The Unconsoled

著者 :
  • Faber & Faber
3.29
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  • (1)
本棚登録 : 17
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780571283897

作品紹介・あらすじ

Ryder, a renowned pianist, arrives in a Central European city he cannot identify for a concert he cannot remember agreeing to give. But then as he traverses a landscape by turns eerie and comical - and always strangely malleable, as a dream might be - he comes steadily to realise he is facing the most crucial performance of his life. Ishiguro's extraordinary study of a man whose life has accelerated beyond his control was met on publication by consternation, vilification - and the highest praise.

感想・レビュー・書評

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  • おー、やっと読み終わったぜぃ、長かった、、、
    いきなりの場面転換などがあったような気がして、果たしてこの本について行けているのか?と思っていたけれども、どうやらそういう本らしく当方の英語能力の欠如のせいだけではないことで一安心(?)。
    まぁそれはさておき★2.5でおまけというところですかな。
    主人公のよく分からないいきなりの我慢無さの発現、周りの妙なまわりくどさ、Sophieの理解不能な意固地さなど、不条理といえば褒め言葉だけれども、正直纏まりなしというところに落ち着くんじゃないですかね。この本を誉めるのも貶すのもどちらも試されるような感じがして、その意味で作家の意図どおりの作品かも。そうでないかも。

  • カズオイシグロの4作目の長編小説で、名作Remains of the Dayの次の作品なので、どんな感じかと思いましたが、最初から最後まで、一貫して、まるで覚めない夢を見続けているような。。主人公のRyderは起こる出来事を何ひとつコントロールできず、次々と物事が起こり、印象的で、なにかこころにわだかまりのある登場人物が、不可思議な行動や要求や、延々と語り続けたりして、主人公を翻弄していく。
    登場人物の姿や会話が見えない、聞こえないはずなのにRyderは登場人物の行動を追い続けたり、道に迷って途方に暮れたり。
    しかし、後半に進むにつれて、物語は不思議な熱気を帯びて、Gustavのcaféでのエピソード、Brodskyの指揮のシーンが圧巻。
    最後まで意表を突かれながら読めました。

  • 読み終わりそうにない。日本語のほうは面白く読めたけれどやっぱりこれを読み切るほどの英語力はないということを痛感した。カズオ・イシグロの挫折は2冊目だ。

  • 難解。
    主人公のMr Ryderは高名なピアニストであり、コンサートのため、架空の町(おそらくはヨーロッパ)に行くが・・・。

    不条理話。
    出だしから、ホテルの老ポーターがとにかく数ページも長々と話しかけてくる内容に何の意味もない。
    何故かポーターの娘と孫の世話をする。支配人の息子のピアノの面倒をみる。町の有力者の亡くなった犬を偲ぶ会にパジャマで夜中に出席する。学生時代の友人に会う。老指揮者の恋愛話に付き合わされる。

    色々と愚痴やトラブルに巻き込まれ、練習時間も無く、来ると何故か思い込んでいた長年音信不通の両親も来ず、さらには自分の出演なしにイベントが終了する。

    主人公がとにかく不満だらけでいながらも、それら全てに巻き込まれ、そのいずれも解決しない。

    英文の読解力が不足気味の人にはお奨めできません・・・。

  • とにかく長かった。
    ある意味天才かも。

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