- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000010771
作品紹介・あらすじ
舞台は、第二次大戦下、イングランド北東部の小さな港町-貨物船がUボートに撃沈されるのを見たチャスは、翌朝、砂浜で発信器らしきものを発見する。友人たちと興味半分で始めたスパイさがしは、しだいに深刻な事態に…。カーネギー賞受賞作『"機関銃要塞"の少年たち』のチャス・マッギルと幼なじみが十六歳になって登場。本邦初訳。
感想・レビュー・書評
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池澤夏樹の書評集の紹介で知って読みました。宮崎駿が愛した作家で、挿絵や表紙を彼が描いています。
イギリスの児童文学だそうです。中学生くらいの少年二人と少女二人の活躍です。第二次大戦中、ドイツの空爆とUボートの攻撃にさらされているイギリスの港町のお話。
感想はブログに書きました。できれば、そちらを覗いてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202312170000/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
池澤夏樹・春菜の父娘対談『ぜんぶ本の話』で評判の高かった児童文学です。第二次大戦下のイングランド北東部の小さな港町を舞台に、16才の少年(チャス・マッギル)と幼なじみの仲間たちが、ドイツのスパイ捜しに大人たち顔負けの大活躍を繰り広げるイギリス伝統の冒険小説です。登場する人物の一人ひとりの描写が、繊細かつ骨太に表現された格調ある物語となっており、大人にも読み応えのある作品でした。名翻訳に併せた宮崎駿の挿絵が際立っています。
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うーん
ウェストールは評価も高いし、「そっか」と思うところも多いのだけれど、読みにくいなあと思っている。
この時期、戦争を取り扱った本を子どもたちが読んでくれるといいのだけれど。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99136015 -
1943年、第二次大戦下のイングランド北東部の港町を舞台に、ナチスのスパイさがしをする少年たちのお話。少年少女の冒険というには危険すぎ、当時の社会情勢の描写もあって、中盤からはハラハラしながら読んだ。タイトルは、シェイクスピアの戯曲『テンペスト』の詩から、変わってしまうもの、信用をおけないものに気づく主人公の成長を象徴しているようだ。水深の五尋は約9mか。
世界の信じられなさの中でラストの父親の変わらなさが何ともかっこいい。
恋のゆくえや少年たちの悪ふざけや冗談など、児童書らしさも感じられたが、逆にそうした描写についていけない自分の年齢的な(?)もどかしさを感じた。
表紙や挿絵は宮崎駿によるもの、だから読みたいと思ったわけではないが、ウェストールを読んでみる理由が自分でも分かっていないということは、そうした話題に引っかかったのかもしれない。
19-52 -
これは面白かった。チャスの成長が読んでて胸を打たれる。読んで良かった。
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ミステリーとして、歴史小説として、秀逸。
子供が大人になる、劇的な成長がいとも簡単に、しかし丁寧に描かれている。さっぱり、でも愛を持って書くウェストール、すごい。 -
チャス、セム、オードリ、シーラ・スマイソン
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資料番号:020199725
請求記号:933ウ