Do You Think You're Clever?: The Oxford and Cambridge Questions

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781848311329

感想・レビュー・書評

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  •  オックスフォードとケンブリッジの入試の面接で出された、頭の回転の良さを見るため?の60の試験問題と、それに対する著者自身の独自の回答。「正しい答え」というよりはもっとニュートラルで、food for thoghtになるような答え、が示されている。「自分の腎臓を売るのは構わないか」、「幸福とはどういうことか」という倫理の問題から、「宇宙船の中でロウソクを燃やせないのはなぜか」、「なぜ海には塩があるのか」という科学の問題まで、文系から理系まで幅広く扱われている。「地球の裏側まで地面を掘って、その穴に飛び込んだらどうなるか」のような質問は、まるでWhat if?という、ありえないことを真面目に科学的に答える本があるが、それととてもよく似ている。
     英語で読んだが、思っているよりは骨があって、高校生の受験生くらいのレベルとしてちょうど良いのではないかと思った。面白いと思った質問とその答えはいくつもあったけど、「世界政府は可能か」という質問の解答に、オーウェルの『1984』と並んで、Brave New Worldという本が紹介されている。調べると日本語では『すばらしい演奏会』らしい。ディストピア好きなおれとしては読んでみたいと思う。
     『世界一「考えさせられる」入試問題』というタイトルで文庫本の和訳も出ているので、英語の勉強にちょうど良いレベルの本だと思った。(21/09)

  • 武蔵野大学図書館OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153682

  • 人生で初めてと言っていいほど、読了するまでが苦痛で仕方なかった本。

    オックスフォードとケンブリッジ。イギリスの2大大学では、試験の最後は常に面接だそうです。その面接での答え方、頭の使い方を見て、最終的に合格・不合格が決まるそうな。

    この本は、そんなオックスブリッジ面接で実際に使われた質問と答えをまとめた本です、とあったので購入したのです。オックスブリッジを目指すひとやオックスブリッジに合格したひとたちは、一体、緊張するであろう面接時に、どんな答えを弾きだしているのだろうと興味があったので。

    そしたら、蓋を開けたら質問はたしかに面接で使われたものでしたが、答えはすべて著者が書いたものでした。私が興味があったのは、あくまで複数名の答えや複数名の脳みその中身であって、ある特定の人間が、しかも面接でもなんでもない状況下で書いたものにはあまり興味をそそられず。

    奇想天外な質問に、機転を利かせた答えがたくさん載っていて、知識としては楽しいのでしょうが、所詮、ひとりの人間の思考回路を見ているだけだものなと思ってしまってからは、読むのがつまらなくて苦痛でした。

    ただし、回答内容がつまらないというわけではないので、著者自身の思考が好きなひとにはオススメできるかと思います。

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