Lonely Planet Japan

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (878ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781742204147

感想・レビュー・書評

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  • 例えば、既に国内旅行の行き先が決まっているなら、観光地別に多く刊行されている『るるぶ』や『まっぷる』などのシリーズから適切なものを選んで購入すればいいだろう。
    この『ロンリー・プラネット』はガイドブックでありながら、他とは違った楽しみを与えてくれる本だ。
    そもそも「日本」全体を扱うガイドブックは、(当たり前かもしれないが)日本語では存在しない。
    自動車で(あるいは青春18きっぷを使って)移動しながら複数の街を順に訪れる場合、全国の主要観光地の情報が網羅的にコンパクトにまとめられている本書は、色々と参考になる。
    また、どこにも行く予定がないとしても、自宅にいながら本書を読み込んでいけば、全国にどのように観光地が分布しているのか、その見取り図が得られる。
    これを読むと、日本に住んでいるにもかかわらず実は日本について知らないことも多いのだと再認識させられる。

    東京や京都といった外国人が多く訪れる観光地については紙面もそれなりに割かれており、多くの情報が載せられている。
    他方で、(例えば水戸や盛岡、松本のような)地方都市についてはそれぞれ数ページにとどまっている。
    しかしこれは物足りなさを感じさせるものではなく、逆に必要最低限の情報がコンパクトにまとまっていて分かりやすい(そもそも、特定の観光地についての詳しい情報を求めるなら、本書ではなく他の日本語ガイドブックを購入したほうが良い)。
    なんとなく週末どこかに遊びに行きたいがどこへ行くか決めかねているときなど、本書を開いてみるとよいだろう。

    興味深いのは、コラム欄である。
    ここでは外国人の目から見た日本について書かれており、日本人の私には当たり前のことでも外国人には奇異に映るものがあるのだ、と認識させられた。
    ここでコラム内容の一例をあげてみよう。

    「日本での運転:〔…〕いくつか注意しなければならないことがある。〔…〕日本人ドライバーの中には、信号で停まったり交差点に差し掛かった後になってから、ウインカーを出す人がいるが、これにはイライラさせられる。これは、周囲の人に自分が何をしようとしているのかを『事前に』知らせるという、ウインカーの目的に反するものだ」(p.845)

    「モモタロー、ザ・ピーチ・ボーイ」(p.434)

    「ワビサビ:寿司についている緑色のスパイスのことではない」(p.801)

    ほかにも色々と面白い文章が多く載っているので、実際に手にとって読み込んでいただきたい。

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     https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/168741

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