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- Amazon.co.jp ・洋書 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9780802141170
感想・レビュー・書評
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今4回目を読み終わった。
その前までの彼の作品と比べて、少し前向き。
話がインディアン保留区からSeattleに移り、いろんなエスニシティーが入り混じる。
短編集だが、その中でもすきなのが、
The search engineというある詩人を追い求める女子大生の話と、
Do you know where I am? というある秘密を持った夫婦の話と、
What you Pawn I will Redeem というホームレスの祖母の宝物を取りかえす話。
どれも境遇は違うけど、共感できる。
私がAlexieが好きなのは、全くわからない文化圏のStruggleとその答えを描こうとするところ。読んでると、ほんとにわからない。何の話なのか、インディアンの中でしかわからないジョーク。何度も読んで初めて、そしていろんな人と話した後にまた戻って読み直すと、「ああぁ、こういうことだったのか」と発見がある。
そして、価値感や時間の流れが違う。
自分の判断基準を、すこしずらしてくれる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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