The Sartorialist: Closer (The Sartorialist Volume 2)
- Penguin Books (2012年9月6日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9780718194390
感想・レビュー・書評
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ウェブお洒落マガジン“THE SARTORIALIST”の紙版、第2巻。
前巻よりはカジュアル度が勝っているように思うけど、やはりお洒落。ダサい柄や丈のスカートを、洒落たコーディネイトではきこなしているショットが見事。顔立ちやプロポーションがよさげだとか、そういうのも少々あるだろうけど、それぞれが自分自身を「雰囲気のある人」に仕立てる着こなしは見ていて楽しいし、自分のタンスの肥やしも生き返らせたい衝動にかられる。それにしても、ミラノの男性、特におっさんのお洒落っぷりはどういうことだ。べスパのボディの色とスーツの色まで合わせるって、伊達にもほどがあるさ!
たぶん…なんだけれど、欧米の人は、コートなどの上ものをとても長く持たせて着るのが上手だと思う。ばあちゃんは若いころの毛皮のコートをいまでも無造作に着こなし、20代のお嬢さんは、ママやおばあちゃんのお下がりのそれを、お洒落なドレスに引っかける。そのくたびれ加減がなんともいい。写真にはその瞬間だけじゃなく、そこまでの時間もちょっとだけ写る。そこが面白いところだと思う。
気分的には☆5つなんだけど、2巻めということでちょっと自分の中で慣れが出てしまったように思うので、この☆の数です。
・ネットで購入されるかたのために。この巻の表紙には、WOMEN'S COVERとMEN'S COVERがあるけど、本日(2.17)現在、ブクログではウィメンズの書影、Amazon.co.jpではメンズの書影が表示されているので、発作的にポチしてしまうと、在庫状況によってどちらが届くのかわからないという事態になる。気にされるかたは、可能であれば、注文するときにどちらのカバーの版が欲しいのか、指定して買うのもいいのではないかと思う。ちなみに、“THE SARTORIALIST”のサイトでは、注文の時点で指定できますが、送料等にご留意。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
被写体が正面向いていない方が好みかも、周りの空気感をも纏ってる。
Vol.1と比較して、スマホやタバコをつかむ手、靴などに意識がいってた気がする。