事実を教えてくれる作者の後書きもよかった。勇敢である事、あえて伝えない事の意味など考えさせられる面も多々。
もっと難しいかなと思ったけどすごく読みやすかった。

[mellunaさんの感想 · 2021年8月28日]

第二次世界大戦中のデンマークを舞台にしたお話。ユダヤ人のsegregationがprotagonistの身近にまでどんどん迫っていく緊迫感がすごくrealでvery scaryだった。

10歳向けの小説だけれど、非ネイティブの私にとってはこのレベルのボキャブラリーや表現がレベル的にはちょうど良かった。

[mayokoさんの感想 · 2020年9月11日]

ナチス占領下のデンマークに暮らしていた少女と友達のユダヤ人一家に起こった実話を元にした物語。
10歳の子供目線の話なので読みやすく、想像していたほど悲惨な話ではなかった。
当時のデンマークの人々の勇気と漢気に称賛を送りたくなるいい話。思っていたより話が短く、すぐ読み終わった。

[0107springsteenさんの感想 · 2016年2月27日]

大人になるってことは大変だ、吐くべき嘘や勇気の意味も、兎に角全部ひっくるめて引き受けなければならない。
Annemarieはきっと良い大人になってくれる、でなければ巨悪には対峙できませんから。
しかし本作がデンマークとあまり縁が無さそうな作家の手になる作品という事実を考えると、実は日本に紹介されていないだけで日本軍を題材に取り上げた良い小説って世界に数多く存在するんだろうな、、、

[Sumireさんの感想 · 2015年4月30日]

ナチス占領下のデンマークの話。
戦争モノで主人公や主要人物が死ぬと、読んだ後元の世界に戻って来られないくらい落ち込んでしまうのですが、これは児童書ということなので気楽に読み始めました。
ナチスを完全なヒールとして描写しており、まさにアンパンマンでいうところのばいきんまんのような描かれ方でした。善と悪のキャラクターが明瞭に描き分けられているところは、この作品の読みやすさの一因だと思います。

ストーリーには無駄がなく、密度の濃いドキドキハラハラの家族友人愛ドラマをこんなに簡単な文章で書けるなんて。児童文学の奥深さを感じた一冊です。ルイス・サッカーやロアルド・ダールといった大御所の作品もきっと面白いんだろうなと少々的はずれな期待してしまうくらい、面白い本でした。

[hh259さんの感想 · 2015年1月30日]

読みやすいし、内容も人物も素敵だ。
タイトルは、ダビデの星かな。
オススメの一冊。

[soniagandhiさんの感想 · 2014年6月7日]

This is a juvenile book but I love this and very interesting book.
The setting of this book is in 1940, WW2 in Copenhagen, Denmark. There was controlled and rationed food by Nazi occupation. Protagonist is a 9 years-old girl called Annnemarie. She is a Christian but her friend, Ellen is a Jewish. This story is about how Annemarie and other Denish people help Ellen and Jewish people to escape from Denmark to Sweden. I love this book making me so excited:)

[koichimdさんの感想 · 2013年12月19日]

デンマークで起こった第二次大戦中のユダヤ人迫害のことです。ユダヤ人の大部分をにがしてあげた、デンマーク人に脱帽です。

[amazon-lilyさんの感想 · 2013年1月21日]

人種の壁を越えて命を張ってユダヤ人を助けたデンマークの人々の誇り高さに心打たれた。自分はといえば、せっかく正義感の強い息子がせっかく弱い子をかばったり、正しいと思うことを恐れずに言っているのを見ては、息子自身の立場を悪くするのでは、と「ほどほどにしときな」とつい先日声をかけたばかり、、、。
私自身はデンマークでのユダヤ人のエピソードは初めて知ったし、まさにこれは読まれ、伝えられるべき話だと思う。作者自身が作中で事実の部分と創作の部分をはっきり示し、伝えたいことをストレートに記しているのは珍しいのではないか。作者の熱意を強く感じる。