経験と思想

著者 : 森有正

• 岩波書店 (1977年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[muelibraryさんの感想 · 2014年10月20日]

Q:あなたに足りないものは何ですか？
A:私に足りないものは経験です！
Q:あなたにとって「経験」って何ですか？
もしも今あなたが「経験」とは何か答えられなければ、決して「経験」を積むことはできません。
そんなあなたを救ってくれる”本”があるとしたら、それはこの「経験と思想」でしょう

http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=163871

著者プロフィール

1911年東京に生れる。1938年東京大学仏文科卒業、卒業論文はパスカル。その後同大助教授をへて、1950年8月、戦後初のフランス政府給費留学生として渡仏。この時以降、一時的な帰国をのぞき、日本に戻ることはなかった。パリでは国立東洋語学校およぴソルポンヌで日本語、日本文学を講じ、1972年からはパリ大学都市日本館の館長をつとめた。『バピロンの流れのほとりにて』をはじめとする一連の著作は、経験と思索を独自の言語表現にまで高めたものである。1976年10月18日、パリで逝去。著書は『森有正全集』（全14巻・別巻1、筑摩書房、1978-82）にほぼ収められている。訳書にはデカルト『真理の探究』、バスカル『幾何学的精神』（ともに創元社、1947）、アラン『わが思索のあと』（思索社、1949）ほかがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」