How Starbucks Saved My Life: A Son of Privilege Learns to Live Like Everyone Else
- Gotham (2008年9月2日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9781592404049
感想・レビュー・書評
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yl5.8
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仕事一筋のエリート営業マンがどん底からのスターバックスで学んでいくストーリー
スターバックス好きなら勉強になるし、面白いと思う。
主人公が環境の変化、価値観の変化に戸惑いながら成長していく話。
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第4回アワヒニビブリオバトル「珈琲」で紹介された本です。
発表は日本語版
2015.09.09 -
どんな話か知らず、特に期待もせず、薄くて読みやすいというだけで読み始めたのですが、意外な拾いものだった。
けっこう感動した。
著者は裕福な家庭に育ち、イエール卒で、強力なコネにより、就職活動なしで一流広告代理店に入社し、そのまま順調に重役へ、という、アメリカの白人支配層の典型のような人物。
しかし、自身が会社に誘い入れた30代の女性が気づいたら上司になり、やがて彼女からまさかのクビを言い渡されてしまう。
しかもいろいろあって離婚、いつの間にか破産寸前に追い込まれる。
そんな折、たまたま入ったスタバがリクルートフェアをやっていたことから、スタバに入社することになり、、、という53歳にして人生をやりなおす物語。
こうして要約すると、ふーん、という感じですが、実際に自分が一流企業で役員まで勤め上げた後、いきなり食い詰めてコーヒーチェーンで額に汗して働く、、、、って、かなり勇気がいることだと思う。
自分の価値観、アイデンティティ、プライド、あらゆる鎧をすべて捨てなくてはいけない。
私がこれまで見てきた一流企業の役員クラスのおっさん達で、そういうことが出来そうな人ってまずいない気がするなぁ・・・。体力的に、ではなく、プライド的に。
スタバの帽子かぶってですよ?
ダブル・トール・スキム・モカ!とかオーダーを復唱してる姿、想像できます?
でも、この著者は本当に偉い。
スタバで働くことになったとき、必然的に自身の無意識のエリート意識と向き合うことになるのだが、これまでの傲慢さを素直に省み、自分がいかに無知だったかを認め、新しく見えてきた世界のすべてから学ぼうとする。
そのけなげな姿、尊敬せずにはいられなかった。
読みながら、著者のことを本気で応援していた。
レジに立つ自信がなくて、おびえて掃除に逃げる姿には、共感しまくった。
私はこの著者と違って飲食店のバイトの経験はあるけど、それでも、今、若い子に混じってスタバで行列の出来ているレジに立ってみろと言われたら、絶対、同じようにビビりまくる自信あります。
そもそも私はスタバは大嫌いだが(どの店に行ってもやたら混んでいて、席も狭くて隣との間隔が近いしで、単純に全くリラックスできないから)、でもこの本を読むとスタバのファンになりそうだった。
パートタイマーでも、健康保険がつくってすごい。
それだけで、いやはや、素晴らしい会社だね、と思った。日本では制度がまた違うかもしれないけど。
ところで、イエールの「スカル&ボーンズ」って、なんかすごいのね。初めて知ったけど。
著者もそのつながりで就職活動経験なし、とあって、なにそれ!とWikiを読みふけってしまった。 -
I believe people can reborn through their hard time. After that we find what is happiness in our own lives.
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他人をリスペクトすることが、自分にとってももちろんだけど、それが他人にとっても重要なのは、リスペクトされていないという気持ちは非常にネガティブな感情で不満や怒りの温床になるからだからなんだなと思った。だから家庭や職場や社会にはリスペクトが不可欠なんだな。
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自分が愛せる人生を歩めっていう言葉を具体的にわかりやすく教えてくれる、あったかい本
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How Starbucks Saved My Life
-Michael Gates Gill-
the author taught me many things, for example, the best presentation is "KISS", the (funny) origin of the name "Starbucks". We should ①leap with fear
②look others with respect
and ③Listen to my(your) heart to find true happiness.
Thank you Mr.Gill. Somemay I wanna have your coffee at Starbucks Coffee☕️
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Ivy League出身、有名広告代理店の重役、家庭持ち。まさに全てを持っていた著者が、50代半ばに仕事も家庭も失う。ある出会いからスタバで働くことになるが、上司も同僚も年下。今までと異なる職場環境に慣れていこうとする著者の行動に心打たれた。ここまで新しい環境になれようとする50代の男性っているのか?! 著者とスタバスタッフ互いにgive&takeし合ってるのも良き。
著者がスタバでの上司にプレゼンのコツを伝授したり、コーヒーセミナーで客に“Starbucks"の名前の由来をおもしろおかしく話してたり、そういうところはさすが仕事経験豊富な人だなぁと!レジ打ちを嫌がるところには、クスッとしてしまいました。笑
50代からでも立ち直れる。20代の私、まだまだこれから!ですかね。
後書きに書かれてる言葉がこれまたいいです。 -
Mikeは有名な広告代理店の幹部だったが、上司が替わり53歳でクビになった。その後自分で広告代理店を経営したりしていたが、だんだんと顧客がつかなくなり、とうとう健康保険を買えなくくなるほど困窮してしまった。そして仕事が無いときに不倫をして子供ができ、離婚して大きな邸宅を元妻に譲ったため住むところにも困っていた。そんなある日Startbucksで求人のメモを見て、黒人の女性店長に仕事をもらえないだろうかと尋ねた。ここからMikeの人生が変わっていく。若い黒人のスタッフばかりの中で初老の白人のMikeが仕事を覚えていく様子が描かれている。Yale大学をでてエリートだった彼の住む世界と同僚の若い黒人達が住む世界の違いが分かる。
現在の話の合間に過去のMikeが若いときの出来事が挟み込まれている。Hemingwayに会ったり、Queen Elizabethのお茶会に出たり、Jacqueline Kennedyに解説したり、世界的大企業のトップにプレゼンしたりする。その頃の彼の境遇と現在の彼の境遇があまりにも違っている。自業自得であるところもあるが、年寄りには厳しい米国社会の一面もうかがえる。 -
ニューヨーカーの作家の息子として比較的裕福に育ち、広告業界でがむしゃらに働いて地位を得た著者の転落と、スターバックスと素晴らしい仲間たちとの出会いを通じて、働くことの意味、幸せの意味を発見していく再生の物語。感動しました。