- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000014083
感想・レビュー・書評
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かつて愛した人と再び巡り会うために、他人の命としてまた生まれる。そんなことがありうるのか。
ただ、主人公・小山内の前には確かに娘の生まれ変わりとしか思えない少女が現れるのだった。
ただひたすらに肌に合わなかった。瑠璃の想いを純愛とはわたしには思えなくて。
そんなにも深く愛していたならば何故離婚してから関係を深めなかったのか。
とんでもなく年の差がついても、彼の今の人生を思わずに何度でも彼に会いに行くのは何故なのか。
愛はエゴである1面はあると思うけど、エゴが強すぎて心には響かなかった。
愛する彼が死んだ時、瑠璃の転生も終わるのかな。そのとき瑠璃は幸せなんだろうか。 -
直木賞で最近映像化された作品ですが・・・
この人も難読漢字を使いたがるタイプ、しかもフリガナは打たない主義らしい
読む方からすれば、いやな人です
序盤は興味を引かれたのですが、中盤あたりで止めようか悩むくらい私には合わない本でした
こういうタイプの話なら、もっと上手に描いたものがあるし、結局何が一番言いたかったのか分かりませんでした
人への執着はあるのに、生への執着は感じられないというチグハグ感
「前世を記憶する子どもたち」は読んだことがないけれど、「繰り返しの子」なんて存在して欲しくない・・・ -
直木賞受賞作品です。図書館で順番待ちしていました。
大好きだった人と再開するために、亡くなった女性が何度も生まれ変わりを繰り返すという純愛小説、なんでしょうかね?
随分くだらない作品が受賞したな、とちょっとびっくりしました。
既婚のおばさんが大学生と不倫関係になり、さあこれから盛り上がるぞって時に死んでしまったのだから未練は残るのでしょうけど、転生して、でも再開する前に死んで、また転生して・・・って。
一度目の記憶を、2度3度目の転生した子に引き継ぐっていうのもご都合主義だし、そもそも本来の子の人格を奪ってるんだから悪霊だね。
でもなぜ何度も早世するの?悪霊は寿命が短いのかしら。
半端に純愛ぶってないで、潔く瑠璃を本当の悪霊にしてすっぱりホラー小説に舵を切った方がよかったのでは?(苦笑) -
共感する事は出来ませんでした。
ワガママな思いが強い気がしちゃいます。
月の満ち欠け。
月の重力によって海の満ち引きがある様に。
感情の起伏。
いい事もそうでない事も。
思い描くと言うこれからをみて歩んでいきたい。 -
映画化され、話題になったので読んでみた。
「生まれ変わり」がテーマの小説。時系列を辿るのが少し難しく、行ったり来たりすることもあったが、最後の方は、「こういうことか…」と。でも少々こじつけ的な感じがした。本当に愛する人と出会い、愛を育むことの大切さを描きたかったのか? -
「ちょっと死んでくる」
全く怖くないホラー小説みたい。 -
今年(2022年)の12月に大泉洋、有村架純らで映画されると云うことで読んでみた。ダメ、私の貧相な頭では何がなんやら分からない。作者の作品を読むのは4作目だが、いつも似たような感想になってしまう。この話をちゃんと理解できる人は凄いと思う。私にはその気力さえない